「呪術廻戦版ヴァンサバ」かと思いきや、最後は1対1のタイマンに!?『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は“死滅回游”をモチーフに対戦ゲームに落とし込んだ欲張り作【試遊レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「呪術廻戦版ヴァンサバ」かと思いきや、最後は1対1のタイマンに!?『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は“死滅回游”をモチーフに対戦ゲームに落とし込んだ欲張り作【試遊レポ】

ルール追加で妨害、必殺技は上書き可能。原作再現愛もすごい!

連載・特集 プレイレポート
「呪術廻戦版ヴァンサバ」かと思いきや、最後は1対1のタイマンに!?『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は“死滅回游”をモチーフに対戦ゲームに落とし込んだ欲張り作【試遊レポ】
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「ヴァンサバ」の愛称で知られる『Vampire Survivors』を手がけたponcleと集英社ゲームズによる『呪術廻戦』の新作ゲーム『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』。

本作を一言で説明するなら、「最大8人で遊ぶ、呪術廻戦版『Vampire Survivors』」です。

自動で行われる攻撃で大量に襲い来る敵を倒し、経験値を集めてレベルアップ。アビリティから一つを選んで手に入れ、自分のビルドを強化していく……。『Vampire Survivors』を遊んだことのあるプレイヤーなら触ってすぐに遊び方を直感的に理解できるはずです。経験のないプレイヤーでも、基本的な操作は移動のみなので、数回プレイすれば十分戦えるようになるでしょう。

しかし、本作は単純に『Vampire Survivors』へマルチプレイ要素を付け足しただけのゲームではありませんでした。

ソロゲーの面白さをそのままに、対戦ゲーへと昇華

ゲームが始まると、それぞれのプレイヤーは同じフィールドへ配置されます。序盤はプレイヤー同士が直接殴り合うわけではなく、それぞれが敵を倒してポイントを稼ぎながら、レベルを上げてビルドを完成させていきます。

プレイ感としては、8人で殴り合うPvPというより、「それぞれのステージ内でそれぞれがヴァンサバを遊びながらスコアを競っている」といった感覚に近いです。

ここで重要になってくるのが、本作に存在する2つの数値。

それが、”経験値”と”ポイント”です。経験値は言わずもがな、レベルアップに必要な数値で敵を倒した際にドロップするジェムを回収することで獲得できます。一定量を集めればレベルアップし、新たなアビリティを獲得したり、すでに持っているものを強化したりできます。

そして、もうひとつの重要な数値が「ポイント」です。『Vampire Survivors』にはない要素ですが、本作ではこれが非常に重要です。

8人がそれぞれのフィールドで敵を倒し、レベルアップを重ねたあと、ポイントランキング上位2名だけが、そのマッチの勝者を決める最後の直接対決へ進めます。つまり、どれだけレベルを上げて強力なビルドを完成させても、ポイントが足りなければそこで終了。3位以下が確定してしまいます。

そして、このポイントは単にランキングを決めるためだけの数字ではありません。100ポイントをとるごとに「ルール」を追加することができます。

コガネ、ルール追加。全泳者の情報を開示させろ

「ルール」とはいっても試合全体に作用するものではなく、特定のプレイヤーを選択して一定時間デバフを付与するなどといったシステムです。単純に敵からの被ダメージを増加させるものや、敵を倒してもポイントを獲得できなくさせるもの、自分と相手の位置を入れ替えたりと、追加できるルールは様々でした。

こうした「ルール追加」でほかのプレイヤーのポイント稼ぎや育成へ介入できるようになり、序盤では薄かったマルチプレイ要素が徐々に存在感を増していきます。

また、プレイによって溜まるゲージがMAXになったら強力な必殺技の発動チャンス。「領域展開」や「黒閃」に象徴されるような、『呪術廻戦』ならではの必殺技を発動可能!

必殺技は周囲にいるほかのプレイヤーにも影響を及ぼすので、それだけでも十分に対戦ゲームらしい要素なのですが、自分の必殺技を使用したあと、付近にいる別のプレイヤーがさらに重ねて必殺技を発動すると、後から展開された必殺技によって上書きすることもできます。領域の押し合いだ……。

序盤はそれぞれのフィールドで各々が敵を倒していたプレイヤーたちが、ルール追加や必殺技を通して徐々に互いへ干渉し始めていきます。そして試合の最後には、ポイントランキング上位2名による直接対決が……。そこで相手を倒せば、晴れて勝利です!

ソロプレイのゲームとして成立している『Vampire Survivors』のビルド・ローグライクの気持ちよさを残しつつ、時間が経つにつれて対戦ゲームへと変化していくといったマルチプレイへの落とし込み方は実際に遊んでみてかなり面白く感じました。

「そのキャラクターまで!?」原作ネタの細かさも

『呪術廻戦』のゲームとしても、要素の拾い方がかなり細かいのもポイントです。虎杖悠仁や伏黒恵、五条悟といった主要キャラクターはもちろん、アビリティや敵としても様々な術師や術式などが登場します。

試遊中に出現したボスだけでも、禪院直哉や羂索、呪胎九相図の次男・壊相と三男・血塗、フィジカルギフテッドの伏黒甚爾、死滅回游に登場したレジィ・スターに、そのもとへ伏黒を案内した麗美、果ては頭部をプロペラのようにして戦う羽場まで登場。

「やっぱりこのキャラは居るよな!」というメンバーから「そのキャラクター採用するのか!?」と思わされるような面々まで、しっかりゲームに組み込まれています。

釘崎野薔薇が使用する「芻霊呪法」や、五条悟の術式反転「赫」といった分かりやすいものはもちろん、周囲を一定時間ごとに攻撃してくれるエリアダメージ系アビリティの名前に至っては「ザラついた呪力」。

公式のゲームとはいえ、技名として秤金次の呪力特性まで拾ってくるのは、ちょっと面白すぎませんか?

俺の呪力は他の奴よりザラついてるらしいぜ

原作付きのゲームではどうしても有名キャラクターや代表的な必殺技に要素が集中しがちな印象があります。

一方、本作では大量の敵やアビリティが必要になるゲームジャンルだからこそ、原作に一度しか登場していないようなキャラクターや細かい技や術式まで素材として扱えている印象がありました。『呪術廻戦』を細かく追っている人ほどファンサービスとしてうれしい要素が多いのではないでしょうか。

プレイ冒頭こそ普通の『Vampire Survivors』に『呪術廻戦』要素が加わっただけでしたが、気づけばポイントを奪い合い、「ルール追加」で他人を妨害……!

そして最後には育て上げた共闘ビルドを用いて1v1の直接対決へ。徐々に対戦ゲームへと変わっていく感覚は特に面白い部分だったと思います。

細かすぎるくらいの原作要素も加わり、ファンからしたら滅茶苦茶面白い……!

「呪術廻戦版ヴァンサバ」という説明から想像するより、かなり欲張りなゲームに感じました。あとは正式版で、どこまで派手に、どこまで滅茶苦茶になってくれるのか。その続きを遊んでみるのが非常に楽しみです。


『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』 はニンテンドースイッチ2/PS5/XBOX Series X|S/Steamで2027年発売予定です。

《ライター:さかな_》




ライター/インターネットおしゃべり魚類 さかな_

2004年生まれ。趣味が高じて2021年からTwtichで配信活動を開始。雑談とインディーゲームを中心にインターネット上に醜態を晒し続けている。リミナルスペースとウォーキングシミュが三度の飯より好き。積みゲー消化が一生終わらない。

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