海外X(旧Twitter)アカウントのPlay4Indexは、エレクトロニック・アーツ(EA)が過去に展開してきた人気ゲームフランチャイズ13作品を「KILLED(殺した)」と列挙する投稿を公開しました。
昨今のエレクトロニック・アーツによるRPG開発スタジオ・BioWareの閉鎖をめぐる動向に関連して、同社の下で途絶えたり休眠状態となったりした名作IPを振り返る皮肉的な一覧として注目を集めています。
名指しされた13の有名フランチャイズ
「Play4Index」の投稿は、「EAを一言で言えば(EA IN A NUTSHELL:)」という書き出しから始まります。その後に「KILLED(殺した)」という単語とともに、エレクトロニック・アーツがパブリッシングを手掛けてきた13のシリーズやタイトルが並べられています。
投稿内で挙げられた13作品は以下の通りです。
『マスエフェクト(MASS EFFECT)』
『ドラゴンエイジ(DRAGON AGE)』
『デッドスペース(DEAD SPACE)』
『メダル・オブ・オナー(MEDAL OF HONOR)』
『ニード・フォー・スピード(NEED FOR SPEED)』
『バーンアウト(BURNOUT)』
『タイタンフォール(TITANFALL)』
『ミラーズエッジ(MIRROR’S EDGE)』
『ANTHEM』
『スポア(SPORE)』
『SSX』
『アーミー・オブ・ツー(ARMY OF TWO)』
『シムシティ(SIMCITY)』
冒頭に挙げられている『マスエフェクト』や『ドラゴンエイジ』、そして後半の『ANTHEM』はいずれもBioWareが手掛けてきたタイトルです。そのほかにも、Visceral Gamesが手掛けたSFサバイバルホラー『デッドスペース』や、Criterion Gamesによるレーシングゲーム『バーンアウト』、Respawn EntertainmentによるFPS『タイタンフォール』、Maxisによる都市育成シミュレーション『シムシティ』や『スポア』など、各ジャンルで高い知名度を誇るフランチャイズが並んでいます。
BioWare閉鎖の文脈で再燃する過去IPへの惜別の声
今回の投稿自体はスタジオ名に直接言及していないものの、BioWareの閉鎖が大きな話題となるなかで、エレクトロニック・アーツ傘下のスタジオ再編や過去のIPの扱いを象徴する投稿として受け止められています。
もちろん、ここに挙げられたフランチャイズのすべてが公式に「終了」と宣言されたわけではなく、近年にリメイク版や新作が発売されたシリーズも含まれています。しかし、長年にわたり新作が途絶えているタイトルや、開発スタジオの閉鎖・再編に伴って今後の展開が不透明になったシリーズが少なくないのも事実です。
ここには名前が挙がっていませんが、EAが発売した『アリス』シリーズも、EAによって動かされていないタイトルといえるでしょう。
本シリーズについては2023年、『アリス イン ナイトメア』『アリス マッドネス リターンズ』に次ぐ3作目『Alice: Asylum』をシリーズの中心人物であるアメリカン・マギー氏が作ろうとしたものの、EAとの交渉がうまくいかず、IPのライセンスアウトや売却もできないという状況となり、一時ゲーム制作の引退を宣言するほどの事態に陥っていました。
なお、同氏2025年末にゲーム制作への復帰を表明し、『アリス マッドネス リターンズ』の精神的後継作となる『Dreadfuland』の情報発信を始めています。こうしたオリジナルクリエイターによる精神的後継作や、影響を受けたスタジオによる新作なども今後みられるのでしょうか。
事実として、こうしたEA作品の精神を受け継ぐ新作は、すでに数多く生まれています。
例えば、BioWareの元開発者らが手がける『Mass Effect』の精神的後継作ともいえるSF RPG『EXODUS』や、『Burnout』シリーズを生み出したCriterion Gamesの創設者らによるレースゲーム『Dangerous Driving』などが挙げられます。
ほかにも、『Dungeon Keeper』に影響を受けた『War for the Overworld』や、『テーマホスピタルl』の元開発者らが制作した『Two Point Hospital』、『Command & Conquer』の影響を色濃く受けた『Tempest Rising』など、かつての名作のゲームデザインを継承する作品は少なくありません。
さらに、2026年10月6日に発売された『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』も興味深い例です。本作を手がけたFuse Gamesは、『Burnout』『Need for Speed』シリーズなどに携わった元Criterion Gamesのスタッフによって設立されたスタジオ。開発陣は、過去のレースゲーム制作で培った経験を活かし、新たなレース体験の創出に挑んでいます。
一時代を築いた名作群の名前がずらりと並ぶ今回の投稿は、多くのゲーマーにとって、かつて熱中したシリーズへの惜別や復活を望む声を改めて呼び起こすきっかけとなっています。








