海外レビューひとまとめ 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソード1』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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海外レビューひとまとめ 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソード1』

今月よりiOS、WiiWare、Xbox LIVEアーケード、PSNのマルチプラットフォームでリリースされたSonic the Hedgehog 4: Episode 1。メガドライブで発売されたSonic the Hedgehog 3に続く、16年ぶりのナンバリングタイトルの海外レビューひとまとめ。

家庭用ゲーム Xbox360



Eurogamer: 9/10
Sonic 4は単なる形式への回帰ではなく、長い間家を開けていた事に対する弁解です。本作と旧ソニック間の違いは極めて少なく、プレイする上で絶え間ないデジャヴ状態を引き起こします。過去にシリーズのファンだったのならば、それは良いことでしょう。また本作のプロットでさえよく知られた内容です。ソニックは再びDr.エッグマンを相手に、エルギン・マーブル以来最も激しく渡り合ったと言えるアーティファクトのカオスエメラルドを前に争いを繰り広げます。最初のステージとなるSplash Hill Zoneは、基本的にHD版のGreen Hill Zoneです。

Games Radar: 9/10
Facebookのフレンドが私にこのゲームを一言で要約して欲しいと頼むのです。それを決めることは難しい。私は“最高”とは言いません、その言葉を使うにはまだ本作には多くの進化が見られないからです。確かに“がっかり”とも言えませんが、ソニックチームとDimpsは不可能なことを実行し、批判の厳しいソニックファン達が大好きな新しいソニックゲームを上手くまとめ上げました。

したがって、私は二つの理由から“価値がある”の言葉を選びます。その長さに関わらない、瞬間と価格に価値があります。そしてさらに重要なのは、Sonic The Hedgehog 4の名前に価値があるということです。それは常にソニックにおける最大の挑戦のように思えましたが、本作は揺らぐこと無く成功しています。

IGN: 8/10
コンソール版の横スクロール型ソニックにおける重要なゲームプレイ要素の追加は、ロックオンターゲットシステムです。これは容易に敵やバンパーに向かい、直線に飛ぶことが出来るというものですが、楽しくないのです。これは過去のソニックにおける幾つかのパーツを得る事を避けてしまっています。この追加は旧ソニックシリーズにおける大きな変更点ですが、何も台無しにしているという訳ではありません。純粋主義者ならばこの仕様を嫌うかもしれませんが、実際に純粋主義者であるならば、オリジナルゲームをプレイするでしょう。また現在までのDS版ソニックでも使われなかったシステムという訳ではありません。

演出: 7/10
グラフィック: 8/10
サウンド: 7/10
ゲームプレイ: 8/10
持続性: 6/10

1UP: 7.5/10
戦闘や時折登場する謎解き、そして幾つかの本当にうんざりする音楽は、10年間のフランチャイズでベストゲームのSonic Rushを打ち負かす上での弱点です。本作を悪くする4、5個の要素が無ければ実に良かったでしょう。もっとも重要なのは、スプリングボードで飛び、敵を倒し、純粋なスピードで重力に逆らう楽しみを打ち止めしている点です。ほとんどパーフェクトではない一方、タイトルスクリーン前の“セーガー!”の復活は実に素晴らしく、ふさわしく感じました。

GameTrailers: 7.5/10

GameSpot: 6.5/10
長所: オリジナルのソニックから忠実に再現されたビジュアル。ソニックの能力に追加された楽しくて効果的なホーミングアタック。ソニックが速いスピードを出すことが出来るレベルデザイン。
短所: 退屈でイライラし易い粗末なボス戦。行き止まりとなる幾つかの悪いレベルデザイン。あまりにも無慈悲なカオスエメラルド。追加ライフを得るために奨励される一つのステージの繰り返しプレイ。


* * * * * * *

今月よりiOS、WiiWare、Xbox Live Arcade、PlayStation Networkのマルチプラットフォームでリリースされたソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソード1の海外レビューひとまとめです。メガドライブで発売されたSonic the Hedgehog 3に続く、およそ16年ぶりのナンバリングタイトルの本作では、ビジュアルの向上や新アクションの追加、そしてデジタル配信の販売形式を用いて装いも新たに登場しました。



現時点でレビューが出揃っているPS3版のmetacritic平均スコアは78となり、ユーザースコアに関しては6.2という結果に。ここに掲載した以外にも大手ゲームメディアのPSM3 Magazine UKでは8.2、Game Informerの8.0などのハイスコアがある一方、GameSpotでは6.5といった手厳しいスコアも目立ちました。ソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズのメインシステムとして初登場したホーミングアタックについては、各サイトでも賛否両論の声が挙がっていますが、Eurogamerではシリーズ経験者にとっては少し優しすぎる、といった意見もあるようです。

しかしながら16年ぶりのリリースとなった本作を評価する声はどのサイトも一致しており、それ以上に多く見受けられたのも事実。iOS版が900円、Wii版が1000Wiiポイント、XBLA版が1200MSP、PSN版が1500円の価格で配信中です。尚、本作はエピソーディック形式の配信がアナウンスされています。(ソース: Metacritic)


(C)SEGA

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《Round.D》
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