
『ファイナルファンタジーIX』英語漬け第2回はアレクサンドリア脱出後から、ディスク1のクライマックス、ブルメシア陥落までの内容からピックアップしていきます。ここから登場するフライヤはリマスターで青い瞳がはっきり見えるようになり、帽子と髪に隠れていたオリジナルとは見え方が向上しました。うつむき加減で見えるか見えないかが変わり、表情がより豊かに感じられるので、リマスターにまだ触れていない人も是非改めてプレイしてみてください。
Dialogue/Dali~Lindblum~Burmecia

Black Waltz No.1:You defeated No.1, but No.2 and No.3 will reclaim the princess!
Reclaim:取り戻す
1号を倒そうとも、2号3号がいずれ王女を取り戻す!

Black Waltz No.2:Are you the one who defeated No.1?
I am Black Waltz No.2!
My power, magic and speed make me far sperior to No.1!
Resisstance is futile!
Superior:優れている
Futile:無駄、無意味
黒のワルツ2号:貴様等が1号を倒した連中か?我は黒のワルツ2号!
我が力、魔力、速さは一号よりも遙かに優れているのだ!
抵抗など無意味!

Vivi:Why...? Why would you do such a thing!?
Weren’t they your friends!?
Black Waltz No.3:You fool. Do I look like some lowly black mage soldier?
Kwhahaha! Worry not about them:
many more are being produced even now!
ビビ:どうしてこんなことするの!?仲間じゃなかったの!?
黒のワルツ3号:馬鹿め。我が下等な黒魔道兵と同じに見えるのか?
カカカカ!気に病むことは無い、これからより多く造られるのだからな!
改めてみるとものすごく噛ませ犬感のある1号2号。お手本のような捨て台詞はまさに中ボスの鑑です。最後に出て来た3号はビビに命の価値を突きつけ、ムービーシーンではなかなかの大暴れをするなど、出番は少ないながらも物語に爪痕を残していきました。

Freya:Hey, monkey-tail, you're disturbing the other customers.
Zidane:What the―you've got tail, too, rat-face!
Freya:Rat-face... After I finish my drink, I'm gonna kick your butt.
フライヤ:おい、猿シッポ。他の客に迷惑だろ。
ジタン:んだと―そっちもシッポあるじゃねぇか、ネズミ面!
フライヤ:ネズミ面……飲み終わった後でぶっとばしてやろうか。

Freya:You forgot my name?
Zidane:You're Helga, right?
Freya:Wrong.
Zidane:...Christine?
Freya:No!
Zidane:You used to live next door to me. How's it going...Ratchel?
Man, you've really got...big.
Freya:You nasty little―
Zidane:Come on. I'm just kiddin'.
You know I never forget a pretty girl's name.
フライヤ:おれの名を忘れたか?
ジタン:ヘルガだろ?
フライヤ:…違う
ジタン:…クリスティーヌ?
フライヤ:違うッ!
ジタン:隣に住んでたんだっけな。そうそう確か―ラッチェル?
それにしてもずいぶん…大きくなったなあ。
フライヤ:てめぇいい加減に―
ジタン:おいおい冗談だって。かわいい娘の名前は絶対に忘れないさ。
本作屈指の迷言「お静」「隣に住んでたネズ美」は英語ではこうなりました。レイチェル本来のスペルはTが入らない「Rachel」です。日本語では古風な「のじゃ」調のフライヤですが、こちらでは結構語気がやや強めで風来坊のイメージに。今だと『Ghost of Yotei』の篤の雰囲気でしょうか。


Quina:Will I find yummier frogs outside? Okay, I go with you!
Quale:Quina... S/he still need much leaning. Please help him.
クイナをはじめとするク族の英語は文法を無視した喋りで、Be動詞や助動詞、時制の使い方が間違っています。さらにジェンダーは不明なので「She」でも「He」でもなく「S/he」でどちらでもない書き方です。

Freya:Sir Flatley...I don’t think I can live on my own―not without you.
Flatley:Freya, you’re going to be fine.
Trust your strength...and have faith in your destiny.
Once I complete my journey around the world,
I will return to Burmecia.
Freya:Then promisse me, one more time, that you will return.
Flatley:I promise.
フライヤ:フラットレイ様…わたし一人では―あなたなしでは生きていけません
フラットレイ:フライヤ、君ならきっと大丈夫
己の強さを信じ…己が定めを信じるんだ。
世界を巡る旅を終えたときには、ブルメシアに戻ってくるよ
フライヤ:では今一度、必ず戻ってくると約束してくれますか
フラットレイ:約束しよう

Fratley... You never came back...
You’ve left me with nothing expept rumours of your death.
I couldn’t believe it! I still won’t believe it!
Never. Not until I witness proof of your death with my own eyes.
And I will travel across the world forever if I must...
フラットレイ……あんたは戻ってこなかった……遺したのは死の報せだけ。
信じられなかった!信じるものか!
死の証をこの目で確かめるまでは、絶対に。
例え世界中を永遠に巡ろうとも……
フライヤがブルメシアを出奔したのが5年前なので、このときは15~16才になるでしょう。騎士を慕っているときのフライヤはかなりロマンチックな会話をしていて、現在との様変わりに何があったかを想像させます。武者修行の旅やジタンとの出会いについても機会があれば読んでみたいですね。

Kuja:I find this rain quite pleasant...
It feels as through the raindrops are blessing our victory...
雨がこんなに心地良いなんて知らなかったよ……
まるで雨粒が僕らの勝利を祝福しているようだ……

Rats oftten look for new homes when they sense an earthquake.
They probably moved to the sandy tree house by now...
So, you see, it’s too late. The king has already turned tail and fled.
ネズミは地震を感じると新しい巣を探すんだってねえ
奴らは今頃砂まみれのツリーハウスに移ったんじゃあないかな
そう、もう手遅れなんだよ。王はとっくに尻尾を巻いて逃げ出したってわけさ

Beatrix:I once killed a hundred knights single-handedly...
To me, you two are nothing more than insects.
Single-handedly:独力で
私はかつて独りで百人斬りを成した…貴様等など虫けら同然。

How rediculously weak... Isn't there anyone who is worthy of facing me?
馬鹿らしい程未熟…この私に敵う者はいないのですか?
物語の要所で立ち塞がる強敵二人がブルメシアでいよいよ登場です。堂々たる不遜ぶりが格の違いを見せつけてくれます。ブラネと共にアレクサンドリアの侵攻に加わるクジャとベアトリクスは、心の内にどんな思いを秘めているのでしょうか…。














