Hypixel Studiosが現地時間2026年1月13日から早期アクセスを開始した、PC向けボクセルサンドボックス『Hytale』。事前購入のみで今後2年間の開発コストの確保に成功するなど、非常に順調なスタートを切っています。
本作は、自動生成されるボクセル世界を舞台に、プレイヤーが探索や戦闘、拠点構築などを自由に行えるサンドボックス作品。早期アクセス段階では世界を自由に探索できるExplorationモードとクリエイティブモードがプレイ可能で、多人数でのマルチプレイにも対応しています。
本稿では、話題の新作『Hytale』のプレイレポートをお届けします!

開発中止から復活!『Hytale』のこれまで
2018年に発表された『Hytale』は、発売までとても困難な道のりを歩んでいます。元々4つのギネス記録に認定されている『マインクラフト』向けの人気サーバー「Hypixel」の運営によってプロジェクトが始動。2018年にはRiot Gamesの支援を受けてHypixel Studiosを設立し、正式に『Hytale』の開発を発表しました。
発表時のトレイラーは記事執筆時点で6,200万回再生されるなど大きな話題になりました。2020年にはスタジオがRiot Gamesに買収され、その後も開発を続けてきましたが製作が難航し、2025年6月にはプロジェクトのキャンセルおよびスタジオ縮小・閉鎖も発表されました(webアーカイブ)。しかし、ここから『Hytale』の復活劇が始まります。
2025年11月18日に、Hypixel Studiosの創設者であるSimon Collins-Laflamme氏がRiot GamesからIPの権利を買い取ってゲームの復活を宣言。同氏と共同創設者のPhilippe Touchette氏は今後10年間の開発資金を個人的支出として提供することを約束し、開発スタッフの再招集も行います。
今後は早期アクセスのゲームとして展開し、長期間の開発を見据えた上で“1.0を急がない”とコメント。その後2026年1月13日の早期アクセスを開始し、プロジェクト始動から10年以上の期間をかけ、ついにプレイヤーは『Hytale』を遊べるようになったのです。
なお、本作はMod対応にも注力していて、公式ブログでは紹介記事も公開しています。大手Mod共有サイトNexus Modsではすでに『Hytale』のカテゴリーも存在し、いくつかのModも配信中です。
遊びやすさが光る探索・採掘
今回はExplorationモードでゲームをスタートします。まずはキャラクタークリエイトで髪型や体型、顔などのパーツを選択していきますが、用意されているパーツの数も多く、ゲームのグラフィックと相まってかなり個性を出しやすい印象です。もちろんカラー変更や装飾品などもありますよ。
ゲーム本編はプレイヤーが石造りの神殿のような場所で目を覚ますシーンから始まります。まずは周囲を探索して落ちているアイテムを拾ったり、石やオブジェクトを壊して素材を入手します。素手の状態でも少し時間をかければ石を破棄する事が可能でした。ある程度探索が終わったら扉を開け、いよいよ『Hytale』の世界へと出発です。





ゲーム内では初期状態から最低限の斧やツルハシ、剣などの装備がクラフトできるので、最初は小石や枝を集めていきましょう。『Hytale』は『マインクラフト』などのボクセル作品や、さまざまなクラフトサバイバル要素の“便利だな”と思うような部分を持ち合わせたような作品です。
まず木を伐採する際も根本を切ればそこから上の木材を一気に入手できます。移動面で便利なのが「よじ登り」の存在で、プレイヤーは数ブロック上の場所なら簡単に登ることができます。この機能は敵から逃れるときにも便利ですし、ちょっとした崖などはよじ登り分を考慮すれば飛び移ることも難しくありません。




他にも露出した金属鉱石が光る、草を刈る程度ならツールを消費しない、クラフト時は周囲のチェストを参照するなど、細かな部分で遊びやすいと思わせる要素が発見できます。個人的に嬉しいのがオフハンド装備枠で、ラジアルメニューに複数のアイテムを登録できます。探索ではタイマツ、戦闘では盾など、簡単に切り替えられるのは非常に便利です。




お気に入り武器で戦闘に挑め!
本作の世界には多数の野生生物だけでなく、スケルトンやオークなどの敵性生物も存在しています。彼らはフィールドをうろついているだけでなく、ときに廃墟などに居を構えていることもあります。戦闘で勝てば色々な素材を入手できるので、しっかりと準備をして望みましょう。
『Hytale』では片手剣やメイス、両手剣、斧、双剣など豊富な種類の武器が用意されています。これらの武器は攻撃速度や範囲だけでなく、溜め攻撃やスキルで大幅に戦闘スタイルが異なります。また、すべての武器でガードも可能で、スタミナを管理しながら攻撃や防御を駆使していくことが重要です。




