韓国ゲームメディア「Inven」によると、NCSOFTは2026年5月13日に開催した2026年第1四半期決算説明会において、韓国・台湾でヒット中のMMORPG『AION 2』について、2026年第3四半期にグローバルリリースを実施する方針を明らかにしました。
韓国・台湾での好調を足がかりに世界へ

『AION 2』は、前作『タワー オブ アイオン』の200年後の世界を描くクロスワールドMMORPGです。韓国および台湾では2025年11月より配信中でグローバルリリースは、2026年サービス開始予定とされていました。グローバル版は北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、日本の4地域にサーバーを展開予定で、日本語インターフェイス・音声・字幕に対応予定です。
本作は韓国および台湾市場において、同ジャンルのユーザー層を広げる成功を収めており、PC部門の売上高が四半期で過去最高となる3,184億ウォンを記録する一因となっているとのこと。パク・ビョンム共同代表は「既存の『Throne Liberty』など他のサービスに比べ、本格的なマーケティングをまだ開始していないにもかかわらず、各種指標はそれらをはるかに上回る水準で推移している」とし、グローバル展開への自信をのぞかせました。
6月のサマーゲームフェストが本格プロモーションの起点に
マーケティング面では、6月上旬のサマーゲームフェスト(Summer Game Fest)への参加を皮切りに、ライブ配信やプロモーション活動を本格化させる計画が示されました。パク代表は「そうなれば非常に良い成果が出ると期待している」と述べ、グローバル市場への訴求に向けた準備が整いつつあることを示唆しました。
韓国・台湾市場の維持も並行して強化
一方、韓国・台湾向けには6月にリリース半年記念イベントおよびシーズン4の開始を予定しており、復帰ユーザーの呼び戻しを図るとのこと。直近のトラフィックは当初想定の減少曲線に沿って多少落ち着いているものの、パク代表は「長年のライブサービス運営で培った経験を活かし、当初予想していたライフサイクルとMAU、売上を韓国・台湾市場で維持できると見ている」としました。
レガシーIPの地域拡張も同時進行―『AION Mobile』中国ローンチも視野に
『AION 2』のグローバル展開と並行して、NCSOFTはレガシーIPを活用したスピンオフおよび地域拡張戦略も積極的に推進。
まず、「リネージュW(Lineage W)」が5月27日に東南アジアでリリースされる予定です。さらに『リネージュM (Lineage M)』と『Lineage 2M』の中国進出、そしてXiangqi Gamesが開発中のAION Mobile』の中国ローンチも計画されており、『AION』IPはPC向けの『AION 2』だけでなく、モバイル分野においても中国市場への本格参入を目指す形となっています。
ホン・ウォンジュンCFOは「レガシーIPの安定的な売上維持と新たな試みが、成長の基盤としてしっかりと根を下ろしている」と強調。こうした多角的な展開を通じて、強固なベースライン売上の基盤を構築していく方針を示しました。
NCSOFTの今後のラインナップ

『AION 2』のグローバル展開と並行して、『Cinder City』『Time Takers』『Limit Zero Breakers』の3タイトルもグローバルテスト段階に突入。さらに2027年以降には『Horizon Steel Frontiers』『アストラエ・オラティオ(Astrae Oratio)』『Defect』などのリリースも控えており、来年以降のさらなる成長に向けた準備が着々と進んでいるようです。
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