国立故宮博物院
台湾に行ったなら絶対に行くべき観光スポット。歴史に翻弄されたお宝の数々が並ぶ世界一の中国美術工芸コレクションとして名高く、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つにも数えられています。
日本でも知っている人が多いのは玉石彫刻の「翠玉白菜」と「肉形石」でしょうか(訪れた時は白菜は出張中で見ることが叶いませんでした)。
それ以外にも、3代かかって完成させるという清代の象牙の透かし彫りコレクション、獣に似せた3本足に楕円形のカメ型という西周晩期の青銅器の特徴を表した「毛公鼎」など、1日かかっても見終わらないし、季節ごとに宝物庫から展示内容を入れ替えるので何度でも足を運ぶ価値があります。
そんな国立故宮博物院の4Fにはレストランがあり、ランチタイムに訪れました。
和牛牛肉麺(520台湾ドル)、紅焼牛肉麺(390台湾ドル)、佛跳牆スープ+ライス(350台湾ドル)、魯肉飯+きのこスープ(350台湾ドル)から選べました。台湾グルメといえば、牛肉麺が真っ先に上がりますが、屋台で食べると100台湾ドルくらいなので結構高めだと言えますね。
筆者は紅焼牛肉麺を選びました。現地の若い方に聞くと、牛肉麺はどこでも食べられるだけに当たり外れが多く、お手頃価格にしろ、高級価格にしろ、若い方は意外と食べないらしいです。もし読者の皆さまが台湾に行かれる際は、ぜひ一度は紅焼牛肉麺を食べてほしいです。麺のもちもちした食感はあっさり系。スープは香辛料ベースで辛いのですがけど、日本のとんこつラーメンや二郎系ラーメンと比べると優しく感じられます。
ちなみに、国立故宮博物院の下には「至義園」という入場無料の庭園があり、新緑に囲まれて落ち着ける空間が広がっていました。
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