“懐かしのテイスト”にローグライクを加えた『Wargroove 2』!「定番を遊びつくす」気概が見える戦術シミュレーション【BitSummit Let’s Go!!】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“懐かしのテイスト”にローグライクを加えた『Wargroove 2』!「定番を遊びつくす」気概が見える戦術シミュレーション【BitSummit Let’s Go!!】

ナディアの笑みが豪快かつ可愛らしくて印象的です。

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“懐かしのテイスト”にローグライクを加えた『Wargroove 2』!「定番を遊びつくす」気概が見える戦術シミュレーション【BitSummit Let’s Go!!】
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7月14日から開催されている「BitSummit Let's Go!!」では今年4月に10周年を迎えた「架け橋ゲームズ」もブースを出展し、同社がパブリッシングをサポートしているインディーゲーム『Wargroove 2』も試遊可能となっていました。本記事では『Wargroove』の続編となる本作の試遊レポをお届けしていきます。

『Wargroove』は昔の『ファイアーエムブレム』や『ファミコンウォーズ』を思わせるドットで構成されたシミュレーションゲーム。続編となる今作でもそのテイストは変わっておらず、新たなキャラやローグライク要素のある「コンクエストモード」などを引っ提げての登場です。試遊ではそんなコンクエストモードがプレイ可能。レトロな雰囲気と新しさが交わう本モードを、僅かな時間ではありますが実際にプレイしてきました。

◆ド定番が誉め言葉!? “ローグライクな新モード”コンクエストモードに期待大!

本モードはローグライクとあってか、ストーリーもざっくり。戦乱が止んだオーラニア大陸で「コンクエスト・ゲーム」が開催されているという内容です。キャラたちも必要最低限なセリフとあって、ドット絵な雰囲気にマッチした良い味を醸し出しています。

スタートすると早速チュートリアル。改めてとなりますが、本作は昔のシミュレーションをオマージュした一作です。本シリーズファンが求めているであろう「懐かしいシミュレーションをプレイしたい!」な欲求を存分に満たしてくれそうな“定番”が良い感じ……おそらく、本作に限っては「どこかで見た」「やったことある」が誉め言葉になるのではないでしょうか。

バトルはターンごとにユニットを進めて戦っていくという“定番な内容”で、戦闘シーンはわちゃわちゃとしたドット絵での削りあい。司令官は通常ユニットと違って強力ですが、一般兵士の方が戦局としての重要性は高そうな感じです。

コンクエストモードでは、初めに選んだ頑強な指令官とモブ兵士を使って進んでいくことになります。筆者が選択したのは、笑顔がまぶしい女海賊「ナディア」。火炎放射器でバリバリ敵を燃やす、まさに女傑と言ったテンションがたまりません。敵にやられても、敵を燃やしても楽しそうな表情が可愛らしい。女の子が可愛いと言うニュアンスではなくて「あのおばちゃん可愛らしいよね」なキャラです。

失ったユニットが復活しないことに加えて、ローグライク性が追加されている本モード。時間の都合上遊びこむことはできなかったのですが、加入ユニットのランダム性も踏まえて考えてみると、この先に待ち受けるのは間違いなく消耗戦でしょう。

モブの一体一体を生き残らせることに加え、誰を切り捨てるかなど捨て駒を選ぶ局面も生まれるのではないでしょうか?“懐かし”な雰囲気を持ちつつもローグライクによって何度も挑戦できる楽しさが生まれているかもしれません。

試遊台ではコンクエストモードのみとなっていましたが、メインストーリーはもちろん、前作で用意されていたカスタマイズモードも用意されているとのこと。ストーリーから兵士まで、自由気ままにストーリーが紡げるはずでしょう。大手から出すにはいささか勇気がいりそうなドット絵シミュレーションをとことん遊びつくさせようという気概を感じる一本でした。


『Wargroove 2』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチより2023年発売予定。「懐かしいシミュレーションをプレイしたい!」なユーザーにとことん寄り添って……かつ、ローグライクという新たな楽しさを生み出している一本です。こんなテイストが好きという方は、ぜひチェックしてみてはどうでしょうか?


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《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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