筆者のお気に入りは双剣で「相手に飛びかかってダメージを与えて後ろに飛び下がる」という溜め攻撃がかなり使いやすい印象です。飛び道具を使ったり、範囲の広い攻撃を使う敵でなければ一方的な攻撃も可能です。ただし、盾が装備できないというデメリットもあるのでこちらは要注意です。
敵の攻撃がかなり強い本作では、無理に正面から戦わずに弓矢を使うのもオススメです。また、食事を摂っておけば一定時間体力やスタミナ回復ボーナスもあるので、有利に戦うこともできます。なお、もし倒されてしまった場合はインベントリのアイテムを一部ロストしてしまいます。



建築も便利機能満載!
サバイバル要素のあるゲームの醍醐味と言えば拠点の建設です。本作の建築は専用のビルダーズ作業台を建築し、そこに素材を投入することで素材ごとに土台や壁、扉などの建材に加工できる形式です。建築は比較的オーソドックスな仕様で、設置する方向は回転できます。
ビルダーズ作業台に投入した素材は基礎建材であれば切り替え可能で作り直す必要もありません。さらにツールのハンマーを使えば、設置済みのブロックの紋様の変更なども行えます。建築時の高所作業でもよじ登り機能はとても便利で、屋根を張る際などにもある程度は足場を作らずに簡単に移動できました。




『Hytale』の建築は、作業台の仕様やハンマーの存在で再設置や間違えて加工した素材の集め直しといった手間が大きく削減されています。ゲーム内では基礎の作業台などにアイテムを投入してランクアップしていき、新しいアイテムをアンロックする必要があります。一方で家具や建材は初期状態ですべてのアイテムをクラフトできるのも嬉しい点です。
家具作業台があればより高度な建材や家具も作り出せるようになります。デコレーションアイテムも多く、本作のグラフィックにピッタリの家具や小物も多いので、ハウジングを楽しみたい人にも嬉しい作品です。



世界を発見してご褒美をゲット!
Explorationモードにはストーリーはありませんが、探索の目標となるコンテンツは存在します。マップ内のとある場所にある神殿に設置されているポータルをくぐると別の世界に飛ばされるのですが、そこでプレイヤーはこのゲーム内にいる生物の調査をすることになるのです。
生物の調査自体は簡単で、基本的に未発見の相手に近づけば自動的に登録されます。この対象は野生生物だけでなく敵モンスターも入っているので、調査ファイルを埋めるためには地下深くの溶岩地帯などの危険なバイオームにも行かなくてはなりません。ファイルを埋めるためにも装備を充実させることは重要です。





調査した生物を一定数報告することで報酬として、新しいアイテムのレシピなどもアンロックされます。特に種や罠などの製作に関わるファーマー作業台では「永遠に収穫できる種」がいくつか作れるようになります。農業は料理用だけでなく、クラフトに用いる「生命のエッセンス」収穫の意味もあるのでとても貴重です。
世界を探索していると神殿以外にも各地に色々な廃墟や施設が発見できます。中には宝箱があったり、地下の採掘跡に繋がっていたりと、貴重なアイテムを入手するチャンスです。特に採掘跡はレールとトロッコも入手できるので、まとめて持って帰りましょう!マップもわかりやすくマーカー機能もあるので、冒険から帰還しやすいのも嬉しいポイントです。





『Hytale』はボクセルサンドボックス作品として、さまざまな遊びやすさや使いやすい機能に優れた作品です。『マインクラフト』の超人気サーバー運営が関わっているということもあり、そのあたりは『マインクラフト』のMod文化の便利さを上手く導入しているのかな、と思います。
まだ早期アクセスが始まったばかりなので、ゲームとしても手探りで探索やクラフトを試している状態で、これは発見や発想につながる最高に楽しい時間です。細かな攻略情報を書くのも野暮なのですが、一部の作業台はアップグレード可能なこと、農業作業台は早めにアップグレードした方がいいかな、ということだけは書いておきます。




ゲームには2026年1月17日に最初のアップデートが適用され、新しいNPCの追加やバランス調整などが行われています。クラフトで作れるインベントリ拡張アイテムの条件も緩和されているほか、サウンド関連も改善され、ますます採掘が楽しめるようになりそうです。
紆余曲折ありついにリリースされた『Hytale』は、早期アクセスながらコンテンツ量もしっかりと用意されています。スタイルの幅が大きい戦闘や各種便利機能の便利さ、楽しさが光るので、今後のアップデートも楽しみです。なお、今後の更新予定に日本語対応(コミュニティ翻訳)も計画されていますよ!


『Hytale』は現在公式サイトにて早期アクセスにて配信中。起動には専用ランチャーが必要です。











