『Starfield』元々はゴア要素が多かった…2点の理由から削られる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『Starfield』元々はゴア要素が多かった…2点の理由から削られる

元従業員へのインタビューで判明しました。

PC Windows
『Starfield』元々はゴア要素が多かった…2点の理由から削られる
  • 『Starfield』元々はゴア要素が多かった…2点の理由から削られる
  • 『Starfield』元々はゴア要素が多かった…2点の理由から削られる

Starfield』にて予定ではもっとゴア要素が充実していたことが元従業員へのインタビューで判明しました。

技術的制約と作品テーマとのミスマッチにより削除されたとのことです。

『Fallout』じゃもっと派手だった、最新作で表現劣化の理由とは

「元々の計画ではゴア要素はもっと充実していた。」YouTubeチャンネルKIWI TALKZのインタビューでそう証言するのは、以前ベセスダでキャラクターアートを担当していたDennis Mejillones氏。

氏によれば製品版でゴア要素が削られた理由は技術的制約と作品テーマとのミスマッチにあるとのことです。

ベセスダの代表的作品である『Fallout』シリーズではゴア描写は非常に多彩で、手足が千切れ頭部が捥げるのは序の口。Perk「Bloody Mess」を取得すれば、倒した敵が目玉や内臓を派手にまき散らしながら爆発四散する様子をこれでもかと堪能することが可能です。そんな『Fallout』シリーズに慣れたプレイヤーからすれば、『Starfield』のゴア描写は正直に言って地味そのもの。ただ、それには理由があったそうです。

Dennis Mejillones氏によれば、『Fallout』シリーズでは人型NPCは様々な点で様式化されていたのに対し『Starfield』ではボディサイズの変更や装飾の多いヘルメットなどの存在など、ゴアによる描写の整合性などの調整が困難だったという技術的側面の理由が1点目。

また、「The Expanse」や「スタートレック」など多くのSF作品からの影響を受けている『Starfield』はリアリスティックでlow-fiを主なテーマとしていることから、『Fallout』のようなコミカルで非現実的な描写は不適切だったという作品テーマとのミスマッチが2点目とのこと。

こうした諸般の理由により製品版でのゴア描写が削除されたそうで、必ずしも当初から現在の路線が決定していた訳ではないようです。

他にもロックスター・ゲームス作品との比較やTodd Howard氏に関する話題が語られているインタビューはYouTubeにて現在公開中、ベセスダ作品のファンならぜひ一度ご覧あれ。


ライター:K.K.,編集:H.Laameche

ライター/SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. 1401年にタイムスリップした現代軍隊vs無数の兵隊!城や建物を兵器で豪快にぶっ壊せる『Kingmakers』最新情報動画が公開

    1401年にタイムスリップした現代軍隊vs無数の兵隊!城や建物を兵器で豪快にぶっ壊せる『Kingmakers』最新情報動画が公開

  2. 『アサシン クリード シャドウズ』Steam同接が『オリジンズ』超えの約4.7万人を記録―シリーズ1位の『オデッセイ』超えなるか

    『アサシン クリード シャドウズ』Steam同接が『オリジンズ』超えの約4.7万人を記録―シリーズ1位の『オデッセイ』超えなるか

  3. 『アーマード・コア6』特定フレームパーツのスペック調整含むアップデート実施―当たり判定改善と各種上方修正、ほか不具合修正など

    『アーマード・コア6』特定フレームパーツのスペック調整含むアップデート実施―当たり判定改善と各種上方修正、ほか不具合修正など

  4. PC版も売れ行き好調!シリーズ最新作『ユミアのアトリエ』Steam同時接続者数シリーズ最高を記録

  5. 「圧倒的な歴史考証」を目指した『Yasuke Simulator』発売。Steamユーザーレビューは早くも「非常に好評」

  6. 4人Co-op対応の深海古代文明ローグライトFPS『Abyssus』新トレイラー!改造武器を手に邪悪な古代人に立ち向かおう

  7. 注目集める『アサシン クリード シャドウズ』Steam同接3万人を突破―気になる評価は“非常に好評”

  8. 死んだ犬となって天国で飼い主を探すADV『My Little Puppy』体験版配信。飼い主をお迎えに行く旅へ出発

  9. 同接25万人で“圧倒的に好評”の協力ホラー『R.E.P.O.』開発者がよく比較される“あのゲーム”は着想元でないと明かす

  10. 人気ドット絵ローグライトACT続編『Neon Abyss 2』プレイテスト開催中!ペットを引き連れサイバー世界でド派手バトル

アクセスランキングをもっと見る

page top