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軍事基地運営シム『One Military Camp』―ブラック・サバスの「War Pigs」がきっかけで軍隊がテーマに【開発者インタビュー】

キャンペーンモードは完成し、ほとんどのゲームシステムもすでに搭載されています。

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軍事基地運営シム『One Military Camp』―ブラック・サバスの「War Pigs」がきっかけで軍隊がテーマに【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Abylight Barcelona開発、PC向けに3月3日に早期アクセスが開始された軍事基地運営シミュレーション『One Military Camp』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、占領されてしまった土地を取り返すため、軍事基地を運営するシミュレーションゲーム。新兵を雇用し訓練させる他、様々な施設の建設や資源の管理なども必要になってきます。軍隊がテーマですが、暴力表現などは一切ないのが特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。

『One Military Camp』は、2,800円で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

DavidAbylightチームの一人、Davidです。ゲーム業界では24年以上仕事をしています。私は『メタルギアソリッド3』、リードデザイナーのMiguel García Corcheroは『Mass Effect』シリーズが一番好きで、CEOのEvaが一番好きなのはスーパーファミコンの『スーパーマリオワールド』ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですが?

DavidPrison Tycoon: Under New Management』の開発終了後、私たちはこのジャンルでより先進的かつ独自性の強い新作を作るための経験と知識を得ることができました。軍隊をテーマにするというのは、ブラック・サバスの「War Pigs」というロックソングがきっかけです。本作には、私たちがストラテジーゲームとシミュレーションゲームに求めているものすべてを盛り込むこととしました。

――本作の特徴を教えてください。

David本作は他の作品とはまったく異なるマネジメントシミュレーションです。軍事基地が舞台ですが、暴力表現は一切なく、代わりに風変わりなユーモアが満載となっています。プレイヤーは新兵を雇用し訓練することで、それぞれの兵士に愛着を持つことができますし、ディテールまで描き込まれたグラフィックやアニメーションを楽しんだり、様々なカスタム要素で自分だけの施設を作ったりすることもできるのです。本作はコミュニティの力を借りながら開発を行なっています。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Davidもちろん、すべてのストラテジーゲームファン、シミュレーションゲームファンの方々には楽しんでいただけるでしょう。しかし、本作は簡単に始められますので、まったくのジャンル初心者でも本作の奥深さを楽しんでいただけると思っています。本作にはたくさんのユーモアとゲームや映画を元ネタにしたものが含まれていますよ。また、本作のグラフィックやキャラクターは若い層に楽しんでいただけるのではないでしょうか。

――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか?今後どのような要素が追加されるのですか?

David9月には正式リリースを予定しています。3月中にSteam Deckのサポートをし、「強化ミッション(リアルタイムの判断が必要になるもの)」と「自給自足」を追加する予定です。4月には「サンドボックスモード」を追加し、5月には「基地マスコット」と新たなアクセシビリティ要素、6月にはカスタマイズ(と初めての夏イベント)、7月にはTwitch機能…

そして何より、コーデックス、新たなゲームイベント、非同期のマルチプレイヤーモード、レベルアップのアップデート、そして新たな言語の追加を計画しています。

――早期アクセスとしてリリースしてみた感想を聞かせてください。

David正しい選択だったと思っています。キャンペーンモードは完成し(100以上のミッション)、ほとんどのゲームシステムはすでに搭載されていますが、私たちは早期アクセスでのリリースを決断しました。サンドボックスモードやマスコット、新たなバイオーム、チャレンジモード、強化ミッションなど、まだまだとても多くの要素を追加したいと思っていたからです。私たちは本作を、私たちが夢見ていたゲームにしたいと思っているのです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Davidもちろんです。開発チームは『テーマホスピタル』『Anno』シリーズ、『Hogs of War』のような名作ゲーム、「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」や「フルメタル・ジャケット」のような名作映画、そしてブラック・サバスの「War Pigs」のようなロックソングからも影響を受けました。本作をプレイすれば、様々な元ネタに気が付きますよ。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Davidはい、日本語対応は(他の多くの言語を含め)早期アクセス中に計画されています。プロのローカライズを行いますが、コミュニティには誤訳探しのお手伝いをしていただきたいと思っています。ぜひ私たちのDiscordコミュニティに参加し、本作の開発を手助けしていただけると嬉しいです。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

David開発チームメンバーのほとんどが、スペインの様々な都市や、イギリス、アイルランド、ウクライナ、アルゼンチン、フィリピン、と言った様々な国からリモートで開発を行なっています。私たちはどんな状況でも大丈夫なよう、チームを上手くまとめ上げることができました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Davidはい、私たちAbylightはコンテンツクリエイターの方たちの作品が大好きですし、敬意を払っています。本作をプレイする上で目にすることになる様々な基地やクレイジーなシチュエーションを見るのは、私たちも大好きです。ぜひ皆さんのベストデザインやお気に入りの新兵たちを見せてくださいね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

David本作を遊んでいただき、ありがとうございます。本作はコミュニティの助けがあって作られているゲームです。ぜひプレイを楽しみ、そしてより良い作品にする手助けをしていただけると嬉しいです。ご意見やアイデアはDiscordかSteamフォーラムでお知らせください。また、ポジティブなレビューを書いていただけると本作開発継続の力になりますので、よろしくお願いいたします。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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