歯ごたえ抜群『バブルボブル シュガーダンジョン』!ローグライクと融合し実現した“甘い世界でのシビアな体験”が癖になる【先行プレイ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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歯ごたえ抜群『バブルボブル シュガーダンジョン』!ローグライクと融合し実現した“甘い世界でのシビアな体験”が癖になる【先行プレイ】

難しさが癖になる!

連載・特集 プレイレポート
歯ごたえ抜群『バブルボブル シュガーダンジョン』!ローグライクと融合し実現した“甘い世界でのシビアな体験”が癖になる【先行プレイ】
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タイトーおよびARC SYSTEM WORKSより『バブルボブル シュガーダンジョン』が、PC(Steam)にて2025年11月27日に発売されます(ニンテンドースイッチ/PS5版(日本語版)は2026年にリリース予定)。

本作は「バブルボブル」シリーズ最新作。1986年から今なお続くIPとあって、主人公「バブルン」に馴染みがあるゲーマーも多いことでしょう。本稿ではそんな本作を先行プレイした模様をお伝えし、タイトーで行われた試遊会の様子も紹介します。

結論から言うと、“ローグライクとうまく融合していてハマってしまう”のが本作の感想。歴史ある「バブルボブル」シリーズだから……という前提は抜きにして、“2025年にリリースされるゲームとして面白い”と感じさせられました。気になる方はぜひご一読ください。

スイーツの世界はそう甘くはない…プレイスキルを磨きたくなる難易度の高さがゲーマーに刺さる!

『バブルボブル シュガーダンジョン』のゲームモードはローグライク要素の強い「スイーツダンジョン」と、敵やギミックが固定されたステージを探索する、昔ながらの「スイーツキャッスル」のふたつ。ゲームの流れを大雑把に言うと、ローグライクな「スイーツダンジョン」でアイテムをそろえ、準備を整えて「スイーツキャッスル」に挑むという形です。「スイーツキャッスル」のボスを倒すことで「スイーツダンジョン」の最大到達階層上限も引き上げられるので、相互に影響し合うスタイルです。

アクションは「バブルボブル」シリーズならではのシンプルさを持っています。ざっくり言うと“敵をバブルで包んで、その泡を割ったら倒せる”という内容。「普通のバブルは左右にしか出せない」「バブルに乗って移動できる」「風の流れに沿ってバブルは移動する」などの特徴はありますが、構造自体は限りなくシンプルです。

水流で下の敵を攻撃することも可能ですが、使える回数は有限。

炎の柱を吹き出すバブル(ファイヤードリンク)や、障害物をすり抜けて横に攻撃してくれるバブル(サンダードリンク)などの装備も存在しています。ただしこれは回数制限のあるアイテムなので連発はできず、切り札的な立ち位置。基本的には通常のバブルで敵を包み、倒したり足場にしたりして進んでいくことになります。

ちなみに、一度敵にぶつかるとゲームオーバー!身代わりになってくれるアイテムも存在しますが、持ち込めるアイテム枠をひとつ圧迫します。

「スイーツダンジョン」は先に書いたようにローグライク要素の強いコンテンツです。アイテムなどは持ち込み可能ですが、どんなステージが出現するかは毎回変動します。『バブルボブル シュガーダンジョン』のアクションはシンプルで、時間をかけたり敵の動きを見抜けばそこまでクリアが難しいものではありません。

さらには倒さずともゴールに向かえばクリアは可能ですが……「スイーツダンジョン」には時間制限があり、これがいい味を出しているのです。

これは正確に言うならば「時間制限」というよりは、「無敵のお邪魔エネミー“すかるもんすた”が出現するまでの時間」です。カウントは100から始まり、敵を倒すことでわずかに伸ばすことができます。

バブルに包み損ねた敵に気づかず、アイテムを取りに行ってゲームオーバー!

この制限時間の存在によってプレイ中は「敵を倒さずゴールに向かってダッシュする」「素早くコンボを繋げつつ先に進む」どちらかを選ばなければいけなくなります。ゆっくり遊べばクリアできるところ、心の焦りがプレイミスを誘発します! そうなるともう一度遊びたくなるのがゲーマーの心理で、筆者はやめ時を見つけられず「スイーツダンジョン」に熱中していきました。

もちろん、本作はやはりファミリー向けであって、「クリアしやすくなるシステム」もしっかり存在しています。たとえば「リベルのまほう図書館」で様々なステータスを向上させて「装備できるドリンクの数」や「バブルの飛距離」などを成長させていけます。さらには前述の身代わりになってくれるアイテム「バブルンクッキー」もありますしね。「スイーツダンジョン」の目的はアイテムなどを生成する資源を集めることなので、ゆったりとプレイしたり、集めたアイテムを手に途中離脱もできます。

