これはGDC 2014のパネルにてクリエイティブディレクターのVander Caballero氏が明らかにした情報で、詳細は語られなかったもののAIアバターに対し恋をしてしまう悲劇的な愛のストーリーを描く予定とのこと。対象プラットフォームは「新世代のコンソール」とされています。
これに伴い、現在開発中であった新作『Silent Enemy』の発売が今春に延期されたことをCaballero氏は発表。一方、今回発表された『Cali』の発売時期については触れられていません。
昨年公開された『Silent Enemy』のティーザートレイラー。今回発表された『Cali』はこれに続く最新作
なおこの発表に合わせ、ファンド会社Canada Media Fundの公式サイトから『Cali』が67万6,282ドルの投資を受けていることが判明しており、同作のディテールに関する文章も掲載。それによれば同作は対象プラットフォームiOS/Androidおよびクラウドのアドベンチャーゲームとなっているようです。
『Cali』の舞台はコンキスタドールがアマゾンに到来するよりも遥か昔の先進文明。主人公はMassiなる10代の青年で、若者たちを「2つ目の太陽」に送り出すという古の儀式「Sacred Rite」へ向かっている道中、仲間たちとはぐれてしまいます。プレイヤーは立派なチョウチョとシャイな人間の女の子を掛けあわせたような「Pixan」と呼ばれるクリチャーのCaliと共に、このMassiを「2つ目の太陽」へと導くことが目標となります。
果たして「AIアバターとの愛」というテーマをこのストーリー上でどのように落としこんでいくのか。対象プラットフォームがクラウドである点も含め、今後の『Cali』の続報に期待しておきましょう。