ディフェンスに定評のあるタンクを目指せ。MMO風タンクアクション・ローグライト『Don't Lose Aggro』【げむすぱローグライク/ローグライト部】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ディフェンスに定評のあるタンクを目指せ。MMO風タンクアクション・ローグライト『Don't Lose Aggro』【げむすぱローグライク/ローグライト部】

珠玉のローグライク/ローグライトを紹介する特集。第51回はMMO風タンクアクション・ローグライト『Don't Lose Aggro』をご紹介します。

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ディフェンスに定評のあるタンクを目指せ。MMO風タンクアクション・ローグライト『Don't Lose Aggro』【げむすぱローグライク/ローグライト部】
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自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今回の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第51回では、Oren Korenが開発・販売を手がけるSteamにて早期アクセス中のMMO風タンクアクション・ローグライト『Don't Lose Aggro』をご紹介します。


『Don't Lose Aggro』とは

本作のプレイヤーは「タンク」(MMORPGなどにおける「盾役」)です。MMORPGにおいては主に「ダメージディーラー」「ヒーラー」「デバッファー」などの役割(ロール)が定められる傾向がありますが、本作で扱えるのは「タンク」一筋です。

本作はNPCと2人パーティを組み、ダンジョンの攻略や敵侵略ウェーブの耐久、ボス攻略などのミッションに挑みます。NPCは強力な攻撃手段を持ち合わせる代わりに耐久力が低いので、プレイヤーが「挑発」などのスキルを使って、いかに自分に攻撃を引き付けるのかが本作の鍵となります。

毎回のミッションではプレイヤーのレベルは1からになり、敵を倒すことで経験値を稼いでレベルアップして3択でスキルの習得や強化が行えます。こうしたキャラクターの成長はローグライト的です。

また、ミッションをこなしていくことで全体レベルも上がっていき、スキルツリーにポイントを振ることでキャラクター性能の永続底上げも可能です。こうした要素もまさにローグライト的といえます。

こうしてさまざまなミッションをひたすらこなし、究極のタンクを目指していくのが本作の目的です。

現状コンテンツは少ないがコンセプトは光る。正式リリースに向けての進歩が楽しみな一本

本作はまだ早期アクセスが始まったばかりの段階であり、正直に言ってコンテンツがかなり不足している印象を受けます。ダンジョン探索ミッションは2つのみ(しかもダンジョン構造はまったく同じでランダム変化もない、敵配置が異なるだけ)、敵ウェーブ襲来ミッションが3つ、ボス撃破ミッションが2つしかありません。

その代わりといいますか、各ミッションにおけるやり込み要素は充実しています。ダンジョン探索・ボス撃破ミッションにはシビアなタイムアタックが用意されていますし、ウェーブ襲来ミッションについては「味方NPCへの被弾0を目指す」という、タンクの真価を問われるサブミッションがあります(いずれも金ランクの実績あり)。

「MMO風」を謳いつつも、連れていけるNPCは現状「ヒーラー」「レンジャー」の2人からどちらか1人であり、「召喚士」が未実装であることも併せMMOのようなパーティ感はあまりありません。さらに「レンジャー」はプレイヤーがヘイトを取った敵に狙撃を行うパッシブスキル、狙撃量に応じて蓄積ダメージを一気に与えるというアクティブスキル持ちですが、彼から得られるヒール量はごくわずかで信頼性に欠け、アクティブスキルも使いどころが難しい……という上級者向けキャラクターのため、「3秒ごとにプレイヤーのHP自動回復」「アクティブスキルで味方回復、敵に持続ダメージの魔法陣を張る」で使いやすい「ヒーラー」一択になりがちです(ついでにグラマラスナイスボディだし)。

主人公のタイプも盾ゲージ(最大3つ)の数だけダメージ軽減の「クルセイダー」、ブロック率を強化し盾投げスキルのクールダウンを短くする「ディスク」、オートアタックを封印する代わりにヘイトを取った敵に持続ダメージを与える「バイスグリップ」の3種から選べますが、挑発スキルなどに盾ゲージを使うので初期装備の「クルセイダー」はかなり使いにくい印象があります。「ディスク」は盾投げ重視なら使いやすいと思いますが、初期スキルで「シールドスロー」を覚えていないのが難(だいたいすぐに覚えますが、引き運が悪いとなかなか出会えない)。

現状実装されているスキルもわずか9種。ただ、「盾役」として活躍できるだけのスキルは揃っているので、うまく「挑発」を活用すれば敵を充分に引き付けることはできるでしょう。

……とまあ、ここまで文句ばかり述べているような気がしますが、これらはすべて本作が「早期アクセス」直後によるゆえのコンテンツ不足に起因するものです。確かにコンテンツ自体は少ないのですが、オンラインゲームのように攻撃範囲が表示され、的確な位置取りや定期的なタゲ取りが必要なボスや、ザコの群れを上手く「挑発」でコントロールするなど、MMOの「タンク」シミュレーターとしての基礎部分はしっかりと作り込まれています。

Steamニュースには本作のロードマップが掲げられており、コンパニオンやアビリティの追加、多人数パーティの実装、そして装備のルーティング(敵から倒して拾う)やカスタマイズなど、「タンクシミュレーター」としてのコンセプトは維持しつつ、ゲームをパワーアップしていく予定が記載されています。これらの要素がロードマップ通り実装されれば、現状感じる「コンテンツ不足」感は将来的に解消されるでしょう。

また、現状でも各ステージをゴールド判定(実績取得)を狙うとルート取りやリソース管理などに厳密な計画を要求されます。しっかりとした準備が必要なタンク職大好き!という方は、本作を現時点から充分に遊べると思います。

はっきり言いまして、本作は「ローグライク・ローグライト」としての要素はかなり薄い(3択のスキル取得と永続強化部分にその要素が見いだせるのみ)ですが、「タンク職シミュレーター」というコンセプトは唯一無二のゲームです。「パーティの縁の下の力持ちのタンク職大好き!」という方も、「タンク職は難しそうで不安……」という方も、本作を遊んでタンク職としての経験を積んでみてはいかがでしょうか?



Game*Sparkでは本作のプレイレポートや開発者インタビューも掲載していますので、こちらもご参照ください。


『Don't Lose Aggro』は、PC(Steam)にて1,000円で早期アクセス中です。

ライター:ずんこ。,編集:Akira Horie》

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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