どこにも行かずに世界旅行……まるで国民的アニメのひみつ道具のような感じがしますが、それを体験できるゲームがあります。
その名も『GeoGuessr(ジオゲッサー)』。ブラウザ上で遊べるゲームであり、eスポーツ大会やストリーマーイベントも開かれるなど、今もっともアツいコンテンツのひとつです。

ここはどこ?ストリートビューとマップを使って遊ぶ世界旅行型クイズ
『ジオゲッサー』は、2013年にアントン・ウォーレン氏によって作られたゲームです。
プレイヤーはGoogleストリートビューが撮影した世界のどこかの写真を見て、そこが一体どこなのかを推測し、Googleマップ上にピンを刺します。正解の場所に近ければ近いほど、高いポイントがもらえるというルールです。
早速やってみましょう。今回はブラウザ版を使用します(『ジオゲッサー Steam Edition』はまだランクマッチしか実装されていないので、今のところはブラウザ版を遊ぶのが良いでしょう)。
まずは、1人でも遊べるモードを遊んでみます。

ゲームを始めて現れたここは、どうやら有名な橋のようです。ヒントのテキストを読む限り、ピエトロ大聖堂まで数分の距離のようですね。ということは、バチカン市国の近辺なのでしょうか?
それだけだとわからないので、辺りを巡ってみます。すると、バスを見かけました。車体にはROMAとあります。ということは、やはりイタリアのローマであるのは間違いないみたいですね。

ピエトロ大聖堂とローマの間にある、いくつかの橋のどれかのようですが、時間が足りなくなってきたので、明確に絞り込むことはできませんでした。なんとなく「この橋なのでは?」と、勘で手前の橋にゲス(本作で推測の意味)をします。
結果は……惜しい! もう少し北でしたね。しかし、評価としては満点をもらえました。

こんな具合で、ソロモードだけでも延々と遊べる本作。対人戦が苦手なプレイヤーも、問題なく楽しむことができます。
続いて、友達と一緒に対人戦を遊んでみます。ブラウザ版の『ジオゲッサー』は月額課金が必要ですが、1人でもサブスクリプションを行っていると、友達を同じゲームに招待することができます。
それではスタート。出てきたのは高層ビル群です。

手前の看板から「アラビア圏かな」と情報が拾えれば簡単だったものの、筆者はこれを見落とし、インドにゲス。
フレンドはアラブ首長国連邦に置いていたので、大量のポイントを獲得していました。ちくしょー! 看板さえ読めていればもうちょっとポイントが取れたのに……。

ラウンド数や時間制限も好きに設定できるので、遊びやすい形にできるところも良いですね。2人対戦ではお互いのポイントを削り合う形式になるので、一発逆転も有り得ます。最後まで諦めずにゲスしていきましょう。
さて、本作には公式ルール以外にも、コミュニティが作ったルールというものが存在します。こちらにも面白いものが多いです。
たとえば「日本の観光名所」「東京23区」「ヨーロッパのサッカースタジアム」「世界のマクドナルド」など、コンセプチュアルなものが並び、それぞれのユーザーの好みや志向にあわせてゲームメイクを行うことができます。
その中から、「世界のマクドナルド」をチョイス。

色々な店構えのマクドナルドを見ることができて、なかなか面白いルールです。マックって世界中に何店舗あるんだ……?
出てきたのは英語圏のマックです(右にTOYOTAの車がありますが、だからといって日本にゲスしないように……)(ちなみにフレンドは別の問題で、黒人がたくさん歩いているのに、Samsungのデカい看板を見て韓国にゲスしていました)。
アメリカぽくはないので、地下鉄の雰囲気から「これはイギリスのどこかだろうなあ~」と思いながら、なんとなくロンドンにゲス。まあ、大きくは間違っていないでしょう。

ニュ、ニュージーランド!?
いったいどこにヒントが……と思って録画を見直してみましたが、.nzというドメインの看板を見過ごしていました。ははあ、こういうところにちゃんとサインがあるんですね……。
どうしてそんなにすぐ当てられるの……?あらゆる情報を用いて一瞬で当てていくプロたち
一般的な対戦ゲームとして遊べるだけでなく、eスポーツの側面もあるのが『ジオゲッサー』。このゲームのプロたちは、数少ない情報からぴたりとゲスを決めていくのです。
わかりやすい動画をひとつご紹介しましょう。こちらは格闘ゲーマーのなるお氏が、「GeoGuessr World Cup 2024」の公式ウォッチパーティーを行った際の切り抜き動画です。
「薩摩川内」という文字を見つけ、日本人のShiina選手がものの数秒で鹿児島県にゲス。直後、フランス人のConsus選手がほぼ同じ場所にゲスして喰らいつく……と思いきや、次の問題では両者の推測がアメリカの東西に分かれ、一瞬で決着がついてしまいました。
彼らが手がかりにしているのは、看板の文字や飾られている国旗はもちろんのこと、通行帯、太陽の位置、植生、車種、カメラの画質、果ては電柱のデザインまで、多種多様な要素。それらの知識をいかに素早く引き出し、どこまで正解に近づけるか……それを競っているわけです。

そう聞くと、非常にハードルが高い遊びのようにも思えるかもしれません。しかし、少し勉強するだけでもこのゲームの奥深さに触れることはできます。
なるお氏同様、有名ストリーマー間で『ジオゲッサー』が流行っていることもあり、プロゲーマーがストリーマーにコツを教える配信も増えてきています。そちらを覗きながら、ぜひともスキルアップに励んでみてください。













