【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死

最終的に、ゲーミングカレーメシを巡る風刺劇と、正義の奮闘をユーモラスに描いています。撮影に使ったメシはみんなでおいしくいただきました(本当に)。

ゲーム文化 その他
【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死
  • 【ゲーミング刑事の事件簿 #2】嘲笑うゲーミングカレーメシ。ゲーミング刑事、その愛と死

——12月の東京は寒く、心まで凍りついてしまう。様々な「ゲーミング」製品が跳梁跋扈する悪魔のシティ。人間の心を亡くした亡者たちが蠢く声が聞こえる。ブラインド越しにそびえ立つ摩天楼を眺める男の目は、厳しいものだった。

「ゲーミング」と名のつく製品は夢だった。初めて自分用のPCを得た時、ゲーミングマウスに触れた時の衝撃を、君は覚えているだろうか。男は、静かに頷いた。はっきり思い出せる。Logicoolの「G」のロゴのついたマウスを握り、カチカチと音の出る青軸のキーボードを叩いた時のこと、いまでも昨日のことのように思い出せる。

その時、「世界の輪郭を掴んだ」ような気がした。昨日までマトモに動かせなかったアカリ(リワーク前)が、自分の分身のように動き出したときの胸の高鳴り、決して忘れることはないだろう。

しかし現代、東京、サイバーシティ。「ゲーミング」製品は腐敗しきっている。ゲーミング製品は虚飾と欺瞞の温床となった。「ゲーミング」を名乗るが、その実ゲーミングでもなんでもない偽(ぎ)ゲーミング製品が跋扈している。嘆かわしい状況だ。昭和はよかった、昭和には、王貞治だっていたし、鉄腕アトムだって空を飛んでいたし、正しいゲーミング製品がたしかにあった。

それに比べて、令和はいったいどうなってしまってるんだ? 世はまさに「偽(ぎ)ゲーミングディストピア」とも呼べるような、荒廃した状態だ。誰かが法となり立ち上がらねばならない。世に跋扈する“ゲーミング”を名乗る怪しい製品どもに正義の鉄槌を下す、その時がやってきた。彼はそのために地獄から蘇り、現場に戻ってきた。人呼んで……。

ゲーミング刑事 二期主題歌「CREATOR」

クリエイター向けPCが欲しい

動画とか作りたいし

画像も編集したい

DTMがしたいんだ


クリエイター向けPCが欲しい

Unityだって触りたいし

アンリアルエンジンだっていい

クリエイターになりたいんだ


メモリ今高いけど32GBほしい

CPUはRyzen 7がいい

SSDは2TBほしい

なによりRTX 5060 Ti (16GB)が欲しい

でも それって


見た目が違うだけ

ただのゲーミングPC

あんまり光らないだけ

中身はゲーミングPC

クリエイター向けPCを買って

タルコフしかしてません

ほんとタルコフやめられないんす

助けてください

倉庫整理してたら二時間経ってました(でも怖くてSCAVでしか出てません)


シンセサイザーのアルペジオにディレイがかかっていく(クローズドキャプション)

都内某所・ゲーミング警察本部、二百五十六曲署のオフィス。ゲーミング刑事はPCを操作していた。しかしその表情にははっきりとした「怒り」の色が見て取れた。

奥歯からはギリギリと軋む音がする。なにか凶悪な事件でもあったというのだろうか。何処かに、また残虐な偽ゲーミング製品が、現れたとでも、いうのだろうか。

ゲーミング刑事のPCの画面に表示されるのは「0/15/0」の文字……。何を隠そう彼はWASD操作の追加をきっかけに『リーグ・オブ・レジェンド』に復帰したところだったのだ。しかし、そううまくはいかない。最初の試合で15デスしてしまい、あまりの怒りに手を震わせているところだった。

意外とMidカリスタがいい感じ。WASD操作で復帰勢が挑む『リーグ・オブ・レジェンド』【年末年始特集】

ビーッ!ビーッ!

けたたましい音が鳴り響き、画面が切り変わる。

「おい、ゲーミング刑事か!? 例の犯人の居場所がわかったぞ!」

 エマージェンシーコールの主は、同僚の「ダブルリフト」だった。

「何だって!?」

ゲーミング刑事は立ち上がる。ここ数ヶ月ずっとその行方を追い続けていた大物、ヤツの居場所がわかったというのか……!?

