2025年7月2日、個人開発者のかめきち氏は料理シミュレーションゲーム『おじいちゃん!ごはんつくって!』の無料デモ版をSteamにて配布開始しました。
自炊料理で孫たちを喜ばせよう!AIによる判定が下される料理シミュレーションゲーム
『おじいちゃん!ごはんつくって!』なる気になるタイトル。このゲームは一体どんな内容なのか……ということで、さっそく本作の体験版をプレイしてみました。

プレイヤーは妻を亡くした、男やもめの老人です。毎週一度自宅へとやってくる、娘と孫2人との食事会を楽しみにしている……という設定に、妙にリアルさを感じるのは筆者だけでしょうか。

ところが食事会といっても店屋物を取るだけで、それ以外の1人の食事はインスタントばかり……という食生活を娘に咎められる主人公。うう、筆者も耳が痛い。

そこで、次回の食事会に「手料理」をふるまうことを提案する娘。主人公は「男子厨房に入らず」世代なのか、包丁を握ったこともないと答えましたが、孫2人の「おじいちゃんの料理が楽しみ!」という視線にも押し切られ、自炊料理へとチャレンジすることになったのでした。

こうして、「はじめてのおりょうり」に主人公は挑みます。

街に出てみると、タイミングよく初心者向けの「みゆき先生の料理教室」が開催されていました。とりあえずこれに参加しましょう。

温厚そうなみゆき先生の元で、まずは初心者向けの「豚肉の生姜焼き」にチャレンジすることに。

豚ロースを薄切りに、生姜をすりおろし、醤油やみりんを加えて炒めて、生姜焼きを仕上げてみましょう。各材料を使用する厳密な量や火加減の指定などもできますが、とりあえずはデフォルト設定で問題ありません。
なお本作の仕様なのか、新たなレシピを使用して料理を制作した際には「調理開始!」を押した後から、料理の出来上がりまでしばらくローディング時間が発生します。実際に料理を作っている気持ちになって、多少気長に待ちましょう。

みゆき先生からお褒めの言葉を頂けました。これは……行けるかもしれない!!

レシピを覚えたら、スーパーや精肉店、八百屋で料理の材料を揃えましょう。この世界のお米めっちゃ安い……うらやましい……。

さて1週間が経ち、ついに孫たちに手料理をふるまう時が来ました!みゆき先生直伝の豚肉の生姜焼きに、炊きあがった白米を添えます。

孫の涼介からは……「ちょっと味付けが薄い」と言われたものの、おおむね満足な評価です。

もう1人の孫の凛は……この子、そのまま料理番組の審査員として活躍していけるのではないでしょうか。

娘からは高評価。醤油とみりんのバランスを取るのは料理初心者にはやや厳しかった。

3人の評価は245点という結果でした。某番組なら「才能アリ」といったところでしょうか。


かくして、自炊料理道に目覚めた主人公。この姿は趣味に目覚めた独居老人として、一つの理想的な姿かもしれません。
『おじいちゃん!ごはんつくって!』は、PC(Steam)にて無料デモ版が配布中です。製品版の公開時期は未定ですが、本作の料理の判定にはAI(LLM)が使用されており、より厳しいAIが料理を判定するハードモードややり込みモードが搭載されるとのことです。
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