2025年7月18日から7月20日にかけ、京都・みやこめっせで開催された日本最大級のインディーゲームイベント「BitSummit the 13th(以下、BitSummit)」。国内外のタイトルを取り扱うインディーゲームパブリッシャー「Beep Japan」のブースでは、多彩なジャンルを取り揃えた9タイトルの試遊を展開していました。
本稿では、そのなかでもローグライク2Dアクション『KidBash: Super Legend』に着目。BitSummitの会場にて、実際にデモ版をプレイしたレポートをお届けします。
日本ゲームの影響が色濃い“懐かしい”2Dアクション

ゲームの舞台となるのは、忘れられてしまったゲームキャラクターたちが住む世界「O.D.D.」。プレイヤーが操作する記憶喪失のヒーロー「キッドバッシュ」は、空飛ぶ海賊船が近くの村を破壊するところを目撃してしまいます。
そんな経験を経てキッドバッシュは、村を再建しながら、ボスの待つ“ローグマウンテン(ダンジョン)”を登っていき、真のヒーローになるべく戦いへ挑みます。


『ロックマン』シリーズと『星のカービィ64』の影響が色濃い本作。
デモ版においてキッドバッシュは、近距離武器の「剣」「拳」、遠距離武器の「銃」「ボム」から2つを装備することができ、敵を倒してゲージを溜めれば、それらをミックスした強力な攻撃を放つこともできました。壁ジャンプやダッシュなどのアクションを織り交ぜながら、ランダム生成される横スクロールダンジョンを駆け抜けていきましょう。
なお、ダンジョンはいちステージにつき3つの階層が用意されており、それぞれを進行・クリアしてアイテムを手に入れる度に武器やアクションの強化を行えます。クリア報酬のアイテムは、次の階層へ臨む前に2つの選択肢から選べるので、プレイヤーの好みに合ったキッドバッシュに育てられるのもポイント。9方向に射撃ができるロックバスター風「銃」の使い勝手があまりに良かったので、筆者はそればかりを強化していました。


また道中で、プレイヤーを助けてくれる仲間キャラクターがたくさん登場するのも本作の魅力。ちょっとした会話の中に、日本のゲームへのオマージュが散りばめられているので、ゲーマーは思わずニヤリとしてしまうことでしょう。
なお、クレイアニメ風の可愛らしいアートデザインをしていますが、進めれば進めるほどステージの個性的なギミック・敵キャラが牙を向くので、難易度は少々高めかもしれません。やられてしまうと拠点となる村にキッドバッシュが転送され、ローグライクらしくイチからダンジョンへ出かけることになります。村には様々なキャラクターが住んでおり、彼らと信頼関係を築いていくと攻略にとってプラスの恩恵が得られるようです。


また、Beep Japanブースではゲームボーイカラー版『KidBash』も展示されており、この完成度にも非常に驚かされました。なお、こちらは本編のストーリーの前日譚となっているとのこと。
記憶喪失のヒーロー「キッドバッシュ」を操作するローグライク2Dアクション『KidBash: Super Legend』は、PC(Steam)にて配信予定でリリース日未定。本作が気になる方は、公式Xなどをフォローして続報を待ちましょう。
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