個人開発者のRoman氏は、ターン制歴史ストラテジー『Salt and Soil: A Frontier Family Sim』について、ゲームプレイ紹介トレイラーの公開、初のパブリックプレイテスト終了、そして10月の体験版公開を発表しました。

本作は、1609年から1900年までのアメリカ・フロンティアを舞台に、一つの家族を三世紀にわたって導くローグライト・コロニーシムです。1ターンが1年で、誰を畑に出すか、誰に教育を受けさせるか、何を建てるか、どこと交易するかを毎年決めていきます。当主が亡くなってもゲームは終わらず、跡継ぎが土地や建物に加えて、借金や隣人との関係、一族の評判まで引き継ぎます。
開発者のRoman氏は、本作の雰囲気をドラマ「イエローストーン」に『RimWorld』と『Crusader Kings III』を合わせたような手触りだと表現しています。『RimWorld』からは常に何かが足りない開拓地の感覚を、『Crusader Kings』からは主人公が個人ではなく一族であるという考え方を受け継いでいるとのことです。
一年の終わりを決める「家族会議」が紡ぐ物語
本作の最大の特徴は、毎年の終わりに開かれる家族会議です。会議の内容は、農場と備蓄の状況、誰が生きていて誰と誰が仲違いしているか、当主の人柄、そしてその年に自分の地域で起きた史実の出来事から動的に生成されます。ここで下す決断は、抽象的な「集落」ではなく、名前のある家族のために行われ、後の世代に長く影響を及ぼします。


地図上には合計441件の日付入りイベントが用意されており、史実のGISデータに基づいて構築されています。例えば、プレイテストで扱われた1609年の冬は、史実どおりの「飢餓の時代(Starving Time)」となり、全員分の食料がない中で誰に配給を回すかを家族会議で決める仕組みです。歴史そのものはプレイヤーの都合とは無関係に進み、やがて農場にも影響を及ぼします。

8月13日から19日まで実施された初のパブリックプレイテストには572名が参加。家族会議については「フロンティアで実際に暮らしている感覚がある」と高い評価を得たほか、史実イベントや農場の発展にも好意的な反応が集まったとのことです。本作は日本語を含む10言語にローカライズ済みで、現在10月の体験版公開に向けて準備が進められています。
主な特徴
1609―1900年のアメリカ辺境地帯を舞台にした、繰り返し遊べるローグライト・コロニーシム:ひとつの家族を、生存、成長、対立、喪失、継承へと導く
頼りない開拓地を、生産的な農場と頑丈な牧場へ発展:食料、資材、資金、道具、商品、家畜、建物、住居、労働力を管理
特性、感情、結婚、競争、誕生、死、野心から生まれる家族年代記:キャンペーンの正確な状況から作られる毎年の家族会議
先住民族や辺境の共同体との交易、協力、交渉、対立:地図、経済、隣人、脅威、機会の変化に適応
プレイするたびに始まる新しい家族の物語:あなたの家族は何を遺すのか?
『Salt and Soil: A Frontier Family Sim』は、PC(Steam)/Mac向けに2026年内発売予定。価格は未定です。10月には体験版の公開が予定されています。









