
2025年11月9日、インディーゲームの展示会である東京ゲームダンジョン10が開かれました。
本記事では『Non Eternals』の試遊レポートをお届けします。
UIかゴチャゴチャになるほど強い!? MMORPGのニッチなポイントに目をつけたRPG
本作は中世ファンタジー風の異世界が舞台。ここに現実世界のクリエイター(マエストロ)が迷い込み、それぞれが抱えた悩みが魔物として具現化してしまっているそう。タイトル通り、本作のシナリオはエタる(作品が完成せずにボツになる)ことを主軸に置いており、創作の苦しみを味わっているキャラがたくさん登場するそうです。
彼女たちを助けるために、タンクのれん、アタッカーのあおい、ヒーラーのみなとが立ち上がります。
というわけで、まずはキャンプにてスキルをセット。
本作の目玉は、UIの配置がステータスやスキルの強化に関係するという点です。

たとえば、HPバーの近くにスキルを置くと、そのスキルを使用した際にHPを少しだけ回復することができます。
そんな具合であらゆるUIを載せまくり、どんどん画面が狭くなっていきます。ヘルプがど真ん中に置かれているゲームなんて見たことがありません……でもこれが強ぇんだ!
バトル部分は『ファイナルファンタジーXIV』のような、適切なタイミングと順番を守ってスキルを回していく作りです。
独自のクールタイムを持つ大技と、全体にクールタイムがかかる技を分けて使用していき、敵モンスターの体力を削っていきます。敵の技の予兆を見て、回避かスタンを入れていくのも忘れずに。
『FFXIV』に影響を受けたゲームとして、AOE(Area of Effect、攻撃予兆エフェクト)を避ける遊びは多くのゲームが取り入れていますが、本作はスキル回しに重点を置いており、そちらを意識するのは珍しいなと感じました。これだけでも十分に楽しいものになっています。

さて、道中でリリという名前のマエストロを発見。彼女はどうやらゲーム開発者で、いつも自分のゲームが完成させられないことに悩んでいるようでした。

そんな彼女が生み出したボスキャラクターをみんなで討伐します。倒したあとはみんなでお悩み相談。毎日同じ時間に作業するとか、集まってやればサボりにくいとか、あたたかいアドバイスが飛び交います。こうやってちょっとずつ世界を救っていくんですね……(泣)。
本作の開発者であるasiram氏にお話を聞くことができました。

――開発期間はどれくらいですか?
asiram氏:ひとりで6年くらい作っています。3Dモデリングと音楽は外注していますが。
――開発中に苦労したところはどこですか?
asiram氏:自分はストーリーというものを書いたことがなかったのですが、自分の身の回りのことなら書けるかなと思いまして、ゲーム制作がエタることを題材にしました。
――何故作ろうと思ったのですか?
asiram氏:自分はスマートフォンゲームのサーバーサイドエンジニアをしていたんですが、ゲームの研究をしていた際にUIっていいなと感じることがありました。それが原点です。ゲーム部分は『ファイナルファンタジーXIV』に影響を受けているんですが、あまりに似過ぎたものを作ってしまい、2年前に知り合いからアドバイスを貰いまして、そこで初めてUIの配置によってステータスやスキルが強化されるゲーム性を導入しました。それで独自性が出てきました。
――いつ頃発売予定ですか?
asiram氏:2026年第4四半期の発売を目指しています。

MMORPGのUIに目をつけたところや、クリエイターの悩みを主眼に置いたシナリオなど、ユニークなポイントの多いRPGでした! キャラクターも可愛らしくて素敵です。
『Non Eternals』は、PC(Steam)向けに配信予定です。









