15日、SCEJA Press Conference 2015を通してカプコンより発表された新作『バイオハザード アンブレラコア』。超スピーディーに展開していく対人型「コンペティティブシューター」として生み出された本作を、TGS 2015にて体験プレイしました。
『アンブレラコア』は3v3の対人戦に完全特化しており、『バイオ』シリーズならではのシナリオが用意されてはいるものの、その根源的な魅力は軽快かつ戦略的なシューティングアクションにあります。1マッチに要する時間はおよそ3~5分ほど。そのスピード感を印象付けるのは、全プレイヤーに共通アイテムとして提供される「ゾンビバイル」です。格闘用武器でありながら、ゾンビがうごめく『バイオ』的世界観を自由に駆け回る為の必須アイテムでもあります。
一瞬で決着をつけるほど強力な近接ウェポン「ゾンビバイル」、そして×ボタンの押し具合に連動する「アナログカバー」は戦闘のための最重要ギミック。「ゾンビアイゼン」や「ベイトガード」と共に『アンブレラコア』の戦闘スタイルを彩っており、初めて遊ぶプレイヤーにも直感的にデスマッチを楽しませてくれます。そして当然忘れてはならないのが「ゾンビ」達の存在。3人の敵プレイヤー、そして薄暗いマップにワラワラと潜むゾンビ達が相手となるため、ちょっとしたお祭り騒ぎになります。
マップ規模は決して広過ぎず適度に入り組んでおり、「ここでカバーして様子を窺いたい!」と思うスポットに限ってゾンビが発生していたりと、予想外の『バイオハザード』らしさを感じる瞬間も。特別装備「ゾンビジャマー」が健在なうちは軽々スルーできますが、これが破壊されてしまうと敵チームがもう1つ増えたと言っても過言ではありません。敢えて凶暴なゾンビの群れを放置し、敵チームとの交戦に活用することも可能です。
機敏なアクションと判断力が鍵となる『バイオハザード アンブレラコア』。短いプレイ時間の中に凄まじい競争性が込められた本作は、既存の対戦型FPSのスキルのみには依存しない、広く開かれたスポーツFPSと呼べるでしょう。
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