『バルダーズ・ゲート3』の前哨戦にぴったり!?Larian Studiosの『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』を今改めてマルチプレイ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『バルダーズ・ゲート3』の前哨戦にぴったり!?Larian Studiosの『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』を今改めてマルチプレイ

スパ子(編集者)がマルチプレイを荒らしまくりました。そういう楽しみ方もアリ!?

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『バルダーズ・ゲート3』の前哨戦にぴったり!?Larian Studiosの『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』を今改めてマルチプレイ
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Larian Studiosが手掛ける『バルダーズ・ゲート3』の日本国内PS5版がスパイク・チュンソフトより12月21日に発売予定、PC版も同日に日本語が実装されるとあって、期待が高まっている人も多いでしょう。

そんな同スタジオがかつて手掛けたRPG『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2 ディフィニティブエディション(以下、『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』)』は、『バルダーズ・ゲート3』の前に開発していたというだけあり、ゲームシステムやプレイ感などに類似している部分が多く見受けられます。

『バルダーズ・ゲート3』と『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』にはマルチプレイが実装されていますが、ターン制RPGでマルチプレイするということにピンとこない方も多いのではないでしょうか。『バルダーズ・ゲート3』の情報はすでに多く出ていること、またマルチプレイにあたってネタバレは避けられないということから、本記事では今改めて『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』のマルチプレイをお届けします。

『バルダーズ・ゲート3』のマルチプレイ感覚をつかみたい方も、『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』に興味が湧いている方もチェックしてみてください!なお、Game*Sparkでは過去にシングルプレイも含めたプレイレポートを掲載しています。



※本記事には『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』の
ネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。

“ソロプレイを持ち寄る”感覚が楽しいけど……暴走する編集者に巻き込まれる筆者【炎上スパ子】

『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』のマルチプレイは、まさしく「同じストーリーを複数人で攻略していく」というもの。後述しますが、“ソロプレイを持ち寄って遊んでしまおう!”なテイストになっています。まずは同じサーバーにゲストを呼んで、一緒にキャラメイクしていくところから始めます。

ちなみに今回一緒にプレイする“仲間”は本記事の編集者で、使用キャラ名は「スパ子」。「なんでスパくんじゃなくスパ子なんですか?」と聞いてみたら、10年前に公式Twitterで一瞬だけスパ子というキャラが登場していて、それを模したということ。さすがゲムスパ編集者、勉強になりますね!

気になる本作のバトルシステムはターン制で、戦う時もゆったりと考えられます。このビジュアルなら思わずARPGを想像してしまいますが、一切そんなことはありません! 友人が戦っているときに近づくと移動を含めたターンバトルの中に入ることが可能です。逆に言えば一手一手が重要になってくるため、シビアなSRPG味も感じますね。

まず、物語は船上からスタート。なぜか首輪をつけられ、魔法が使えない状況から物語は始まります。どうやら筆者はスパ子と一緒にどこかへ運ばれている様子で、スパ子にストーリーキャラが話しかけ事情を説明しています。筆者は聞き耳を立てているような感じで、一緒に話を聞くスタイルです。聞きそびれたシーンなどを編集者(スパ子)に確認しながら和やかにゲームを進めます。友人同士のプレイという感じで非常に楽しいですね!

ちなみに「ビースト」(筆者)はストーリーキャラ(オリジンキャラクター)で、貴族としてのバックボーンを持ったドワーフ。「スパ子」(編集者)はカスタムキャラクターで、「スター・ウ〇ーズ」のレ〇ア姫のような髪形をした女性です。

さて、船倉でもクエストがたくさん。早速筆者がサブクエストを消化しようとしていると、急に戦闘が開始! 状況が呑み込めずスパ子にどういうことか聞いてみると、通話口から「NPC殴っちゃいましたw」と聞こえてきます。

このように、一緒にプレイしている人間の影響をダイレクトに受けるのが『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』。「この数なら勝てますよ!」とスパ子が根拠のない自信を見せるものの、無事に(敵の)増援がたどり着き皆死んでしまいました。

(リスポーンして)少し進んだ先にはオリジンキャラクターたちが勢ぞろい、全員首輪をはめられて、たむろしていました。筆者が操作する「ビースト」も、選ばなければここにいたということをスパ子から聞きます。オリジンキャラたちだけあって、皆キャラが濃い! スパ子が物資を回収したり、NPCに話しかけたりしている間に筆者は隣の部屋へ。……しかし強制イベントが始まってしまいました。

