
FreeMindとPlayWayがパブリッシャーを務める掃除シミュレーション『Purrrifiers: Cleaning Chaos - Cats & Goofylike Co-op』が、11月4日にSteamにて早期アクセスとして発売されました。
Rubens GamesとFreeMindが手掛けた本作は汚れたり散らかったりしている場所をきれいにする1人称視点の掃除シミュレーションであり、最大4人でのマルチプレイにも対応しています。
ただ掃除をするだけではなく「グーフィーライク」と銘打たれる本作には、カオスや不条理なユーモアといった要素もふんだんに含まれています。なお、「グーフィー」とは気立てがよくてのんびり屋とされるディズニーのあのキャラクターであり、いわゆる“トラブルメーカー”としてのおとぼけぶりからジャンル名になったようです。
そんな本作は掃除という名の膨大な作業と、広大なマップの探索を楽しめる、早期アクセスながらボリュームたっぷりの作品でした。
なお、執筆に際してはパブリッシャーのFreeMindより提供を受けたSteamコードを使用しています。
チュートリアルで掃除の基礎を習得
本作では本編とは別にチュートリアルが用意されており、基本的な掃除の方法を学ぶことができるようになっています。
「市長のアシスタント」から仕事に呼び出されますが、ネコの「ルシアン・プック・プコフスキー」から出ていく前にボウルにご飯を入れるよう文句を言われます。

すぐにクローゼットで缶のキャットフードが見つかりますが、どうやら主人公は前日に派手なパーティをしていたらしく、家の中を掃除してから出発しろとネコに叱られて掃除のチュートリアルが始まります。

バスルームにはなぜかトラがいて、その中で鍵を入手。物置部屋を開けるとひと通りの掃除道具が収納されており、まずは高圧洗浄機から使うことになります。高圧洗浄機には水が必要ですが、給水ステーションは持ち運べるうえに3m以内にいれば自動で補充してくれる便利な仕様です。


壁や床の大きな汚れを落とす高圧洗浄機は掃除シミュレーションでは定番のツール。Zキーでフリーズモードに入れば、その場でノズルの方向のみを動かすこともできます。

汚れを落としてきれいにするという単純作業にはジャンルならではのチルな楽しさがあり、部分ごとに9割ほどで可とされる大雑把さのおかげで、ごく僅かな“残り”を探す苛立ちに進行を邪魔されることもありません。
高圧洗浄機である程度掃除をしたところで次に進み、スプレーとスポンジで家具などの小さな汚れを落とすよう指示されます。左クリックで洗剤を吹き付け、右クリックでスポンジで拭きとるツールであり、汚れを落とすには何度か繰り返す必要もありますが、3回分までの洗剤は一度に拭き取ることもできるため、慣れるとテンポよくできるようになります。

汚れを落とした次は、ゴミ箱によるゴミ拾い、倒れた椅子などの片づけ、汚れたシャツの洗濯、食器洗いと続きます。


作業に次ぐ作業ですが、これこそシム系ジャンルの醍醐味であり、作業した分だけ着実にきれいになっていく様子を見ると達成感を覚えます。


これでチュートリアルは完了し、本作における基本的な掃除の方法を学んだことになります。浴槽に置かれたボートで仕事へと出発すると、メインメニューに戻ります。

広大なマップを探索するボリュームたっぷりの本編
基本を学んだところで本編を開始すると、チュートリアルの冒頭でも呼び出されていた島「Purrreapolis」に到着するところから始まります。
出迎えてくれた小柄な市長に話しかけると、島全体が乱雑な状態になっていると説明され、主人公には「散らかりに対する最後の防衛線」としてまずは警察署にある市長のオフィスまで来るように指示されます。

目的地を確認しようと地図を開くと、今見えている範囲がほんの一部分に過ぎないことに気付きます。早期アクセス中であるために解放されているのは島の4分の1程度ですが、それでも広大です。

さっそくクエストの目的地である警察署に向かいますが、この移動は正直に言って少し面倒に感じます。ファストトラベル先となるバス停や、移動速度が速くなるキノコなども用意されてはいますが、ジャンル的に敵との戦闘などがあるわけではないためにどうしても移動中は単調です。
ストアページによると、乗り物の実装やアクティビティの追加などが計画されており、正式版に向けてこの部分は改善を期待したいところです。

しばらく移動して最初の目的地である警察署にたどり着きます。なおストアページではオープンワールドと紹介される本作ですが、ロケーションの入り口から中に入るにはロードを挟むことになります。


警察署内部のオフィスで市長に会うと、オフィスのインク汚れの掃除を依頼され、本編においてはここで高圧洗浄機とスプレー&スポンジが手に入ります。

それが完了すると次は選挙ビラを集めるクエストで、ゴミ箱が解禁。建物の内外でビラを剥がして回ります。

次のクエストは市長のネコ探しおよび助けを必要とする警官を手伝うという内容で、ここからは警察署内を探索してサブクエストも受けることになります。
警察署内ではゴミや汚れだけでなく、すぐには使途のわからないアイテムや、不思議な部屋、そして様子のおかしいキャラクターなどが見つかります。



サブクエストでは、水に反応して有毒な蒸気を発する汚れの掃除や脱獄中の囚人を手伝うなど、掃除以外の要素も用意されており、ゲームプレイにバリエーションが出てきます。



こうしてメインやサブのクエストをこなしていき、様々な場所を掃除してきれいにしていくことになります。クエストを進めることで、チュートリアルにはなかった掃除機が解禁されたり、探索してパズルを解くことで入れるようになる場所なども用意されています。


点在するロケーションと拠点要素も
舞台となる広大な島にあるロケーションは警察署だけではなく、探索して辿り着くことでそれぞれの場所でクエストを受けることもできます。

また市長からジャンクヤードの鍵を受け取ることで拠点が手に入ります。

ジャンクヤードでは指紋除去機があれば価値のあるアイテムを換金可能な状態にできるほか、設計図を購入して設備を解放することで掃除で集めたゴミを資源に変え、それを素材にして価値のあるアイテムを作ることもできるようになります。


さらにジャンクヤードに特定の設備を購入して設置することで、カーペットやノートPCの掃除といった仕事を受けることもできるようになります。


以上、「グーフィーライク」の掃除シミュレーション『Purrrifiers: Cleaning Chaos - Cats & Goofylike Co-op』のプレイレポートをお届けしました。説明不足やシステム面での細かい不満点は少なくない作品ではありますが、広大なマップを探索してクエストを受けるオープンワールド風のボリュームあるコンテンツで、心ゆくまで掃除を楽しめる内容となっています。
また、今回はソロプレイでのレポートでしたが、「すごい棒」などの特殊なツールや変人揃いのNPCなどユニークで混沌とした内容でもあるので、最大4人でのマルチプレイでは笑いの絶えない体験ができるのではないかと思われます。
『Purrrifiers: Cleaning Chaos - Cats & Goofylike Co-op』はWindows向けにSteamにて1,500円(11月19日まで1,350円)で早期アクセスとして販売中です。













