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【特集】『学園アイドルマスター』はなぜヒットした?高品質3D&クセありアイドルが話題でいきなりセルラン1位、実質『スレスパ』の声も

アイドル志望の生徒を育てよう!

連載・特集 特集

日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう?」と思ったことはありませんか?

この連載では、ゲーマーから注目を浴びているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。記事を読んで、流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。今回は、アイドル育成ゲーム『学園アイドルマスター』をお届けします。

高品質3Dやクセありアイドルが話題!

本作は、バンダイナムコエンターテインメントが展開するアイドル育成ゲーム『アイドルマスター』シリーズの6つ目となる新たなブランドとして登場した作品です。プレイヤーは、中高一貫&専門大学が入ったアイドル養成校「初星学園」のプロデューサー科に所属する学生となり、アイドル科に所属する生徒を育成します。

本作ではまず最初にプロデュースするアイドルを選択します。チュートリアルを抜けると、初回限定で好きなアイドルをひとり選択できます。

基本的な流れは、シナリオを読みながらアイドルのレッスンを重ね、本番に向けて特訓するというもの。それぞれ効果の異なる3つのカードの中からひとつを選択して進めます。

レッスンや本番にはターン数制限があり、所定のターン以内に画面上部のノルマを達成しなければなりません。一方、アイドルには画面右上の体力があり、カードに書かれた分を消費していくため、ノルマと体力のバランスを考えるのが重要です。

レッスンをクリアすると手札に新たなカードを1枚手に入れられるため、他のカードやアイドルのステータスと相性の良いカードを選ぶのがコツです。

なぜヒットした?

本作は、リリース初日から1日後の5月17日時点でセールスランキング1位を獲得したことが発表されており、運営型ゲームとしては非常に好調な滑り出しです。

ゲームプレイの説明を見たゲーマーの方ならお気づきかもしれませんが、本作のゲームプレイはかなり「デッキ構築型」のゲームのスタイルに乗っ取ったデザインとなっています。

ランダムに選出された手札カードをもとに、バフやクリア条件を見極めながら選んでいく、クリアすると新たなカードが入手でき、手札とのシナジーが生まれる……という流れは『Slay the Spire』などに通ずる点も多く、普段スマートフォンでゲームをしないゲーマー層にも響いているようです。

3Dモデルの品質という点からも注目を集めています。本作のキャラモデルはいわゆる「トゥーンレンダリング」と呼ばれる手法で作られたものであり、立ち絵がそのまま3Dになったかのようなアニメ調のビジュアルが楽しめます。衣装や髪型など細部のこだわりはさることながら、アニメ調では黒い点で描かれる「鼻」が3Dでも違和感のないように作られているなど、技術的な面でも話題を集めました。

加えて、個性の強いアイドルたちの存在も挙げられます。例を挙げると、天才少女ながら虚弱体質、なのに逆境を楽しむ素振りさえみえる「篠澤 広(しのさわ ひろ)」というアイドルがいます。彼女は試験では座学100点実技0点というアイドル向きではない成績を叩き出しながらも、あえてアイドルを目指します。

実は彼女は苦境に陥ることに喜びを感じるというちょっと特殊な性格であり、かなりクセが強い人物であることがわかります。どう見てもディストピアなご飯と怪しい色のドリンクを摂っているなど、どこか常識はずれなところもあり、そこがプレイヤーに熱視線を浴びている魅力でもあります。

姉妹誌のインサイドでは、この「篠澤 広」をプロデュースするという先行プレイ記事を掲載しています。一体どんなアイドルなんだ……?と気になった方はぜひご覧ください。

今後も人気は続く?