”ヤツ”とは、そう、「ゲーミングカレーメシ」のことだ。巨大企業である日清食品から発売されている即席カレーライス「カレーメシ」。その中でゲーミングを謳うゲーミングカレーメシは、かつて(2023年ごろ)も一度闇社会を賑わせていた。

その時は取り逃したが、今、再発売されている。これは千載一遇の好機である。ゲーミングカレーメシを任意同行させ、コイツが偽ゲーミング製品だということを、暴き、社会に秩序を取り戻すのだ!

そうと決まったら、出動だ!走れ!ゲーミング刑事!飛べ!ゲーミング刑事!そして、ゲーミングカレーメシを捕まえ、社会に秩序を取り戻すのだ!(二度目)

――同日同時刻、都内某所、カレーメシの自宅。カレーメシは心配そうにゲーミングカレーメシのことを見やる。

「なあ、ヤバいことはやめとけって言ったじゃないか。ゲミ。わざわざゲーミングになんて手を出さなくたって……」

「カレーメシ、あだ名で呼ぶのをやめろって、言っただろ。おれはゲーミング製品として『メジャーリーグ』に行くんだ。鬼のように儲けてやるよ。サツなんて怖かねえぜ」

……とでも会話しているのだろうか? たぶん、そんな感じがする……。

「そこまでだ!!!!!!!」

そんなゲーミングカレーメシの隠れ家に突入するゲーミング刑事!

「ひ、ひえええええ!」

とでも言ってそうなカレーメシは、すっかり驚いてそうだし、ゲーミングカレーメシのほうも、まさかこうなるとは予測してなさそうだったので、驚いていそうだった。

「チッ、おれも年貢の収めどきか」

ゲーミングカレーメシはうつむいていそうだったし、そんな感じのことを言ってそうな雰囲気に見えた。実際に言っていたかどうかは定かではない。

「X時X分……ゲーミングカレーメシ、確保!」

ゲーミング刑事は自らのコートをゲーミングカレーメシに被せ、署に連行した。なんとスムーズな逮捕劇。ゲーミング刑事のゲーミング刑事たる所以が発揮された非常にスムーズな事件解決だった――その時は、誰もがそう思っていた。

場所を移し(全部同じ場所に見えるかもしれませんが、移動しています)、二百五十六曲署の取り調べ室。静かに座るゲーミングカレーメシと、それを今から取り調べようとしているゲーミング刑事。同じ「ゲーミング」の名前を冠するもの同士、心と心を削り合う、取り調べが、今開始しようとしている!

「おい、貴様! 何をもってゲーミングと名乗ってるんだ!」

ゲーミングカレーメシは黙秘を貫いている。

「アルギニンとかカフェインとか書いてあるけど、それゲーミングっていうかエナドリに寄せてるだろ! エナジーカレーメシならわかるけど、なんでゲーミングカレーメシなんだよ!!!」

正論で詰めるゲーミング刑事。しかし黙秘を貫くゲーミングカレーメシ。

「なんでゲーミングになると黒いんだよ! 全ゲーマーは黒い服が好きだとでも言いたいのか貴様!!!」

激怒するゲーミング刑事。しかし黙秘を貫くゲーミングカレーメシ。

取り調べは深夜にまで及んだ(全部の写真を数十分で撮ったかのように見えるかと思いますが、本当に深夜にまで及んでいます)。

「畜生……口の硬い野郎だ……」

しかし、ゲーミング刑事にはこんなときのための秘策があった。

「お前も強情なやつだな……カツ丼でも食うか?」

カツ丼を差し出すゲーミング刑事。メシに飯を差し出す異常な図だ。

深夜の「心に染みる」ゲーミング刑事の取り調べに、さしものゲーミングカレーメシも、ついにその硬い口を開いたかのように見えた。

ゲーミング刑事もようやく一息つき、サングラスを外したその一瞬……。その一瞬を、ゲーミングカレーメシは見逃さない。

「いまだ!!」

……と、言ったかどうかはわからないが、ゲーミングカレーメシが逃げ出した。ゲーミングカレーメシはその俊足を生かし、署の入口まで逃走する。

「アーッ!!!!!!!! ゲーミングカレーメシが逃げてる!!!!」

「クソっ! なんて逃げ足の早いヤツなんだ! 待てい! 待てーい!?」

「許さんぞ! ゲーミングカレーメシ!!!」

しかし、扉を開けたゲーミング刑事の目に飛び込んできたのは恐ろしい光景だった。

「う、うわ~ッ!」

扉の先に待ち構えていたのは、銃を構えたゲーミングカレーメシとその仲間たち。そして、エナドリの連合軍。すべてはゲーミング刑事をハメるための茶番だったのだ。ゲーミング刑事の執拗なゲーミング追求に怒っていたエナドリ&ゲーミングカレーメシ連合軍は、ゲーミング刑事に無慈悲な集中砲火を浴びせる!

