ロシアのインディーデベロッパーMorteshkaは、新作アドベンチャー『ひとつ目のリーホ(One-Eyed Likho)』の早期アクセスをSteamにて開始しました。
モノクロで描くスラブ民話の闇

本作はスラブ民話を題材にした、一人称視点のフォークホラーアドベンチャーです。プレイヤーは名もなき旅人として、マッチのわずかな火を頼りに暗がりを進みながら、スラブ民話における不幸と苦難の象徴「リーホ」の痕跡を追いかけます。
舞台となるのは霧に覆われた深い森や打ち捨てられた小屋など、19世紀スラブ地方の民間伝承を色濃く反映した空間。ゲームは全編モノクロで描かれており、色彩を廃したコントラストの強いビジュアルが静かな恐怖を感じさせます。

懐中電灯や地図などの道具は一切存在せず、限られた数のマッチ箱のみで進んでくことになります。マッチは道を照らしたり、草木や蜘蛛の巣を燃やしたり、仕掛けを解いたりすることに使用しますが、この火は一時的なもので、使いどころを間違えば暗闇に取り残されてしまいます。
正しい進行ルートとなどは明示されず、すべてはプレイヤーの選択次第で進んでいきます。プレイヤーの行動によっては、訪れる場所や出会う現象が変化する可能性もあるようです。
民話をなぞる物語と今後の展開

今回の早期アクセスでは、物語の導入部と複数の探索エリアがプレイ可能。20~30分程度の体験ができる体験版も、Steam上で引き続き配信されています。今後のアップデートでは、ストーリーの追加や探索エリアの拡張、新たな謎解き要素や演出強化などが予定されています。


『ひとつ目のリーホ』は、Steamにて早期アクセスを配信中です。