記事執筆時点では、DL数がわかるAndroid版だけでも10万ダウンロードを突破しているほか、公式Discordが9万人以上、Xのフォロワーが33万人以上、YouTubeチャンネルはすでに2本もの動画が100万回再生を突破しているなど、確実に注目を集められています。

今後のアップデートについてはまだ不明ですが、この注目度のまま新たなるアイドルが配信されれば盛り上がることでしょう。とはいえ現時点でも魅力的なアイドルの卵が多数揃っているので、お気に入りの生徒を導いてあげましょう。


『学園アイドルマスター』は、iOS/Android向けに配信中です。

《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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  • スパくんのお友達 2024-06-06 22:49:51
    スレスパ好きだから関係ないソシャゲを「実質スレスパ」とか言われるのイラっとするな
    ゲームに失礼だろ
    1 Good
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  • スパくんのお友達 2024-05-29 3:42:11
    よく考えてリリースしたんやなって思うゲーム
    1 Good
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  • スパくんのお友達 2024-05-28 17:52:51
    日本でソシャゲ作ってる人でもスレスパとかやってるんだなってそこに驚いた
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2024-05-28 17:09:38
    デレステミリシタでも遊んでるけど
    担当アイドルが簡単にプロデューサーに堕ちるから
    アイドル育成ゲームの皮を被った恋愛ゲームやってる気分になる

    何か他のアイマスシリーズと比べて担当との距離がめっちゃ近いのよね
    9 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2024-05-28 13:11:54
    StSを期待して触るようなゲームでもないけど、StSをうまいことアイドル育成ゲーに落とし込んでるのはすごいわ、[好印象]バフの数値分打点出してバフ数値-1とかまんま毒だし、[集中]のバフ数値分打点+は筋力だし初期デッキに筋力あげて使ってくださいといわんばかりにツインストライク入ってるし、被ダメの代わりにカードコストとして体力を使うけど、その代わりとして機能する[元気]はブロックだし、バフ数値分ブロック獲得に追加点は敏捷だしでStSやってればすっと馴染める

    1プレイも初見のキャラでストーリー読みながらでも4~50分ぐらい、周回なら20分前後でちょっとした時間にちょうどいい、キャラごとのアチーブメント収集やレベルアップによるカード解禁のおかげで成長してる、何かしら進捗があったと感じられるのもいい、ウマ娘における因子的なのも緩めでAランクもおぼつかない無課金だけどSSRカード付きのを既に何枚か持ってるし、サポカの凸恩恵が薄くて無凸で大丈夫

    欲しい情報なのに攻略サイト見ないとわからないような部分が無いし、このカード使えばいくら打点が出て後何点必要みたいなのがバフ込みで完璧に見れるし、カードの追加効果の条件満たしてないぞとか、数ターン効果あるけどもう残りターン無いからあんまり意味ないぞとかまで教えてくれるからプレイしててストレスになる部分が少ないのが好印象+10
    23 Good
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  • スパくんのお友達 2024-05-28 11:27:25
    流行った理由なんて
    ・音ゲーをやめた
    ・学生になった
    の2つに決まってんやろ。

    昔から音ゲーは嫌だって人は多かったし、
    (個人的にはもったいないことをしていると思うが)20歳超えは嫌だって人も多かった。
    今回それが完全に撤廃されたから、実はアイマスをやりたいと思ってた層が飛びついただけ。

    カードデッキが面白いなんてのは、上記の本音を隠すための表向きの理由に過ぎないよ。
    1 Good
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    2件の返信を表示 返信を非表示
  • スパくんのお友達 2024-05-28 8:42:10
    なんというかウマ娘がパワプロの美少女化なら、学マスは極力パワプロ要素を除いてスレイザスパイアを組み込んだウマ娘といった感じ
    要は運ゲーと作業要素を極力廃して戦力性をあげてるからまあ面白くなるだろうなと
    あと基本的な構造似てるけど1つ1つのイベントが短めだったり、会話選択肢がステータスに影響しなかったりとやっぱりウマ娘を相当研究してどうしたらもっとテンポ良く面白くなるかを考えて作ったんだろうな
    26 Good
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