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ホテル改装運営シム『Hotel Renovator』2,000種以上のアイテムで自身のセンスを活かした5つ星ホテルが目指せる【特選レポ】

祖父から継いだオンボロホテルを大改装!目指せ5つ星の名物ホテル!

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ホテル改装運営シム『Hotel Renovator』2,000種以上のアイテムで自身のセンスを活かした5つ星ホテルが目指せる【特選レポ】
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Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。

その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。

今回取り上げるのは、「自身のセンスを活かして目指せ5つ星ホテル!組み合わせ無限大の内装設定」「スキルを取得してよりスムーズな運営を!ルームサービスや掃除ロボなどのスキル要素」などが魅力の、ホテル改装運営シム『Hotel Renovator』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。

『Hotel Renovator』とは

本作は2023年3月8日に発売されたホテル改装運営シムです。

祖父から人と車が行き交う活気あふれる町中に建つとあるホテルを譲り受けた主人公でしたが、一歩入り口に足を踏み入れた先で目にしたのは、目も当てられないほどの悲惨な光景でした。

朽ちかけの家具があちこちに転がり、壁紙はどこも剥がれかけ。ホテルとして運営するためには、まず一切合切を片付けて、内装一式を揃える必要がありそうです。

本作では、プレイヤーはホテルの支配人として運営に関わる全てを取り仕切ることとなります。でも泊まれる部屋がないとホテルとはいえませんから、まずは目の前の惨状をどうにかしないといけません。

荒れ果てた室内を片付けて、壁紙を張り替えて、天井も綺麗に塗り上げて。寝台もバスタブもシンクも棚も、自由自在に配置することができますから、自身のセンスを信じて仕上げていきましょう。

部屋の用意ができれば、次はお客の相手です。紛失物の対応から宿泊後の掃除まで何かと忙しいですが、快適なひと時を過ごしてもらうためにも、お客の様々な注文に応えるのは支配人の務めですからね。

道のりは長いですが、頑張って夢の5つ星ホテルを目指しましょう!

ステキポインツその1!「自身のセンスを活かして目指せ5つ星ホテル!組み合わせ無限大の内装設定」

本作では多種多様な内装や家具を組み合わせて室内に配置することが可能です。そのアイテム数はなんと2,000種類以上!壁紙からカーテン、寝台からクローゼットに至るまで、色々なアイテムを組み合わせることができます。

1回に1巻使っても大丈夫!これぞ日本の誇るOMOTENASHIの心です

流石に寝台がないホテルに泊まるとなると少し悲しくなるかもしれませんが、同じぐらい悲しくなるのは歯ブラシなどのアメニティグッズがないホテルでしょう。バスタブにはタオルを掛けて、シンク周りには歯ブラシや石鹸を。こうした小物は物理演算つきですから、色々遊ぶこともできますよ。

注文の多い客その1。あんまり煩いと追加料金取るぞ!

宿泊客によっては、キャンドル多めとか暗めがいいとか、細かい注文を付けてくることもありますが、ここは未来の5つ星ホテルですから極力要望には応えるようにしないといけませんね。

とにもかくにも宿泊客の快適さが最優先です。お客の要望に真摯に応えれば、きっと結果は返ってくるはずです。

ステキポインツその2!「スキルを取得してより円滑な運営を!ルームサービスや掃除ロボなどのスキル要素」

バーベル振り回して改装作業中。これ、ほんとに支配人の仕事なの?業者入れないの?

部屋数が1部屋2部屋程度であれば、支配人自身が宿泊後の部屋の掃除から何から行っていてもいいでしょう。ですが、規模が拡大していくととても手が回らなくなるのは目に見えています。

それに部屋の改装も、バーベル振り回してちまちま進める暇も無くなりそうです。こういうときにこそお金の力に頼るほかありません。

スキルはストーリーを進めると解禁されていきます。もちろん導入費用が必要ですけどね。

本作ではストーリーを進めていけば、様々な効果を発揮するスキルを取得することが可能です。部屋の改装時に役立つハンマーやダイナマイト、部屋の清潔度を保ってくれるルームサービスやお掃除ロボなど、どれも運営を円滑に進める上で強力なものばかりです。

解禁され次第、どんどん取得していきましょう。そのためにも事前に必要な分の資金は貯めておきたいところです。

プレイヤーのセンスを思う存分発揮できる内装デザインが面白い本作。自分の好きな色1色に染め上げるも良し、同じメーカーの家具で統一感を出すも良しとこだわりの1部屋を用意することができます。

それに小物の物理演算で遊ぶのも面白いですよ。シンクの縁ギリギリにコップを並べてみたり、ホルダーの中に歯ブラシを目一杯突っ込んでみたり。こういう暇な遊びでも楽しめるゲームこそ良作であると、私は確信しています。

空っぽの宝箱。バーベルで遊んでいたら中身を壊してしまったのです。

ただ、ちょっとバグが散見されるのが少し残念な点でもあります。例えばストーリー中で祖父の残した宝箱の中から特殊なアイテムを回収するというシーンがあるのですが、他のアイテム同様に中身をバールで叩き壊したせいで詰みました。オートセーブなので前からやり直すというのもできずに完全に、です。

それに、内装にしてももう少しアイテムごとに差別化が欲しいかなと思います。具体的には「美観」や「汚れやすさ」といったパラメータがないので、どれを配置しても同じという点が少し物足りなく感じました。あと特定アイテムの組み合わせで特殊ボーナスとかも欲しいですね。こうしたゲーム性に関してはやや薄いなと感じました。

改装時のツールを使用時に溜め押しで広範囲を一括処理できるなど、色々遊ぶ上で簡略化されている部分もありつつ、一方でガイドなどが少々わかりづらいところがあるなど、ちょっと荒削りな部分もあるかなというのが作品の感想となります。

ある程度自分の中でなにかしら楽しみ方を見いだせる人であれば、楽しめる1作ではないかと思います。

  • タイトル:Hotel Renovator

  • 対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年3月8日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:3時間

  • 価格:3,680円(3月17日まで2,944円のセール中)

「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、Steamで注目を集めている新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、GameSpark連載「採れたて!本日のSteam注目ゲーム」から担当ライターが「面白そう!」と独断で決定したものです。性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。
《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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