燃える母艦、暗闇の虚空に瞬くレーザー…これは宇宙のオープンワールドフライト『ディアブロ』だ―5000件超のレビュー“非常に好評”の『EVERSPACE 2』にSFファンも大満足【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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燃える母艦、暗闇の虚空に瞬くレーザー…これは宇宙のオープンワールドフライト『ディアブロ』だ―5000件超のレビュー“非常に好評”の『EVERSPACE 2』にSFファンも大満足【プレイレポ】

本日ご紹介するのはROCKFISH Gamesの『EVERSPACE 2』。UE4を用いて描かれる綺麗で広大な宇宙を自由に飛び回ることができる、そんなオープンワールドスペースRPGです。

連載・特集 プレイレポート
燃える母艦、暗闇の虚空に瞬くレーザー…これは宇宙のオープンワールドフライト『ディアブロ』だ―5000件超のレビュー“非常に好評”の『EVERSPACE 2』にSFファンも大満足【プレイレポ】
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皆さんはSFと言われて何を思い浮かべますか?ジュール・ヴェルヌ?それともアイザック・アシモフとか?あるいは具体的な作品でしょうか?

筆者が初めて触れたSFというのは、自宅にあった「宇宙大作戦」です。確か印象的な赤い年季の入った表紙だったと記憶しています。

スポック副長とドクター・マッコイとの掛け合いやカーク船長の判断力、それに手に汗握る光子魚雷とフェイザー砲での応酬は、10歳にも満たない子ども心にも強い印象を残すとともに、遥か遠い宇宙に想いを馳せるキッカケとなったのです。

本日ご紹介するのは、長きにわたる早期アクセスを終え、正式版が配信されたばかりのROCKFISH Gamesのハクスラ宇宙フライトRPG『EVERSPACE 2』です。

舞台となるのは地球を遠く離れた「クラスター34」宙域。「オッカー」と称される爬虫類型宇宙人と、恒星間航行技術を獲得した人類との遭遇から発展したかつての戦争は、有人惑星の破壊とその余波により未曾有の被害を生じさせた後に停戦となりました。

以降、非武装地帯として人類側の軍隊である「コロニアル艦隊」は当該宙域への進入を原則禁止とされ、オッカーの管理下に置かれたこの宙域では、海賊などのアウトローと採掘などを主に手掛ける企業などが入り混じる混沌とした宙域となっています。

そして、本作ではこのクラスター34宙域を舞台に、主人公で元クローンパイロットであるアダムを操作して、宙域の探検や各勢力からの依頼の達成、より強力な装備の追求などを行うこととなります。

広大なオープンワールドの宇宙を飛び回りながら、時に静かに漂う巨大艦船の残骸を探検し、時に群がる宇宙海賊を鎧袖一触とばかりに掃除する。あるいは小遣い稼ぎに企業の輸送船を軽く沈めてみたり。愛機一つで自由に振る舞うその姿はまるでSF作品の賞金稼ぎのようにも思えます。

各種装備はレア度に応じて特殊効果が付与され、性能自体もアイテムレベルによって変化します。より強力な装備を追い求めるハクスラ要素といったゲーム性もさることながら、「Unreal Engine 4」を用いて描かれるグラフィックも魅力的で、飛び交うレーザーやブラスターの煌めきに、辺りを紅蓮に染め上げつつ火の手を上げながら轟沈する母艦の姿も感動モノです。

同様に宇宙を舞台としつつローグライク的要素の強かった前作『EVERSPACE』から、自由度重視のオープンワールドへの華麗な変身を遂げた本作、その内容を軽くお伝えしたいと思います。

「辺りを染めつつ敵母艦が沈む!UE4による感動するほど綺麗なグラフィック」

SF作品にとって、グラフィックは強力なアピールポイントとなります。レーザーを弾いたシールドの残光に、曳光弾の眩しい尾をひきつつ宇宙を切り裂く機銃弾。目の肥えたSFファンは、ちょっとやそっとでは満足してくれません。

本作ではゲームエンジンとして「Unreal Engine 4」が用いられており、非常に綺麗なグラフィックと軽く安定した動作を両立させています。

火の手を上げつつ轟沈する海賊の母艦。その姿を尻目に残敵掃討へと向かいます!

