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さらばやさしき日々よ、新マップ到達プレイヤーは「PvP派PvE派完全混合マッチング」に。ロボPvPvE脱出シューター『SYNDUALITY』もう戻れない比較的平和な世界―高額すぎた機体の価格も値下げ

主に国内ユーザーからのPvP要素への批判もある同作ながら、更にプレイヤーの競争を激化させる方向に。

PC Windows

バンダイナムコエンターテインメントより2025年1月23日に発売されたロボエクストラクションシューター『SYNDUALITY Echo of Ada』。1月24日、同作の公式Discordにおいて今後の情報の詳細を伝えるラジオ配信が行われ、様々な新情報や、併せて告知されたアップデートの仕様詳細が明らかにされました。


さらばやさしき日々よ、「東」進出以降はマッチングは協会員も賞金首も一緒に。もう戻れない

発表の内容は多岐にわたりますが、最も大きなものはアップデートでの追加マップ、「アメイジア東地方」のマッチング仕様と、同作全般のマッチングに係る考慮内容です。「アメイジア東地方」は同作で今まで楽しめた「北」「南」の両地方のマップを統合・さらに追加要素を加えた大規模マップです。

今までのマップより、参加するプレイヤー数、広さ、収入や危険度、手に入るアイテムや作れるようになる装備もすべてが大きく増えるという同マップでは、それまでのマッチングとは異なり、PvPを主に楽しむプレイヤーとPvEを主に楽しむプレイヤーの区分は考慮されず、すべて同じマッチングプールになるとのこと。またゲームの進捗で「A級ライセンス」を取得し、同マップに到達したプレイヤーは以降「北」「南」の単体地方やそのマッチングには入れないとしています。

ともに明らかにされた内容によれば、すでに同作のマッチングでは、(一斉に全員がスタートしたサービス開始直後は有効に働いていなかった部分があるとするも)ゲームの進捗が「C級ライセンス」の場合はPvPプレイヤーとPvEプレイヤーが別のマッチングに、「B級ライセンス」になるとPvPプレイヤーとPvEプレイヤーがある程度別になるよう考慮されつつマッチングする仕組みが採用されているとのことです。いずれのマッチングの場合でも内部で蓄積されたデータから、更により適切なマッチングになるよう考慮されているといいます。

国内外では批判内容にも「温度感」

Steamでの同作の評価は863件「賛否両論」。海外レビューではゲームの基本要素より、ソフト自体が有料でありがなら更に有料バトルパスや有料コスメアイテムが存在していること、バトルパスのアイテムにローンチ時点での再入手性が著しく低いうえアドバンテージが大きな武器・パーツなどが存在していること、シングルプレイヤーミッションがサーバーを介さない「オフラインモード」ではないことなどに批判があつまる一方で、国内レビューではPvPvE脱出シュータージャンル特有の装備全ロストの仕様や、PvPプレイヤーとPvEプレイヤーの装備や戦闘の心構えの非対称性そのものに大きく批判が集まっています。

現状ではC級ライセンスでPvEを主に楽しむプレイヤーであれば、ときに至近で無防備に挨拶しながら人々が通り過ぎるような牧歌的な光景すらみられる同作ですが、国内外のユーザーの「温度感」を脇においても、実際に大きくマッチングの統合が進む今後、更に多くの議論が繰り広げられることになりそうです。

新コンテンツの夢を見たいなら新天地に掛けるしかないのか

なお、同アップデートでは今まで常用できなかった一部の機体の価格が大幅に下げられるとしており、新マップで新たに入手(制作)可能となるアイテムなどとあわせ、コンテンツ量についても実質上の拡充が図られます。また、多くのユーザーから指摘される、PvEユーザーが広く利用できない武装を要求されるデイリーミッションについても対応を進めているといいます。

PvPユーザーと完全に同居することを許容できさえすれば、使用できる機体などのコンテンツ量やゲーム内収入の大幅な増加が行われるという、既存の批判部分への一定の対応ともなりそうな新アップデートは同作に掛かる雨雲を吹き飛ばすことはできるのでしょうか。

SYNDUALITY Echo of Ada』はPS5/Xbox Series S|X/Steamにて発売中です。


ライター:Arkblade,編集:Akira Horie》

ライター/関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

Game*Spark副編集長。平日日中のニュースデスクおよび料理連載や有志翻訳者連載の基本担当。 2021年版以降の『ウィザードリィ外伝 五つの試練』イード側のディレクターも兼務中。

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  • スパくんのお友達 2025-01-30 12:44:03
    MNO並の素材集めの果てにようやく作った青武器が
    賞金首の0円特攻兵器にワンチャンで狩られるのは流石にリスク・リターンあってないんで協会員の保険優遇するとか、もっとなんとかしてほしい
    2 Good
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  • スパくんのお友達 2025-01-27 6:29:53
    もう戻れない、もう帰れない
    2 Good
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  • スパくんのお友達 2025-01-27 3:28:00
    タルコフはほとんどがタスク(クエスト、依頼)進める目的たけど、このゲームは25分人が通るところに0円装備でワンチャン擦りSGが2〜3人わくし、それを帰還時のログで視覚的に見えちゃうのも良くないな

    タルコフでさえPvEモードを作った時期にPvPvEオンリーで出てきたらまあ賛否あるよね
    4 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-01-27 2:55:04
    協会員やります!て思っても賞金首が金払って協会員に来るんだからロールもへったくれ無い
    横ヤリ入ってダルいと思う
    アップデートじゃなくて後出しジャンケン感ある
    21 Good
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  • スパくんのお友達 2025-01-26 19:17:46
    料金形態も擁護もバンナムって感じ
    30 Good
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  • スパくんのお友達 2025-01-26 16:31:46
    マヨラーのマヨネーズくらいにはとりあえずなんにでもPvPつけてみる海外と違って対戦相手の血よりインクの方が多くが流れてそうな気質の国内制作で、
    このサイトの発売前インタビューでも協力プレイや交流に紹介する面積取ってたわけで、
    それならPvEに都合の良い作り方してるんだろうなと思ってた派が強制ベイルアウト通知見て泣いてる。
    4 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-01-26 12:10:17
    PvPvEならそれこそ世界観にSAOを使えばよかったんじゃないの
    SYNDUALITYのノリはヌルめで全ロスが似合ってない

    ゲーム版のプロデューサーが同一人物だから尚更
    18 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-01-26 7:31:04
    PvPゲーは全然やれるけどPvPvEってめんどくせえって思っちゃうんだよな
    25 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-01-26 6:37:54
    イーロンマスクのせいで対戦型SNSになったXことTwitterみたいだ
    2 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-01-26 5:54:09
    ネガキャンも多いけど面白いよ
    10 Good
    返信

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