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ゲームは四角だらけでもファンは優しく丸かった…受け入れられ続編登場『デジボク地球防衛軍2』試遊レポ&岡島Pインタビュー【TGS2023】

『デジボク地球防衛軍』の続編がTGS2023に出展!岡島Pにインタビューでお話を聞きました

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ゲームは四角だらけでもファンは優しく丸かった…受け入れられ続編登場『デジボク地球防衛軍2』試遊レポ&岡島Pインタビュー【TGS2023】
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四角い地球防衛軍が帰ってくる!地球外生命体と激戦を繰り広げる「EDF」こと『地球防衛軍』シリーズのスピンオフ作品で、本編とは全く異なる「デジタルボクセル」で描かれるグラフィックも印象的な2021年リリースの『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』。

その続編となる『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2. EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS.(以下、デジボク2)』が、2024年に発売となります。

今回は世界初のプレイアブル出展となった東京ゲームショウ2023のD3パブリッシャーブースにて最新デモをプレイすると共にシリーズのプロデューサーを務める岡島信幸氏にインタビュー。『2』に向けてのアレコレを聞いてみました。

今度の敵は巨大EDF隊員の可能性も!?

TGS2023のデモ版では6つのミッションを収録しており、その中から1つを選んでチャレンジ。難易度も3段階から選べます。出撃メンバーも既存メンバーの部隊か、本作から参戦の『地球防衛軍6』の面々で構成された部隊かをチョイス可能になっていました。

プレイ感は続編と言うこともあり大きく変わりませんが、画面右下のアビリティが増えたことで単純に撃ちまくっているだけではない時間が増えた印象です。このアビリティは基本的に攻撃的なものとサポーティブなものの組み合わせになっているのだとか。

SPが溜まると発動できるスペシャル技も健在で、敵の大群を蹴散らす爽快感はやはりEDFらしいの一言に尽きます。そして地球外生命体を駆逐してチュートリアルはクリア、かと思いきや、何やら超巨大な人型の敵が来襲。しかも外見は明らかにEDFの隊員っぽくて……?というところでデモ版は終了。何とも思わせぶりで、今作のストーリー展開が気になるところです。

(画像は【TGS2023】ディースリー・パブリッシャー 公式配信より引用)

「ウイングダイバー・ザ・シューター」は本当に忘れてました!

──まずはシリーズ20周年、おめでとうございます!

岡島ありがとうございます!

──この度『デジボク2』が発売されると言うことで、やはり1が好評で続編に繋がったのでしょうか。

岡島その通りですね。20周年もやっていると当然ながらプレイされる方の年齢層も上がってきていて、一度年齢層を下にも広げる狙いで生まれたのが前作だったんですが、新規の方だけでなく既存プレイヤーの方にも「これはこれで良いじゃないか」と受け入れてもらえました。それなら『地球防衛軍6』の要素も入れた続編がアリなんじゃないか、と新作を作らせていただいた次第です。

──私もシリーズは遊んでいるものの、一部の敵ビジュアルは結構苦手だったので「これはこれで」となった人間のひとりです(笑)。デジボクだとマイルドになりますよね。

岡島ただ、デジボクだとダンゴムシの動きはどうしても表現できなくて。だって丸くなって転がるのに四角なんですよ。それでダンゴムシ型の敵は登場を諦めました。実は戦車も四角さが災いして坂道で段差に引っかかるんですが、そちらは流石にビークルは欲しいだろうということでジャンプさせることにしました。

ブースで圧倒的な存在感を放っていたギサンダー像

──そうだったんですね。ちなみに公式サイトでは『ウイングダイバー ・ザ・シューター』が『デジボク1』から「うっかり漏れていた」と書かれていたんですが、その真相は。

岡島本当にうっかりです。開発時点では「ウイングダイバーは『4』や『4.1』と一緒だから、別キャラにする必要ないだろう」と思っていたんですが、後になって『ザ・シューター』のウイングダイバーは新型飛行ユニットのテストパイロットと言う立場なので「よく考えると、ちょっとちゃうなぁ」と(笑)。

──そうだったんですね。やはりウイングダイバーは人気ですからファンも嬉しいと思います。

岡島ウイングダイバーは『デジボク』だと何故か京都弁なんですけど、それも可愛いと人気ですよね。何だか女性キャラは皆特徴的な口調になっているんですよねぇ。

──そのあたりも「これはこれで」と評価された要素かも知れませんね。他にも『デジボク2』が前作から変わった点を改めてご紹介いただけますか?

岡島基本的にはボリュームが全てにおいてパワーアップしています。集められるキャラクターも100人以上へと増えており、敵も『6』からの参戦を含めて新登場しています。ミッションの数も「どうしても3桁に乗せたい」と、クリエイターに無理を言って大幅増の100超えを実現しました。

新キャラだけでなく既存キャラもアビリティが2種類になったことで戦い方が広がっていますし、まだあまり気付いてもらえてない点ではグラフィックもかなり変わりました。高画質を楽しめる環境で前作と比べちゃうと全然違うと感じてもらえるはずです。

キャラクターの掛け合いもクロスオーバー作品ならではの魅力のひとつ

──ブラザーとシスターも全員続投ということですね。

岡島全員続投です、リストラはありませんのでご安心を。会話も増えていて、アビリティの違いも含めて前作を遊んだ方でも新鮮な気持ちで既存キャラで遊んで頂けると思います。もちろん変えないようにしている点もありますが、今は発売後にユーザーの方からの声が届きやすい時代なので、皆さんが不便に感じている部分は手を加えていきます。

──楽しみにしています。ちなみに、前作に加えて本編の『6』が好評だったのも続編に繋がったのかなと想像しているのですが。

岡島いえ、実は『6』が出る前にはもう構想として動いていましたね。実際に開発がスタートしたのはもちろんもっと後ですが。

──そうだったんですね。この流れで訊いてしまいますが、本編の方で何かお話いただける情報ってあったりしますか?

岡島一切ございません!何も言えないです(笑)。

──あまりにキッパリでかえって助かります。では、デジボクがさらにシリーズ化していく可能性についてはどうお考えでしょうか。

岡島そうですねぇ。『2』をまたユーザーさんにご判断いただいて独自進化していく可能性もあるとは思いますが、それはまだ捕らぬ狸ですね。

──本作の反響にも注目ですね。ちなみにDLCなども……?

岡島それは……内緒です!

──こちらも情報をお楽しみに、ということですね。最後にファンの方にメッセージをお願いいたします。

岡島『デジボク2』、現在鋭意制作中ですので、もう“しばらく”お待ちください。なんて表現が良いのかな。既に開発は後半に入っていて、なるべく早い時期にお届けできるように頑張って参ります。

D3Pブース以外にも登壇し、大活躍だった岡島プロデューサー

内緒な部分もありつつ開発の経緯や裏側をざっくばらんにお話しいただく岡島氏らしい内容となりインタビューでは角が立ちませんでしたが、画面中が角だらけの四角い『デジボク2』はPS4/PS5/Switch向けに2024年発売予定です。


※UPDATE(2023/9/28 10:50):文中「ウイングダイバー」表記についてを正しいものに修正しました。

《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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