2026年5月22日(金)から24日(日)にかけて、日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」が京都みやこめっせで開催されました。
本記事では出展タイトルの1つ、『審判官シェパード』の試遊の様子をお届けします。


本作はミステリー系ビジュアルノベルADVです。物語の舞台となるのは神権国家ヴクリウム。民たちはクリウムの恩恵の元で暮らしています。
しかし、光には影があるというもの。この世界にもクリウムの恩恵を拒む者たちがいて、彼らは異端者と呼ばれています。クリウムの伝令者たる審判者は、異端者を見つけ、尋問し、裁きを下さなければなりません。

主人公・シェパードも、そんな審判者の1人です。彼は今、初の正式な調査任務に向かっている最中。首都郊外の星村という小さな村から出荷されたオリーブの中に異端の疑いがあるものが発見されたので、その調査に赴いています。
本当は通話相手である上司のブランド長官とともに行う任務なのですが、長官はどうやら急遽異端審判部の会議が入ったため、先に1人で村の様子を見ておいて欲しいとのことでした。シェパードはこれ幸いと、大きな成果を上げるべく、ブランド長官が到着する前に任務を終わらせようと意気込みます。

1人で調査だなんて危険かと思われるかもしれませんが……シェパードには昇進を焦る理由があるのです。彼には、異端者に両親を殺された過去があるのです。そして、そのきっかけとなった事件は調査が打ち切られています。
事件の真相を知るべく、両親の敵を討つべく、彼は一刻も早く昇進しなければならないのです……!しかし、星村の住民たちはどいつもこいつも怪しくて、調査は一筋縄ではいかなさそうです。
例えば第一村人であるリナリという女性。最初は警戒心が強かったのですが、シェパードが観光客だと言った途端にがめつい態度を隠さない守銭奴の一面を見せてきました。



しかし、星村は一応観光地なのです。現在大きな行事の準備中ということで団体客は受け付けていないものの、個人で来るお客さんはいるでしょう。なのに初対面時にあそこまで警戒していたのは、少し不自然な気もします。
クルーズという、村で唯一のカフェを営む店主もいます。彼は豪快で気さくな良い人で、シェパードにも親しく接してくれます。しかし時折、別人のような言動をとるシーンもありました。

他にも、ソフィアという教会に勤める侍従がいます。よそ者に対しては少しおどおどしているものの非常に丁寧な女性で、リナリとの様子を見るに、村の中でも頼りになるお姉さん的存在のようです。

その一方で、シェパードの思考を見透かしたような言動もしてきます。一体この村の住民たちは何を隠しているのでしょうか……?

本作ではところどころで調査をする場面があります。やることはシンプルで、調査をしたい箇所をクリックすればOKです。また、必要な個所の調査を終えた段階で調査が終了しますので、情報を漏らすことはありません。
他にも、選択肢が表示される場面などがあります。

試遊の範囲では提示された選択肢は最終的に全部聞けましたが、後々エンディングにもかかわってきそうな気もします。
さて。主な調査を終えてクルーズのお店でくつろいでいたところ……ブランド長官から電話が入りました。しかし様子がおかしいです。


何でも、道中で爆発事故があり巻き込まれた様子。しかも目覚めたときには「ハウス」の紋章が刻まれているライターを握りしめられていたとのこと。この「ハウス」というのが、何を隠そうシェパードの両親を奪った、異端テロ組織なのです。
ハウスのこともあるし、何よりブライト長官はシェパードの恩人でもあるのです。今すぐにでも駆け付けたい……!なのに突然圏外になり通話が終了してしまいました。村の入り口まで急ぐも、ここまで乗って運転してきたはずのシェパードの車がありません。
慌てたシェパードがクルーズの元へ行き軽く事情を話したところ、なんと彼がトラックを貸してくれると申し出てくれました!シェパードはお礼を言いながらこっそり身分を明かします。村に異端の疑いがあったものですから今まで正体を隠して調査していたのです。
審判官というシェパードの正体を知ったクルーズは驚きつつも、「なら渡したいものがある!」と続けます。クルーズに促されるまま背中を向けたシェパードは……。

気が付いた時には閉じ込められていました。

どうやらクルーズに殴られたよう。しかし目を覚ましたシェパードの足元には、クルーズが倒れています。一体どういうことなの……?
調査では、異端審判官の特殊能力であるシン・パウダーを駆使して調査する場面もあります。試遊で登場したのはシン・パウダー・マゼンタ。これは嗅覚と味覚を鋭敏にする代わりに、視覚と聴覚を失う、神の権限です。通常の調査だけでは見つけられない情報を入手することができます。

シン・パウダーを駆使して脱出したその先も残念ながら密室……しかし、そこで異端の証拠を見つけました!

異端と正式に認定するには、異端の首謀者と活動の証拠を押さえる必要があります。ここまで来てしまったからにはと、シェパードは調査を続けるのですが……そこで、とんでもないものを見つけてしまいました。
そして、残念ながら「BitSummit PUNCH」自体の閉会時間となりましたので、試遊はここまでとなります……!

今回の試遊でもプレイしたデモ版は現在Steamでも公開されているのですが、そちらは日本語に対応されていません。ただ、近いうちにSteam配信中のデモ版も日本語に対応する予定だというお話を伺えました。今回最後まで試遊できなかったのもあり、筆者個人としても非常に楽しみです!











