「荒々しいアメリカ開拓時代と日本のゲームデザインの融合」スローライフADV『Cattle Country』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「荒々しいアメリカ開拓時代と日本のゲームデザインの融合」スローライフADV『Cattle Country』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Castle Pixel開発、PC/Linux/PS5/Xbox Series X|S向けに5月27日にリリースされたスローライフアドベンチャー『Cattle Country』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Castle Pixel開発、PC/Linux/PS5/Xbox Series X|S向けに5月27日にリリースされたスローライフアドベンチャー『Cattle Country』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、心癒されるようなスローライフシムと、西部劇の冒険アクションを両立させた作品。プレイヤーは西部の開拓者として新しい農場を作り、地域の住民と交流したり、釣りや農業を楽しんだり、隠された財宝を求めて鉱山を冒険したりしながら、自分だけの小さな楽園を作り上げていきます。日本語にも対応済み。

『Cattle Country』は、2,100円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

RobRobと申します。Castle Pixelのオーナーをしています。私はインターネット黎明期のFlash時代からゲームを作っており、最初はAdam Saltsman氏のFlixelを使って始めました!私の生涯で一番好きなゲームは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』です。このゲームこそが、プレイヤーが没頭できる世界を作りたいという私の情熱に火をつけてくれた作品なのです。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Rob本作の最も興味深くユニークな点のひとつは、その舞台設定です。本作は、農業シミュレーターの魅力とアメリカ西部開拓時代の荒々しさや冒険心を融合させています。プレイヤーは、小さな開拓町での生活を体験でき、盗賊、暴走列車、干ばつ、狩りなどさまざまな出来事に遭遇します。このアイデアは、私たちが大好きな古い西部劇映画やテレビ番組から頂戴しました。成長していく開拓町の雰囲気…そしてそこで展開される物語、危機、そしてチャンスにあふれた場所を表現しつつ、居心地がよく親しみやすい感覚も保ちたかったのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Robもちろんです。HBOのシリーズ「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」からは大きな影響を受けましたし、「トゥームストーン」や「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のようなクラシックな西部劇映画も同様です。これらの物語から、開拓地での生活がいかに過酷でありながらも希望に満ちているかを感じました。

ゲーム面では、『牧場物語』や『Stardew Valley』のような農業シミュレーションが大きなインスピレーションになっています。古い西部劇映画はしばしば暗く荒々しいトーンになっていますが、私たちはそれを、『ゼルダ』や『マリオ』のような任天堂のクラシック作品を思わせる遊び心あふれるカラフルな雰囲気と融合させたかったのです。あれらのゲームは、危険が潜んでいても常に温かく迎え入れてくれるように感じられました。本作でも、まさにそのバランスを目指したのです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Rob最もやりがいを感じた瞬間のひとつは、NPCの日常ルーティンシステムを完成させたときです。本作には22人の個性豊かなキャラクターがおり、それぞれが曜日ごとに異なるスケジュールを持っています。彼らは日々の生活を送り、酒場を訪れたり、川で釣りをしたり、雑貨店で買い物をしたり、駅で荷物を受け取ったり、時には山の頂上で星を眺めたりします。これらすべてのルーティンが連動して動くのを初めて見たとき、その光景はまるで魔法のようでした。町が生き生きとし、本作が本当に息づく場所のように感じられたのです。その瞬間、ゲーム自体に独自の鼓動があるように思えました。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Rob最も印象的だったフィードバックは、言葉ではなくプレイヤーたちの行動に表れていました。これまでの私たちのゲームは平均して約15時間のプレイ時間でしたが、本作ではプレイヤーの方々が100時間以上も遊んでくれているのです!その事実を目にしたとき、本当に身の引き締まる思いがしました。私たちが作り上げた世界を、これほど長く楽しんでもらえる…それは信じられないほど素晴らしい感覚です。誰かの興味をこんなにも長く引きつけられるものを作れるとは想像もしていませんでしたし、プレイヤーの皆さんの心にこれほど深く響いていることに、言葉では表せないほど感激しています。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Rob今後のアップデートでは、たくさんのワクワクする新機能を予定しています!プレイヤーの皆さんには、大幅に強化された採掘要素を楽しみいただけます。例えば、植物油で動くドリル、落盤イベント、宝石で満たされた古い骸骨や金貨が詰まったブーツなどのレアな発見などです。さらに、農場の奥深さとカスタマイズ性を高めるため、改良された納屋や鶏小屋も導入します。

加えて、配偶者キャラクターたちの日常ルーティンも強化し、作物の収穫や設備の管理などの作業を手伝うことで、本当の農場パートナーのように機能するようになります。私たちは、アップデートのたびに本作の世界をより生き生きと感じられるようにすることに全力を注いでおり、これから追加されるすべての要素をプレイヤーの皆さんに体験していただける日が待ち遠しいです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Robもちろん大丈夫です!本作をプレイしてくださるクリエイターの皆さんを見るのは大好きです!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Rob本作は、ある意味で二つの文化の融合です。アメリカ開拓時代の精神と、日本のゲームデザインの魅力の二つですね。そのカラフルな世界、癒し系のドット絵、アニメ風のキャラクターポートレートは、任天堂をはじめとする日本のゲームの影響なしには生まれませんでした。日本のプレイヤーの皆さんにも、この文化の融合を感じていただき、冒険心と温かさをあわせ持つ開拓時代の世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。私たちの物語を共有させていただき、ありがとうございます。イーハー!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:みお

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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