フォトリアルな一人称視点サバイバルホラーADV『Lunacy: Saint Rhodes』ジャンプスケアとゴーストに追い回される恐怖が味える【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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フォトリアルな一人称視点サバイバルホラーADV『Lunacy: Saint Rhodes』ジャンプスケアとゴーストに追い回される恐怖が味える【プレイレポ】

家系の血塗られた過去を解き明かすサバイバルホラーADV『Lunacy: Saint Rhodes』のプレイレポをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
フォトリアルな一人称視点サバイバルホラーADV『Lunacy: Saint Rhodes』ジャンプスケアとゴーストに追い回される恐怖が味える【プレイレポ】
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Lunacy Launch Trailer

パブリッシャーIceberg Interactive/開発Stormling Studiosより、2023年7月28日にPC(Steam)にてリリースされたサバイバルホラーADV『Lunacy: Saint Rhodes』のプレイレポをお届けします。

『Lunacy: Saint Rhodes』とは

本作は、主人公ジョージ・ローズとなり、ローズ家にまつわる血塗られた過去の真相を解き明かすサバイバルホラーADVゲームです。緊張感あふれる音楽や環境音。フォトリアルな一人称視点で展開され、ジャンプスケアとゴーストに追い回される恐怖が味わえます。

薄暗いダイニング

中盤から多少の戦闘的要素はあるものの、基本的にはアイテム探しとパズルがゲームプレイのメインとなっています。館の雰囲気に身の毛がよだつこと必至。操作は他のFPS系アドベンチャーゲームと同様に、ドアや蓋など開閉時はマウスをホールドしながら動かします。

本作の特徴として、恐怖心を煽るグラフィック、ストーリーとマルチエンディングを採用しています。なお、日本語には未対応。それでは、この暑さを吹き飛ばす恐怖体験に身をうずめていきましょう!

『Lunacy: Saint Rhodes』の実内容に迫る!

オープニング、悪夢にうなされ目を覚ますと、殺人課の刑事ロイ・ミラードから電話が掛かってくる場面から物語がはじまります。ロイ刑事の話よれば、主人公がセントローズの町にあるローズ邸の相続人となっており、刑事いわく10年前に調査した事件とその家に何かしらの繋がりがあるという。

どうやら主人公ジョージ・ローズは、その物件自体が初耳な様で、所有権譲渡に関する書類に署名する前に、先ず物件を見学することに。刑事と邸宅前で会うことを約束し物件へ向かいます。

月夜が美しい

道路工事のせいで車を置いて森の中を進むことになった主人公。移動やしゃがみ、インタラクトのやり方などチュートリアルに従いながら、月夜の薄暗い中を懐中電灯で道を照らて進みます。すると直ぐに雨が降り始め、車のフロントウィンドウの様に水滴で視界が悪くなりますが、「スペース」を押すと腕でメガネに付いた水滴を拭うアクションが可能です。

道なりに進んでいくとローズ邸とは別の家が見えてきます。その家の付近でローズ邸に繋がる道が塞がれているため、家の中を通って進むことに。ドアの前は樽や荷物で塞がれ開かないので、周辺を見回すとどうやら窓から入れそうです。

入口が荷物で塞がれいる
ロウソクや暖炉に火が灯っている……

「誰か家にいますか~」と誰もいないことを確認して家を探索しはじめるも、暖炉に薪がくべてあり、どうやら誰かがいた様だ。引き出しを開けたり、置いてあるものを回し見たりしながら探索していると、2階で椅子の上に光る冊子を発見。

重要アイテムは目立つ様に光っています
コレクティブアイテム

手に取ってみるとセントローズの地図を入手しました。他にも近くの椅子の上に置いてあるコレクティブアイテムの十字架をゲット。そしてそこに置いてあるボードには新聞の切り抜きが4つ。どれも行方不明の人間や動物の死骸が謎の死体となって発見されたようです。極めつけは家にあるラジオのチャンネルを回していくと聞こえるこの世のモノとは思えない声……。絶対近づいてはいけないヤバい町というのが明らかに。

点滅するライト

階段を降りていくと急に誰かが扉を叩いており、雷と共にその付近のライトがチカチカと点灯します。雷が収まると、開かなかった扉が半開きになり、裏口から外へ出られるように。人影は既になく……。町自体はそれほど広くはないものの、薄暗いこともあり何処に向かっているのかわからなくなることもしばしば。地図を確認しながら進んでいきます。

ローズ邸前に到着すると、門がワイヤーで固定されており開けられず……他の道を探すことに。少し戻ると物置の中で隠し通路を発見。樽を動かし、しゃがんで通り抜け、遂にローズ邸の敷地内に足を踏み入れました。

ワイヤーカッターが必要なようだ
灯りの付いた物置 誘導がわかりやすい
邪魔な樽を移動

落雷と共に怪しく佇むローズ邸、さっそく中を探索っ!とドアノブに手を伸ばしたものの「Locked!」鍵が閉まっています。素直に入れてくれないのはADVゲームのあるあるといったところでしょうか。

いや、鍵を開けっ放しにしておく主人は居ないか、と思い直して周辺を探索すると庭の奥の方だけ灯りが……。近づいてみると物置があり、しかも植木鉢の中に鍵を発見!インベントリはマウスのスクロールに割り当てられており、入口前で鍵を選択してローズ邸に潜入できました。