遠くに煌めく機雷の警告灯に、辺りを紅蓮に染め上げて火の手を上げつつ轟沈する母艦。どれもこれも美しく、それでいて軽く安定した動作は非常に快適です。

あるいは大技で派手なエフェクトを纏いつつ、まとわり付く敵を鎧袖一触とばかりに蹴散らしていく様は、グラフィックの美しさと相まって気分爽快。SFファンでも納得の仕上がりとなっています。

「気ままに探検し自在に強化!自由な宇宙がここにある!」

本作同様に宇宙を舞台としつつ、ローグライク的要素の強かった前作『EVERSPACE』から一変し、本作は広大な宇宙を自由に飛び回るオープンワールド作品となっています。

かつての戦争の爪痕が、無数のアステロイドと船舶の残骸として残っています。

舞台となる「クラスター34」宙域には、かつての戦争の爪痕というべき巨大船舶の残骸や資源豊富なアステロイドなどが存在し、またそれらデブリの間隙を縫って宇宙海賊などのアウトローに企業の輸送船などが行き交う場ともなっています。

この広い宇宙で自由気ままに振る舞えることこそ、本作の魅力となっています。

宇宙機雷を爆破しての掃海作業。近距離武器での作業は事故の元ですよ。

今なお静かに漂う残骸に残る高価で強力なアイテムを漁ってみたり、アステロイドでは露出した鉱床を採掘してみたり。あるいは襲いかかる宇宙海賊を軽くいなしつつ、小遣い稼ぎに企業の輸送船にちょっかいを掛けてみてももちろん構いません。

もちろん、多少つまらなくとも勢力からの依頼をこなしてまっとうな生き方を満喫してもいいでしょう。

広い宇宙で自由に過ごす。まるでSF作品の賞金稼ぎのような生活を、本作では思う存分楽しむことができます。

自身が滞在する隠れ家を秘匿するために、壊れたジャマーを修理中。ミッションのガイドも分かりやすくてGoodです。

UE4による綺麗なグラフィックとオープンワールドらしい自由度の高さが魅力の本作。ですが、ほかにも色々オススメポイントは盛り沢山です。

武器種の豊富さもさることながら、レア度やアイテムレベルの存在が探検をより魅力的なものにしてくれます!

例えば、装備のハクスラ要素。レア度に応じた特殊効果の付与やアイテムレベルによる性能変化などは、それだけでもアイテムハントのモチベーションに繋がりますし、様々な特殊効果を有するスキルとのシナジーを考えるのも非常に面白いです。

また、機体自体の強化に加えパークによる強化などのやりこみ要素も魅力的です。防御力か火力か、それとも機動力か。何を優先するかはプレイヤー次第ですよ。

本作の問題を強いて言えば、ローグライクからオープンワールドへという、前作からの大幅なゲームデザインの変更です。かつてオープンワールド宇宙モノの『Galaxy on Fire』シリーズを手掛けていたチームから独立した開発の経歴的には正しく先祖返りであったとしても、前作のファンが本作も引き続き楽しめるかは正直保証しかねるのが残念ではあります。ですが、本作は本作で楽しめる点やオススメポイントが盛り沢山ですから、ぜひ一度試していただければと思います。

スパくんのひとこと

綺麗なグラフィックに要注目な、広い宇宙を自由に飛び回るSF系オープンワールドスパ。刺さる人には刺さる1作スパ!…ところでここどこスパ?ヒッチハイクしていたらスタッシュに突っ込まれたスパ。通りがかる人もなぜかみんな悲しそうにそっ閉じするスパ。でも、ここも案外快適、住めば都スパ!

  • タイトル:EVERSPACE 2

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年4月7日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:4時間

  • 価格:5,900円(4月14日までリリース記念セールにつき5,310円)

《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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