昨年8月に取り上げた、“レンガ化”したヴィンテージの任天堂製トランプの購入者で、ゲーム会社となる以前の任天堂製品を紹介する海外ブログ「before Mario」を運営するErik Voskuil氏が、その後のエピソードを記したブログを投稿しました。
災い転じて福と為す?メディアでの拡散が功を奏す
昨年8月、Voskuil氏は1950年代の任天堂製トランプ「Souvenir Kyoto Playing Cards」を入手したものの、その中身は経年劣化と湿気によって一体化し、まるでレンガのようになっていました。20年以上に渡り探し求めた品が目の前にありながら、その価値ある姿を拝めないという悲劇に見舞われたVoskuil氏でしたが、エピソードがメディアに大きく取り上げられた甲斐あってか、数か月のうちに2人の人物から新たに2つのトランプが送られたといいます。一つは遺品整理市で見つけられたものだといい、もう一つは空き家から発見された物だったそうです。
どちらも開封部を除いてシュリンクフィルムが残っているほど状態が非常によく、片方には外箱に取り付けられたサンプルカードも付属していました。また、今回送られてきたセットも前回と同じく、赤裏と青裏それぞれ1セットずつの物であるという幸運にも恵まれています。
終わり良ければすべて良し!価値ある絵柄はブログで閲覧可能
Voskuil氏は今回のエピソードについて「私が見つけたのではなくカードが私を見つけてくれたと言えるでしょう」と喜びを露わにし、「終わり良ければすべて良し!」と締めくくっています。もちろん今回送られた2セットには“レンガ化”の兆候は見られず、中の絵柄を問題なく確認できたようです。価値あるその絵柄の数々は投稿されたブログにアップされているため興味を持たれた方は鑑賞してみてはいかがでしょうか。