気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、CAVYHOUSE開発、スイッチ/PS5/PS4向けに3月19日(PC版は2025年9月10日)にリリースされた死体探し王道ジュブナイルアドベンチャー『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、自分を古墳だと思い込んでいる男の子・こふんくんが、自分の中に入ってくれる死体を探す王道ジュブナイルアドベンチャー。街中を歩き回り、そこにある人や物に調べたり話しかけたりすることで物語が進んでいきます。「アクションポイント」を使用することで、新しいスキルを覚えたり、謎解きのヒントを入手することも可能。こふんくんの声優は『鬼滅の刃』で竈門禰豆子の声を演じた、鬼頭明里さんが担当しています。
『こふんは生きている』は、1,400円(PS5/PS4は1,430円)で配信中(Steam/スイッチ/PS5/PS4)。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
善乃CAVYHOUSEの善乃です。『こふんは生きている』のグラフィックやシナリオ、システムなどいろいろ担当しています。
一番好きなゲームは『ファイナルファンタジーIX』と『ポケモン』シリーズ、現在はずっと『ぽこ あ ポケモン』を遊んでいます。やめられない…!
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
善乃『こふんは生きている』は自分を古墳だと思い込んでいる男の子が主人公という、一風変わった設定の王道ジュブナイルになっています。ゲーム制作のきっかけになったのは、通販会社のフェリシモさんが10年ほど前に出していた、古墳のクッキー型です。
こちらは様々な色や形のかわいい古墳が焼けるという素晴らしいアイテムで、一目惚れして購入を即決した思い出があります。こふんくんのキャラクターは、この型を使ってクッキーを焼いた時の経験から生み出されています。こふんくんの裏面がおいしそうだったり、変形が得意だったりするのはそこから来ています。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
善乃一番影響が大きいのは 『塊魂』と『おさわり探偵 小沢里奈』かなと思います。どちらの作品の世界観も最初は突飛な印象を受けると思うのですが、ゲームを遊んでいるうちにその世界観を自然に受け入れられるようになっていく過程がとても好きです。『こふんは生きている』でも同じ経験を体験してもらえたら嬉しいです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
善乃奈良県にある富雄丸山古墳の発掘体験に参加したことです。富雄丸山古墳は、巨大な蛇行剣が発見されて今最も熱いと言っても過言ではない古墳なのですが、実はこの発掘体験時に、まだ発表される前の蛇行剣を遠くから見せていただくというものすごくラッキーな経験をさせていただきました。自慢したくて仕方がなかったのでこの機会に自慢させていただきます。
発掘体験自体も、初めて見る道具に触ったり、埴輪のかけらを掘り出したりしてとても楽しく印象深く、ゲームの解像度が上がるとてもいい経験でした。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
善乃博物館のマップへの反応です。本作ではゲームの中で博物館に行けるのですが、展示物には実在する出土品の公開された3Dモデルを使わせていただいています。
絶対に本物の出土品を使いたい!そっちのほうが面白い!とこだわりを持って作ったマップなので、好意的な反応を多くいただけてとても嬉しいです。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
善乃キャラクターをより身近に感じられるような、グッズの販売などができたらと考えています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
善乃大丈夫です。たくさんの配信お待ちしています!
――最後に読者にメッセージをお願いします。
善乃『こふんは生きている』は、一見奇抜な設定で出オチっぽく見えるかもしれませんが、ストーリーにもとても力を入れた作品です。
こふんくんの謎や埴輪族の秘密など、ミステリ要素ありの見どころの多いストーリーになっていますので、物語を楽しみたい人にぜひとも遊んでほしいです!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