奥に灯りがともっている
植木鉢の上に無造作に置かれた鍵を発見

何処へ行き何を行うべきかは、左上のUIに表示されるので目的を見失うことはありません。一部のドアは電気が通らないと開かない様になっているため、先ずは探索して電気を付けることが目的です。周辺を探索していて気づくとでも言いましょうか、小さなスツールが置いてある床の壁際からワラワラと出てくるゴキブリ共……。椅子を移動すると隠し扉を発見。ゴキブリが現れる場所に隠し通路ありといったところでしょうか。

しゃがんで入ると物置の様な小部屋になっており、更にその奥にはワインセラーの様な場所が見えます。乱雑に置かれた箱の下にはクモの巣が。奥の部屋に繋がっており、その箱の下を通るとクモの巣がメガネにへばり付き視界がぼやけます。

雨の時と同様に「スペース」でメガネを拭き取り視界がクリアに。奥の部屋にはワインコレクションと共に電源であるヒューズボックスを発見。蓋を開けてみると、レバーが無いため家中を探索することに。現状行ける範囲を見て周っていると、シャンデリアの壊れたランプの1つに「これがキーアイテム」と知らせるかの様に光る物が。2階へ登って見るとそれが電源を入れる為に必要なレバーだとわかったものの手が届きません。

すると突然直ぐ後ろの窓にカラスが衝突!なっ何だっ?と思い窓を開けたのが幸いしたのか、シャンデリアが風に押されてレバーが届きそうな感じですが……どうやらまだ風の力が足らない様で、1階の入口を開けっ放しにしてみたところ、遂にレバーを入手!これで先に進めます。

バグによる進行不能にも遭遇

本作では、必須となるアイテムは光って目立つ様になっているか、わかりやすいヒントが出ることが多いので詰まって話が進まないことはほとんどありません。しかしながら、今回プレイした際に進行不能になるバグに遭遇し、しかもそれがバグだと発覚したのは1時間以上探索し続けたのちに、禁断の手段……攻略動画を見た時でした……。

しかも、禁じ手を使ったからかバグだったからかは不明ですが、ゲームを再起動した時には、オートセーブが全て消えており、いちからやり直すことに……これもゴーストの仕業なのか。

思い返すとそのバグのトリガーとなったのは、とある指輪を見つける順序が悪かった可能性も……。新しい部屋に入ると隈なく全てのオブジェを調べるプレイスタイルの筆者。実はある時点で幽霊がその辺りに何かあるよと示してくれる場面に遭遇する訳ですが、幽霊よりも先に調べ終えており既にそこに隠された指輪は入手済み。

「ここ何かアルヨ」と言わんばかりだが、既にそのアイテムは入手済!

そして、次に訪れて鍵を入手するはずの1番の印が付いた部屋で、本来あるはずの鍵が見つからず、うめき声を発するイベントも起こらずで進行不可能になっていた訳です。これも幽霊より先に鍵を見つけてしまったのが原因なのか。

本来迷うことなく見つけられるはずのカギ……

兎にも角にも、必要な場面になればヒントが出る様になっているため、本作では全てを調べなければという意気込みは不要です。また、その後は進行不能になるようなバグに遭遇することはありませんでした。

幽霊にスレンダーマン⁉迫る脅威から逃げろ

ベースとなる本作での恐怖体験はジャンプスケアによるもので、奇怪な音や急に閉まる窓などホラーゲームのあるあるは大体取り入れてる気がします。ゲームが進行すると、『サイレント・ヒル』の様に裏の世界へ行く場面もあり。そこから次第に幽霊やスレンダーマンの様な敵が現れる様に。

戦闘はできないものの、それらを退去させるための道具も出てきます。それを手に入れるまでは、基本的に逃げ隠れしながら幽霊がいなくなるのを待つ必要があります。1~2度捕まってしまうとプレイヤーは殺されてしまい、オートセーブから再スタートです。

見つかると恐怖が目の前に……

ゲームプレイにはステルス的要素もあり。ローズ邸の廊下には、ガラスの破片が床に散らばっていることが多く、そこを立った状態で踏みつけると幽霊を刺激し近くに現れます。現れた際は、音を立てない様にしゃがんで移動しつつ、幽霊の動線状から避けて行動すると「どこへ行った」と叫びながら消えていきます。

後ろは取ったぞ!お前はもう死んでいる……

ここまで紹介してきた本作ですが、幽霊を避けつつ、いたるところにある写真やメモを見て、情報を集めていくと次第に主人公の家系図と過去が明らかになっていきます。しかしながら、過去の出来事は映像で流れることはなく、テキストベースとなっているため、日本語未対応の本作で物語を理解するにはある程度英語力が必要です。

ただし、ゲームをクリアするという目的においては、基本的にUIに表示される目的をこなせばクリアできるようになっているので、このジャンルが好きなユーザーには価格的にもオススメできる内容になっています。この暑い夏、ぜひ本作で肝を冷やしてみてはいかがでしょうか。



鳥肌止まぬ夜を過ごしたい貴方におすすめスパ。


タイトル:『Lunacy: Saint Rhodes』
対応機種: PC(Steam)
記事におけるプレイ機種: PC(Steam)
発売日: 2023/07/28
記事執筆時の著者プレイ時間: 3時間
価格: 2,300 円


《うなぎ》
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