先日、ゼルダ姫&ゼロスーツサムスの特別衣装が発表され注目を集めていた『Project Zero: Maiden of Black Water(零 ~濡鴉ノ巫女~)』。この追加要素については国内からもリリースを望む声が寄せられており、多くのゲーマーを湧き上がらせていました。
しかしながら、海外メディアNintendoWorldReportは露出度の高い「水着コスチューム」の削除を報告。一部の海外ユーザーはこれを任天堂およびコーエーテクモによる「表現規制」と見て、不満の声を漏らしていました。国境を越えた向こう側の出来事とは言えど、決して対岸の火事ではない「ゲームの表現規制」。今回の「海外ゲーマーの声」では、フォーラムサイトNeoGAFより「How much does censorship bother you?(みんなどれぐらい表現規制について心配しているの?)」を紹介します。
このスレッドは海外版『零 ~濡鴉ノ巫女~』の水着衣装カットを受けた投稿されたもの。投稿者は「バストの物理挙動を抑えたり覆い隠したりすることは、ゲーム自体には何の影響もない」と語りながら「検閲を応援するつもりではないけど、意見を変える気もない」とコメントし、他のユーザーに意見を求めていました。気になる第一発目の返答は「特定のゲームについて考えてるわけではないけど、普通に言わせてもらえば表現規制は大嫌い」。このユーザーは自身がすでに成人で、「どのような形でメディアや芸術作品を扱うのかは、自分で決められる」と強く主張していました。
一部のユーザーからは「“13歳の女の子”の露出度を下げるのなら賛成。日本はその手の文化的規範がとても変わってる」「だけど、表現規制の中には不必要に思えるものもあるよね」との声も届けられています。「キャラクターの容姿がちょこっと変わるくらいなら気にならない」という比較的冷静なコメントも届けられていましたが、この書き込みと投稿したユーザーは「もしSNES版『モータルコンバット』みたいな大きな変更が為されたのなら、疎ましく思うね」とも述べていました。
また、「絶対に反対。もし“米国では検閲されている”と知ったら、それが些細なものだったとしても、ゲームも漫画も何もかも買わない」と徹底抗戦の構えを見せるユーザーも。基本的には反論のムードが大半を占めていましたが、「文化的差異によるローカライズの違いは理解できる」といった大前提を抑えた発言も存在しており、その上で「自分でその真価を図りたいから、できれば修正のない作品を遊びたい」と語るユーザーも見られました。賛否両論の議論が繰り広げられる中、今求められるのはあくまで「表現規制の撤廃」そのものではなく、「適切な規制」と言えるのではないでしょうか。
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