……だけどせっかくなら、今行ける到達階層の上限までアイテム頼りにならずプレイスキルでクリアしたい!ゲーマーとしての挑戦心に火をつけられると、『バブルボブル シュガーダンジョン』はそれに応えるように難しく、そして面白くなっていくのです。

数秒の猶予で「数体の敵をバブルで包めばコンボを稼げるな」や「この配置は時間がかかる! 先に進もう!」「今、装備しているファイヤードリンクを使えば一掃できるかも……?」という瞬間的な思考が楽しいし、上手く先に進んでいけると爽快感があります。その一方で常に意識しちゃうのは「一回でも敵にぶつかるとゲームオーバー」というひりついた緊張感です。

たとえばこのマップでは4体の敵が一列に並んでいます。これをクリアするのは作戦としてはシンプルで、ジャンプする敵をバブルで包んで足場として向こう側に渡り、同じ高さから残りの敵を一掃すればいいだけ。

だけど他のステージと違って出口が敵に防がれているし、ちょっと焦ってミスしがち。最適解はドリンクでの攻略ですが、「今、消費アイテムを使うべきだろうか?」と悩んでしまいます。そもそもその挑戦では役に立つドリンクを装備していない可能性も高いですしね。

要するに、上に書いたように突破方法が明確なほどシンプルなのに、遊んでいて「厄介なステージが来たな!」と思わせられるわけです。

筆者はローグライクな「スイーツダンジョン」にハマりましたが、ステージが固定されていて時間制限のない昔ながらの「スイーツキャッスル」にハマる人もいるでしょう。どちらを主目的とするかは人それぞれですが、「バブルボブル」というIPに頼っているだけではなく“今、面白い「バブルボブル」を作る”という意思を持つタイトルです。

正直に言うと、「昔からあるIPだから……」といった偏見が筆者にはありました。しかし侮るべからず、2025年発売の新作ゲームとしての面白さを持ったタイトルが『バブルボブル シュガーダンジョン』でした!

歯ごたえある難しさは海外市場を見据えたから!?欧米や韓国でも人気の「バブルボブル」シリーズ

今回は先行プレイレポの前に、タイトーにて開催された『バブルボブル シュガーダンジョン』の先行試遊会にも参加させていただきました。そこでは「バブルボブル」の歴史や軽い催し、対戦パズルゲーム『QQQbeats!!!』『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』の最新情報も披露されました。ちなみに、「バブルン」本人(?)も会場に登場!

そこで伺えたこととしては、実は「バブルボブル」シリーズはヨーロッパや韓国でも非常に人気が高いということ! 韓国では野球の始球式に登場したこともあるそうですし、ヨーロッパでは『バブルボブル シュガーダンジョン』の発表で感激のハグをされるほどと聞きます。もちろん日本でもよく知られたタイトルではありますが、熱量に関しては日本を上回るかもしれません。

『バブルボブル シュガーダンジョン』は、先ほどのプレイレポでも述べたとおりに高難易度です。これについて話を聞いたところ、ヨーロッパ人気などの影響もここには介在しているとのこと。向こうでは高難易度のゲームが好まれるため、優しい作りにするよりも難しさが生む面白さを追求したほうが良いと判断されたと聞きます。

この時点で筆者は『バブルボブル シュガーダンジョン』は「日本のファミリー向けの難易度ではないかも?」という印象を抱いていたので、かなり納得できます。むしろ洋ゲーや海外のインディーゲームが好きな人間にこそ刺さるタイプでしょう。

最近はインディーゲームなどをはじめとし「短い時間でサクッと遊べて、プレイスキルに依存している面白さがあるタイトル」が盛り上がっていますが、『バブルボブル シュガーダンジョン』の「スイーツダンジョン」はまさにそれ。微に入り細を穿ち「ローグライクの面白さ」が意識されており、そしてそれが「バブルボブル」のシステムと強くかみ合っているのです。

「バブルボブル」シリーズは1986年から始まり、『パズルボブル』などをはじめとしたスピンオフ作品が多く作られています。今なおシリーズが作られている一方で、日本ゲーマーは「懐かしい」と感じる方も多いはず。

対して、筆者が今回感じたこととしては「懐かしいとか懐かしくないとかそういうレイヤーで語る必要なく、普通に面白いぞ!」という感覚です。シリーズの歴史を語るより、ローグライクとの親和性を分析したほうが良いと思ったくらい。

『バブルボブル シュガーダンジョン』は、「バブルン」ファンはもちろん、中毒性のあるローグライクアクションを探している方はチェックする価値があるタイトルです。


『バブルボブル シュガーダンジョン』はPC(Steam)にて2025年11月27日発売予定。ニンテンドースイッチ/PS5版(日本語版)は2026年に発売予定です。価格は通常版 5,280円(税込)、デラックスエディションが6,380円(税込)となります。


ライター:高村 響,編集:TAKAJO

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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