『マリオカート』シリーズでは順位が低いほど強力な効果を持ったアイテムが出やすい仕様が逆転要素として備わっています。シリーズで初となる24人対戦を実現した最新作の『マリオカート ワールド』では、意図的に最下位付近を維持するプレイヤーが多く見られることを海外メディアPolygonが報道しています。
カオスでハチャメチャな24人対戦ではトップ維持は困難？
Polygonの記事では、本作は24人対戦の導入により逆転要素がより顕著に現れてしまい、意図的に最下位付近を維持する戦術を取るケースが増加していることが取り扱われています。壁を走る「ウォールラン」を含む新しいテクニックでの開拓もされていることにも言及しつつ、レース中に停止してでも低い順位を維持するプレイヤーがいることに触れている形です。
近年の『マリオカート』シリーズでは、序盤で下位を維持して強力なアイテムを集め終盤で追い上げる「打開」と、序盤から上位を取り最後まで逃げ切る「前張り」という戦術がプレイヤーの中で知られています。
参加人数がシリーズ最多となる本作では、攻撃アイテムが頻繫に飛んできてしまい上位でも中位帯に巻き込まれるケースが頻繫するため、打開戦術の方が比較的安定している模様です。
また、同メディアは前作『マリオカート8 デラックス』では、停止や逆走をしてアイテムをとっても強力なアイテムが入手できなくなるアップデートが2023年11月に実施されたため、本作でもなんらかの仕様変更が実施される可能性があると推測しました。
誰でもトップを狙える逆転性と技術が反映される競争性のバランスについて、『マリオカート ワールド』における今後の動向が注目されています。
『マリオカート ワールド』はニンテンドースイッチ2向けに発売中です。
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