「まぁ、さっきはスパ子の邪魔が入ったからあんなことになったわけで、ゆっくりイベントを進めようか」と少し話すと、NPCがまさかのイベント攻撃……! 船が燃え盛り、スパ子と会話していた最中のNPCまでぶっ倒れるという衝撃。通話ボイスから「うわぁっ!」という驚きの声が聞こえてきます。……人のプレイを邪魔するのって楽しい! これが『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』マルチプレイの醍醐味でしょうか。

さて、船がそんな状態になってしまったので、当然難破するハメに。島にはオリジンキャラたちが散らばっており、彼らを仲間にできるので全員集めましょうとはスパ子の言葉。「良いですね!」と各々島に散らばります。ここでは「ビースト」「スパ子」それぞれに仲間を作ることが可能で、基本的には自分が口説き落としたキャラは自分の後についてきます。

しばらくして、筆者はリザードの「レッドプリンス」を仲間にすることに成功したのですが、「動物会話のスキルを持っているので強いですよ!」と言っていたスパ子は非戦闘キャラのリスとネコのみを後ろにひきつれてきます。どうやらリスは自分に起こった“グレート・ドングリにまつわる問題”を解決してほしいようですが、スパ子は「ドングリってなんだよ」と言ったきり解決するそぶりを見せません。この人、話は出来てるけど理解しようとしていない……!

そのまま筆者は集落でエルフの「セヴィル」もパーティメンバーに。「人望の差でしょうねw」と煽りに煽ったら憤激したスパ子が暴走し、集落の中でお使いクエストを頼んできた「キャンプボス・グリフ」に不意打ちでクリティカルを決め戦闘開始。「お使いクエよりこいつ殺した方が簡単じゃないですか?w」とのこと。至る所から衛兵が飛んできて、周囲が炎上します。これは死ぬだろうと決死の抵抗を続けていると、まさかの大勝利! 死屍累々の集落から旅立ち、洞窟から先に進もうと試みます。

洞窟では炎に包まれたナメクジたちの集落が築かれていました。スパ子の動物会話によってコミュニケーションが取れそうだったのに、やっぱりスパ子は会話ができても話が通じない! ここでも戦闘になり、虐殺に手を貸す羽目になってしまいました。そして次のエリアでもスパ子はさっさとNPCと会話、戦闘を選びます……! ひたすらテンションが上がった編集者の声が通話口から聞こえてきます。

自分から戦闘を開始しておきながら「こんなに敵がいると思わなかったw」とのたまうスパ子…。

さて、編集者のこの行動は読者の皆様に「『バルダーズ・ゲート3』でも友人と似たような遊び方が出来るよ。ここまでしなくても、これがマルチプレイの醍醐味だよ!」とマルチプレイの可能性の高さを教える行動でしょう。まさしくゲームメディアの編集者の鑑らしい振る舞いです。

それはそれとして、読者の皆様はアンガーマネジメントというのをご存じでしょうか? 怒る前に6秒数えると落ち着けるらしいので、職場の人間にキレそうになった時は実践してみてください。

そしてここで分かってくるのが、プレイスタイルの違いです。スパ子(編集者)も自分も様々な作品のソロプレイをおこなってきたゲーマーのはずですが、筆者は寄り道をするのに比べて、スパ子は必要情報のみで突き進むタイプなのでしょう。筆者が先に話しかけておけば回避できた惨劇も、プレイスタイルの違いから叶いませんでした。

『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』で感じたのが「ソロプレイを持ち寄って遊ぶマルチ」なんだということ。RPG好きにとってソロプレイの楽しみ方は人それぞれですが、それが同じ場所に持ち込まれたときには全く別の感触・体験が生まれます!

会話は出来るけど話が通じないスパ子はさておき、『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2』あるいは『バルダーズ・ゲート3』では、気の合う友人と“ソロプレイのすり合わせ”をしながら遊んでみてはいかがでしょうか。


『ディヴィニティ:オリジナル・シン 2 ディフィニティブエディション』は、PC/PS4/ニンテンドースイッチ向けに発売中です。また『バルダーズ・ゲート3』は、Steam/GOG.comにて販売中、スパイク・チュンソフトより日本国内PS5版が12月21日に発売予定(同日にPC版も日本語対応)で、Xbox Series X|S版も発売が予定されています。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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