『ファイナルファンタジーIX』ボクの記憶は―ビビの遺言と叶わなかった "Could've gone"の仮定法過去完了【ゲームで英語漬け#171】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ファイナルファンタジーIX』ボクの記憶は―ビビの遺言と叶わなかった "Could've gone"の仮定法過去完了【ゲームで英語漬け#171】

I do what I want! You have problem!?

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『ファイナルファンタジーIX』ボクの記憶は―ビビの遺言と叶わなかった
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11月からスタートした英語で読む『FF9』特集も最終回。ガイアとテラ、二つの星の運命をかけた決戦の後、ジタンが下した決断は……。








Dialogue/Ending

Zidane:...Kuja's still alive. I can't just leave him.
Steiner:This is ludicrous.

  Just because you two are from the same planet doesn't mean―
Zidane:No, that's not the reason. (中略)
  Because I might've done the same thing if I were in his shoes.
  I probably would've fought against you guys

  and wreaked havoc in Gaia like he did...
  I know it sound crazy...but I know, deep down inside, I have to do this.

  • Ludicrous:馬鹿馬鹿しい

  • In ~s shoes:~の立場になる

  • Wreak havoc:大惨事を起こす、めちゃくちゃにする

ジタン:…クジャはまだ生きてる。放ってはおけない
スタイナー:馬鹿な!お主達が同じ星の出だからといって―
ジタン:そんなんじゃねえよ。もしオレがあいつの立場になったら同じ事をしてたと思う
  きっとおまえらとも戦って、あいつがしたようにガイアをめちゃくちゃに…
  バカみたいだよな…でも、そうするべきだって心の底で感じるんだ

Zidane:Dagger―I mean, Your Highness.
  The abduction is over. I can't take you any further.
  ...I'm sorry for being so selfish.
Dagger:No... You're not being selfish. ...You've done so much for us.
  If it weren't for you, I probably would've led a meaningless life.
  With you, I was able to see so much of the world

  and meet so many people.
  We faced many hardships, too...

  but...I think I finally know what's important.
  I'm so fortunate to have met you. I'll never forget our trip together.
  Thank you, Zidane. Promise me one thing... Please come back.

  • Hardship:苦難

  • Fortunate:幸運な

ジタン:ダガー…いえ、王女様。誘拐は終わりました。これ以上は連れて行けません
  …私の身勝手をお許しください
ダガー:…あなたは身勝手なんかじゃないわ…わたしたちにたくさんのことをしてくれた
  もしもあなたじゃなかったら、私はきっと無意味な日々を過ごしていたでしょう
  あなたと一緒だったから、たくさんの世界を観て、多くの人々と出会えた
  多くの苦難にも直面し…でも、そうしてやっと何が大切かが分かったのです
  あなたに会えて本当に幸運でした。共にした旅路は決して忘れません
  ありがとう、ジタン。一つだけ約束して…必ず戻ってきてください。

Kuja:I don't deserve to live after all that I've done.
  I'm useless to this world.
Zidane:No one's useless... You helped us escape, remember?
Kuja:After you guys beat me, I had nothing left...nothing more to lose.
  Then, I finally realised what it means to live...I guess I was too late.

クジャ:あんな事をした後じゃあ僕に生きる資格なんて無いよ
  僕はこの世界に必要ない存在なのさ
ジタン:必要ない存在なんて無い…逃がしてくれたのはあんただろ?
クジャ:君達にやられて、僕にはもう何もない…失うものさえもね
  その時、ようやく生きる意味ってやつに気が付いたよ…我ながら遅すぎたかな

What to do when I felt lonely...
That was the only thing you couldn't teach me.
But we need to figure out the answer for ourselves...
I'm so happy I met everyone... I wish we could've gone on more adventures.
But I guess we all have to say goodbye someday.
Everyone... Thank you. Farewell.
My memories will be part of the sky...

さみしくなったときどうすればいいのか…
それだけは教えてもらえなかったよね
でもその答えは自分でみつけなきゃ
みんなと会えてしあわせだったよ…もっと冒険してみたかったな
でも、だれでもいつかはさよならを言うときがくるんだよね
みんな…ありがとう。さようなら。ボクの記憶はあの空の一片にあるから…

She told me that she could not live without me.
So, the sun is our enemy, too. The eastern sky grows bright.
Will we not spread our wings, as yonder birds in joyous flight?
Could she have betrayed me? Ney, ne'er would my love speak false.
I must have faith! She shall appear if I only believe!
As the sun lends me no ear, I pray instead to the twin moons!
I beseech thee, wondrous moonlight, grant me my only wish!
Bring my beloved Dagger to me!

  • Yonder:向こうの、彼方の

  • Joyous:嬉しそうな、歓喜に満ちた

  • Beseech:請い願う、懇願する

  • Wondrous:神秘的な

彼女は私無しでは生きられぬと言った
ああ、太陽も我が敵となるか。東の空がもう明ける
歓喜に翔ぶあの鳥たちのように、我らは翼を広げることも叶わぬのか?
彼女は私を裏切ったのか? いや、我が愛しき人は決して偽りを申さぬ
信じるのだ!信じさえすれば彼女は現れる!
太陽が耳を貸さぬなら、代わりに双子月に祈ろう!
願わくは、霊妙なる月光よ、我が唯一の望みを叶え給え
愛しきダガーを私の許へ!

物語の終わりが近づくと、話しは自然と「あのとき」の振り返りが多くなります。そこで出てくるのが、今頃の受験生を悩ませる“Would have 過去分詞”の仮定法過去完了です。いわゆる「たられば」の実際に起こったのとは異なる選択や結果について言うときに使います。今回取り上げた中だけでも4箇所あり、いずれもドラマチックな感情が伴う台詞ですので、こうした物語と一緒に覚えるとより印象的な学びを得られるでしょう。

次作の『ファイナルファンタジーX』以降、『FF』シリーズは連作やスピンオフ、拡張などで一作の物語を伸ばす方向にシフトしました。PS世代の3作では『ファイナルファンタジーVII』がその路線に乗り、更に移植が活発なFC~SFC世代の6作と比べると、『ファイナルファンタジーVIII』や本作が目立たないポケットにずっと入っていたのがもったいないと感じていました。発売25周年アニバーサリーイヤーには、『FF14』への派生や様々なイベント、そして新たな物語が語られる絵本とアニメのスピンオフと、想像以上に盛りだくさんの展開が続きました。王道外しが巷に溢れる昨今、まさに王道のど真ん中を行く古典的冒険活劇は、気持ちよく胸に響くのではないでしょうか。


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ライター:Skollfang,編集:宮崎 紘輔

ライター/好奇心と探究心 Skollfang

ゲームの世界をもっと好きになる「おいしい一粒」をお届けします。

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編集/タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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