
ゲームの中ではお馴染みのロボット同士の殴り合い。これを実際に自分の体でやるとなれば、気になるのは操作の難しさでしょう。ボタンを押してパンチを出すのと、自分で腕を振るのとでは勝手も随分違います。
ロボット……というとガンダムのような人型の機体を思い浮かべますが、今回は体に装着して動かす外骨格「スケルトニクス」。実際に身に着けて遊べると聞いて、オーストラリアから来ていた友人、共通の友人と3人でお台場までやってきました。
『Factorio』をプレイしたことのある読者の方なら、移動速度を上げる外骨格の装備を思い出すとイメージしやすいかもしれません。今回はゲームのキャラクターに装備させるのではなく、自分がその中に入って動かすわけです。

そういった体験ができてしまうのが、2026年10月15日にアクアシティお台場にオープンした「THE ROBOT PARK ODAIBA」。ロボットを装着して戦う「ROBOT FIGHT」や、巨大ロボットを操縦する「ROBOT RIDE」などを用意した体験施設です。
今回は時間内で遊べるフリーパスを利用し、会場内の全アクティビティを体験してきました。ロボット同士の対戦から、手や指まで動かす操縦体験まで、その様子をお伝えします。
相手のHPを削れ!ロボット同士の対戦へ

スケルトニクスは、人の体の動きを拡大して伝える外骨格ロボットです。基本となる動きにはモーターなどの動力を使わず、リンク機構を介して装着した人の動きを伝える仕組み。操縦桿を傾けるのとは違い、自分の腕を動かすことが、そのままロボットを動かす操作につながります。
「ROBOT FIGHT」では、機体のセンサーで打撃を判定し、相手のHPを減らして戦います。必殺技も用意されており、自分の体を動かしながら格闘ゲームのような駆け引きを楽しめる設計です。
動画
腰を入れてパンチを出すと、ロボットの腕もしっかり前へ伸びる感覚があります。ただ、思っていたよりも機体は重く、肩にはずっしりと重量がかかります。
始める前は、顔の部分にはなかなか当てられないのでは、と思っていたのですが、いざ殴り合ってみると予想以上に白熱。ガードをしたり必殺技を使うタイミングを考えたりと、操作感の良さもあって、友人相手につい本気になってしまいます。

筆者は年齢もあってか、2戦連続で戦った後はしっかり息が上がるほどの運動量で、普段の運動不足を実感させられることに……。勝ち負けを気にしていたはずが、終わるころには体力も気にせず熱中していたのは体感型ならでは。
なお、機体の重さが気になる場合は、装着時にも使うスタンドで支えながら操作できるとのことでした。女性や子供などもこの形で体験できるそうなので、自力で支えて遊べるか不安な方はスタッフに相談してみるとよさそうです。

手元はこんな感じ。グリップの近くにボタンがあり、ここから必殺技を発動できます。パンチやガードに加え、手元の操作を使う場面もあるわけです。
巨大な腕と指先を操る!「ROBOT RIDE」で新たな遊び方を発見

「ROBOT RIDE」では、スケルトニクスを操縦して剣を振ったり、ボールを投げたりするアクションに挑戦できます。こちらは操縦者の腕の外側に、さらに大きな腕が付くような見た目。自分の動きが大きなロボットの動きになる様子を、じっくり楽しめるコンテンツです。

特撮作品にも使用されたことがあるそうで、外から見たときのインパクトもなかなか。操縦している友人の姿を眺めるだけでも、普段とは違う光景を楽しめます。

手元のボタンは指の開閉に対応しており、一本一本を個別に操作できます。親指以外に対応するボタンはグリップの裏面に並んでいて、赤いボタンではすぐに指を握り込む操作も可能。慣れてくるとジャンケンもスムーズに行えます。

実際に体験できたのは、友人とのジャンケン対決や、スポンジの剣を持っての斬り合い、ボールをカゴに投げ入れるといった遊びです。友人がダース・モールのような持ち方をしてみたいと挑戦した際には、「これは新しい遊び方ですねぇ!」とスタッフが興奮する場面にはエンジニアらしさを感じた一幕もありました。
チャンバラも組み立ても。ロボットを囲んで遊べる施設

このほかにも、アルミフレームを使ったロボットの組み立て体験や、ロボットから降りた地上戦を想定とした腕のセンサーと柔らかい刀で遊ぶ「Cyber KASSEN」などが用意されています。機体を装着しての対戦、巨大な腕の操縦、身軽に動き回るチャンバラと、同じ施設でも遊び方が変わるので、家族や友人同士で順番に試してみるのもよさそうです。
スタッフにもお話を伺ったところ、もともとは八王子の工場で不定期に体験の機会を設けていたものが、紆余曲折を経てお台場での常設の施設になったそうです。平日の来場者の半数以上は海外からの観光客で、機体は既に海外への販売実績もあるとのことで今後は展示の拡大もできれば行いたい、とおっしゃっていました。
一方で、装着の補助や遊び方の説明、機体のメンテナンスなど、運営にはどうしても人手が必要になり、その負担をどう減らしていくかが現在の課題だと伺いました。
大人3人でも、すっかり童心に帰れる

パンチを出す、巨大な手でジャンケンをする、剣を持つ。やっていること自体は単純でも、体の外側に大きな腕があるだけで、いつもとは違う遊びになります。成人男性(中年)3人でも、すっかり童心に帰って楽しめる内容でした。
筆者たちが体験していた際にも親子連れが訪れ、とても楽しんでいたのが印象的です。友人や家族でお台場へ遊びに来る際には、ゲームの中とはひと味違うロボット体験を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
また、施設では商談も受け付けているとのこと。スケルトニクスの常設展示や、近未来的なアクティビティを検討しているイベンターの方にとっても、実物の動きや操縦感を確かめられる場所になりそうです。
なお、「ROBOT FIGHT」の対戦プレイは7歳以上かつ身長110cm以上が対象です。お子様連れで訪れる場合は、体験したいコンテンツの利用条件を事前に確認しておきましょう。
THE ROBOT PARK ODAIBA
東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場 西館6階
価格:フリーパス 2,000円(30分)











