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物語に引き込まれる。だからこそ、胸が痛い…『CODE VEIN II』【先行プレイレポ】

胸を締め付けられる展開でも、この物語を最後まで見届けたい

家庭用ゲーム PS5
物語に引き込まれる。だからこそ、胸が痛い…『CODE VEIN II』【先行プレイレポ】
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バンダイナムコエンターテインメントは、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けのドラマティック探索アクションRPG、『CODE VEIN II』を、2026年1月29日に発売します。

本作は、2019年に発売された『CODE VEIN』のシリーズ最新作で、崩壊した近未来世界を舞台に、滅びの運命に抗いながら生きる吸血鬼たちのドラマを描いています。

本作の舞台は、「リンネ」と呼ばれる変質現象により、人も動物もバケモノへと変わってしまい、文明が崩壊した未来の世界です。人類は不死の存在である吸血鬼の力によって、かろうじて滅びを免れていますが、「リンネ」の封印が弱まり、再び世界を滅ぼそうとしています。
プレイヤーは、一度命を落とした主人公として、主人公に半分の心臓を分け与えた吸血鬼の少女・ルゥとともに、世界の滅びを食い止めるため、過去の時代へと冒険に出ることになります。

今回はバンダイナムコエンターテイメントにPS5版のプレビューデータをご提供いただき、発売前に本作をプレイすることができたので、本作の魅力についてお伝えします。なお、一部物語について言及しているため、ネタバレが気になる方はご注意ください。

■物語に引き込まれるからこそ、胸が痛い…

本作では、物語に強く引き込まれる感覚があります。登場するキャラクターたちの表情や目線、声といった一つ一つの描写に説得力があり、プレイヤーの心をぐっと掴んでくる印象を受けました。

吸血鬼のバディキャラクターとの物語の中で、長い時間を共に過ごすことで自然と感情移入しやすくなっています。主人公はバディと心臓を共有する立場にあり、その副作用としてまれに「浸食現象」が発生します。これによりバディの過去の記憶が断片的に描かれ、そこに関わる人物が物語に登場するなど、ストーリー上の大きな転機となる演出が用意されています。

筆者は、序盤で戦うことになる敵のフランツと、バディであるノアの関係性が特に胸に残り、とても印象的だと感じました。

正直、見ているだけで苦しくなるようなストーリーもあり、その中でプレイヤーに選択が委ねられる場面もあります。本当にこの決断で良いのかと深く悩みながらボタンを押すこともあり、物語や人間模様に強く心を動かされる作品だと感じました。

■敵は確かに強い!でも戦えます

本作は、登場する敵が非常に強いです。敵が放つ一つ一つの攻撃が重く、受けるダメージも大きい印象を受けました。また、1体の敵に意識を集中していると、近くで索敵していた別の敵がひそかに忍び寄り、背後から襲われることもあります。
通常のフィールド上にいる敵であっても、保護色に紛れて隠れていたり、壁の裏に潜んでいたりと、思わぬところから攻撃を仕掛けてきます。そうした敵たちとの戦いをかいくぐりながら、倒して先へと進んでいきます。

戦闘では、「術式」と呼ばれる技と通常攻撃を組み合わせて戦います。ただし、術式を使用するには「イコル」と呼ばれるエネルギーが必要になります。このイコルは、敵に対して吸血攻撃を行うことで回復していきます。
使用する術式によって必要なイコルの量も異なるため、強い敵と戦えば戦うほど、術式の使いどころが難しくなると感じました。

吸血することでイコルを回収する

ただ、術式が決まったときの爽快感は非常に高く、戦っていて楽しいと感じさせてくれる点も印象的でした。うまく術式を使いこなして戦えるようになれば、より一層おもしろさを味わえるのでしょう。筆者自身も、もっと上手くなって気持ちよく戦えるようになりたいと、プレイ後に少し悔しい思いをしました。

 

術式は決まると気持ちいい

プレイヤーは、敵を倒すごとに経験値のような役割を持つ「ヘイズ」を手に入れることができます。このヘイズは、主人公のレベルを上げたり、武器などの強化に使用したりすることができます。

主人公のレベルを上げるためには、フィールド上に点在する「ヤドリギ」と呼ばれるアクセスポイントにアクセスする必要があります。ヤドリギでは、いつでもレベルアップが可能なため、複数の敵と戦って程よくヘイズが貯まったと感じたタイミングで立ち寄り、こまめにレベルを上げていくことで、比較的戦いやすくなると感じました。

この青い光を帯びているのが「ヤドリギ」
ヤドリギでは主人公のレベルを上げることができます

このヘイズは、戦っている途中で倒されてしまうと、その場に落ちてしまいます。そのまま回収できればプレイヤーのものになりますが、回収できないまま再び倒されてしまうと、消えてなくなってしまいます。

強い敵と戦っていて苦戦しそうな場合には、優先して拾い直すか、あるいはそのヘイズを諦めるかという決断を迫られることもあり、少し心苦しく感じる場面もありました。

また「ヤドリギ」では武器の術式の変更や複製、回復に値する再生力の回数や量を増やすことができ、バディとなる吸血鬼の変更も可能となっています。

ヤドリギで武器の術式の変更も可能となっています

ほかにも、過去の世界で主人公の中に入ってしまったルゥと対話することができます。この過去の世界では、立ち回り方や目的を再確認できるほか、これまでの物語を振り返ることも可能です。

過去の世界ではヤドリギにアクセスするとルゥとの対話ができます

本作では、武器や防具を強化したり、特殊な能力を付与したりすることができます。それぞれに必要なアイテムやヘイズが求められるため、プレイヤーの戦闘スタイルや手元にある武器の攻撃力などを踏まえて、どの武器や防具を強化するかを考える時間も楽しいと感じました。

レベルを上げ、武器や防具を強化していくことで、次第に敵と渡り合えるようになってくる過程は、とても楽しいと感じました。

もちろん、物語が進むにつれて強敵と出会い、何度も何度も挑戦する中で心が折れそうになることもありました。しかし、そうした場面でも「ここを乗り越えれば、きっとその先におもしろいストーリーや新しい出会いが待っているはずだ」と信じることで、踏ん張ることができました。

どうしても「難しい」という印象が先行しがちではありますが、ストーリーに引き込まれて先が気になるため、普段であればコントローラーを置いてしまいそうになる場面でも、「もう少し頑張ってみよう」と思えた点は、本作ならではのおもしろさだと感じました。

また、ゲームの最中でも主人公の容姿を変更できたり、お風呂に入ることで新しいレシピを思いついたりと、物語や戦闘以外にも楽しめる要素が随所に散りばめられていました。

容姿の変更も可能です

お風呂に入ることで、新しいレシピをひらめくこともあります。

本作は確かに、戦闘において多くの困難がプレイヤーに降りかかるかもしれません。しかし、その困難を乗り越えた先に見える物語が、そうした苦労を吹き飛ばしてくれるように感じられた点です。

胸を締め付けられるような展開であっても、最後まで見届けたいと思える物語であるため、何としてでもこの戦いをクリアしてやろうという心構えで、最後まで戦い抜くことができたと感じました。

ただ難しいだけではなく、その先を知りたいという渇望がプレイヤーの背中を押してくれる作品ですので、少しでも興味が湧いた方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

『CODE VEIN II』は、PS5/Xbox Series X|S/Steam向けに8,100円(税別)で2026年1月29日(Steam版は1月30日)に発売予定です。

《ライター:藍田奈結,編集:みお》


編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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