No.21『テトリス4D』(発売元:BPS、ドリームキャスト、1998)

ドリームキャストで発売された作品で、こちらもマラソンと対戦というシンプルな構成です。どこか陽気な雰囲気だった『S』に対し、こちらは無骨な雰囲気に仕上がっています。


BGMもハードな曲が多く、カリンカもキックの効いたギラついた楽曲に変貌。ゲームの雰囲気にぴったりなサントラです。
No.22『ザ ネクスト テトリス』(発売元:BPS、PlayStation、1999)

BPSが打ち出した、新たな形の『テトリス』です。アップテンポでゲーム中もL1/R1で変更できる楽曲や、ポリゴンであることを活かした演出などが特徴です。


独自システムとして、ひとつの中に異なる色のブロックが混じっており、消すと分離する「マルチミノ」や、消したテトリミノの下に隙間があれば落ちていく「カスケード」アクションが採用。ゲームプレイにハプニング性が増した作品となっています。
No.23『テトリスDX』(発売元:任天堂、ゲームボーイ、1998)

ゲームボーイ版をベースにカラーへの対応やモード数の拡張が行われた作品です。本作ではマラソンの他にタイムアタックや40ラインモード、自分のゴーストデータとの対戦などが楽しめます。

接地後固定までの時間に余裕ができるなど操作性も改善されており、初代よりややニッチながら全面的に遊びやすい作品になっています。一方、曲は全面差し替えとなっています。
No.24『テトリス プラス』(発売元:ジャレコ、ゲームボーイ、1996)

ジャレコが発売した『テトリス』。探検家の教授と少女のキャラクターが特徴です。筆者所有のものはゲームボーイ版ですが、元はアーケードゲームであるほか、PSやSSにも発売されました。


本作の特徴は、世界各国を旅するパズルモード。徐々にトゲの天井が迫りブロックが置けなくなっていく中、盤面を駆け回るキャラクターを最下段までたどり着かせるのが目標です。積み上げたブロックにキャラが乗る様子は、『ぐっすんおよよ』に似ています。
No.25『SuperLite2000 パズルゲーム テトリス~KIWAMEMICHI~』(発売元:サクセス、PlayStation 2、2003)

PS2でリリースされたオーソドックスな『テトリス』。ワールドルールに対応しており、軽快な操作でサクサク積める作品です。

指定されたブロックを早く消すモードや妨害しあって楽しむ対戦モードに加えて、巨大な盤面で遊ぶ協力プレイも搭載。2,000円という安価な作品でありながら、高い満足度に仕上がっています。
No.26『テトリス』(発売元:バンダイナムコエンターテインメント、ニンテンドー3DS、2011)
ハドソンが開発した3DS向けの作品です。ワールドルールのマラソンはもちろん、円柱状の盤面で積み上げていくものや、上から見下ろした視点ではめていくもの(メガドライブの『ブロックアウト』)に近いモード、3DSのAR機能を用いて現実で積み上げるものなど、バラエティ豊かなモードが収録されているのが特徴です。


No.27『テトリス ザ・グランドマスター』(開発元:アリカ、アーケード、1998)

ワールドルール制定前の『テトリス』で最高といっていいほど競技性が高いのが、この『TGM』です。本作はセガ版の挙動をベースにさまざまな独自システムを追加しています。現在は、スイッチおよびPS4のアーケードアーカイブスでプレイできます。
特徴的なシステムのひとつが、段位認定システムです。これはプレイングによって腕前を表す段位が徐々に上がっていくというもので、プレイヤーは最終段位の「グランドマスター」を目指して遊びます。
プレイングに直結するのは、先行入力システム。テトリミノを設置してから次が来るまでの間に回転ボタンを入力しておくことで、NEXTに表示されている状態から指定方向に回転された状態で落ちてきます。これと設置後動かせる挙動が組み合わさることで、より効率的にブロックをはめていくことができます。

焦燥感のあるテクノ調の楽曲と、人体をモチーフにした不気味な背景画像、そして初心者にはこなせないほど速くなっていく落下スピードなど、全体的に玄人好みの作品として仕上がっています。
No.28『テトリス エフェクト コネクテッド』(発売元:Enhance、2020)

『Rez』などで知られる元セガの水口哲也氏が作った『テトリス』です。パーティクルを多用した美しいビジュアルや、耳に心地良いASMR的なサウンドが特徴で、プレイングとマッチしているのが特徴。VRにも対応しており、『テトリス』にのめり込むには素晴らしい作品です。


『コネクテッド』版では、10種類のシングルプレイモードに加え、マルチプレイで対戦や協力が楽しめるモードも搭載。さらに、ルールを含めてNES版やElectronika 60版をモチーフにした隠しステージも搭載されており、近年の『テトリス』の中でも特に豪華な作りになっています。
No.29『ぷよぷよテトリス2』(発売元:セガ、2020)

『ぷよぷよ』と『テトリス』という有名落ちものパズルが夢のコラボを果たしたシリーズの2作目です。『ぷよぷよ』vs.『テトリス』で楽しめるのはもちろん、途中でゲームが入れ替わったり、両方が同じ盤面で融合したりと、ごちゃまぜで楽しめます。


なお本作には、『テトリス』をモチーフにしたキャラがいます。別の星からやってきたという設定になっており、おなじみの「漫才デモ」も繰り広げるので、新たな角度から解釈された『テトリス』を楽しめます。
No.30『テトリスパーティプレミアム』(発売元:ハドソン、Wii、2010)

Wiiウェアで配信されていた『テトリスパーティ』をパワーアップさせ、パッケージで発売された作品です。パーティの名に恥じず、23種類ものモードが用意されています。

マラソンや対戦、ミッション形式のものや協力モードなど、とにかく幅広く楽しめます。 さらに『Wii Fit』で使うバランスWiiボードや『マリオカートWii』のWiiハンドルといった周辺機器を使うモードもあるため、基本ルールから変わり種まで幅広く楽しめる作品です。
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