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ(銃声)

ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(絶叫)

集中砲火に為すすべなく倒れるゲーミング刑事。

「なんじゃあ、こりゃあ……」

ありがとう、ゲーミング刑事。さようなら、ゲーミング刑事。別にちょっとカフェインが入ってるぐらいのことをゲーミングって呼んだっていいじゃないか。ゲーマーはエナドリすきだし、それでいいじゃないか。辺りには、ゲーミング刑事を嘲笑する声が響き渡る。

しかし、ゲーミング刑事の魂までは死んでいない。彼の志は、彼の高潔な魂は、彼のその純粋な「ゲーミング」に対する愛は、ダブルリフトトム・クランシーシャープシューターLv6、アイオニアの秘密の戦士たちの長「黄昏の瞳」であるシェンなどに引き継がれていくことだろう……。

ゲーミング刑事、第一部、完!

余談

ただふざけていてもアレなので、撮影が終わったあとに実際に食べてみました。「え、撮影!? ゲーミング刑事って死んだはずでは!?」というピュアな読者の方には申し訳ないですが、この部分はジャッキー・チェン映画のNG集みたいなテンションで読んでください。

……ウーン。

私、こと、ゲーミング刑事は普段よく普通の「カレーメシ」や「完全メシ カレーメシ」を食べることがあるのですが、味としてはいわゆるそういった基本的な「カレーメシ」を大きく逸脱しておらず、食べやすい感じです。「ジンジャーキーマ」とあるように、生姜の風味が強く、カフェインとかのエナドリっぽい成分の刺激をやや緩和するための工夫かな、と思います。これと一緒にエナドリ飲むとさすがに身体に悪そうですが、冬場はつめたい炭酸飲料などを飲むのがしんどいタイミングもあるので、あったかくエナドリっぽい成分を身体に入れられるのはなかなかいいな、という感想になりました。ゲーミングかどうかは諸説あると思いますが、まあ言うぶんには勝手ではある(記事のすべての前提を覆す発言)。

私は(特に冷食と「完全メシ」シリーズですが)日清食品を普段からよく食すファンではあるので、こういう試みはできるかぎり応援したいという思いがあります。日清の冷食の「ビャンビャン麺 」マジでうまいので(ファミマで売ってるやつも、たしか中身は日清です)それ食ってみてください。余談でした。



カレーメシ シーフード 日清食品 インスタント ごはん ご飯 104g×6個
¥1,297 (¥216 / 個)
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:文章書く彦,編集:キーボード打海

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

+ 続きを読む

編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 17年共に過ごした飼いネコを亡くした海外ゲーマーが『スカイリム』での思わぬ再会に涙

    17年共に過ごした飼いネコを亡くした海外ゲーマーが『スカイリム』での思わぬ再会に涙

  2. 「ゼルダの伝説」実写映画の撮影終了!海外イベントにて報告―2027年5月7日公開へ

    「ゼルダの伝説」実写映画の撮影終了!海外イベントにて報告―2027年5月7日公開へ

  3. 理想の都市を1:1スケールで再現できるリアルな都市建設シム『City Masterplan』発表!

    理想の都市を1:1スケールで再現できるリアルな都市建設シム『City Masterplan』発表!

  4. 『スカイリム』のNPC全排除!ゲーム内の人物すべて生身の人間、ModによるオンラインRPサーバー「Keizaal Online」が好評を博す

  5. 『Bloodborne』アニメ映画化との海外報道!ソニー制作によるR指定作品に―フロム・ソフトウェアの名作

  6. ワープスターに乗った「カービィ」フィギュアが再販!キラキラとした世界観を演出、お手頃な価格&サイズの「POP UP PARADE」

  7. 『Manhunt』の雰囲気にインスパイアされた『GTA:SA』総改変Mod「GTA: Carcer City」デモ版リリース!

  8. ゲーム制作再始動のYouTuber・なるにぃ氏、勉強しながら自作モックアップを開発中。今後プロの手によりブラッシュアップを予定

  9. 世界のあらゆる街が舞台に!? 緊急サービス運営シム『Global Rescue』早期アクセス開始日決定

  10. 『モンハンワイルズ』で撮影の映画「Monster Hunter: Eko」が米博物館で上映―YouTubeでも視聴可能な有志の短編作品

アクセスランキングをもっと見る

page top