第一次世界大戦が雄弁に語られる『バトルフィールド 1』シングルキャンペーンプレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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第一次世界大戦が雄弁に語られる『バトルフィールド 1』シングルキャンペーンプレイレポ

10月21日よりリリースされたEA DICEのシリーズ最新作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』。今回のプレイレポでは、シングルプレイヤーのキャンペーンとマルチプレイに分け、その魅力を紹介していきます。なおプレイレポで使用したプラットフォームはPC版です。

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10月21日よりリリースされたEA DICEのシリーズ最新作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』。舞台と時代を、現代から第一次世界大戦の西武/中東戦線に移し、今まで取り上げられて来なかった戦争を大々的にピックアップしたことから多くの注目を集めました。今回のプレイレポではPC版を使用し、シングルプレイヤーのキャンペーンとマルチプレイに分け、その魅力を紹介していきます。

■第一次世界大戦という人類史上初の総力戦が語られる『Battlefield 1』のキャンペーン


今回のキャンペーンでは、壮絶な殺戮が繰り返される西部/中東戦線をイギリス軍の戦車兵となる「血と泥濘の先に」編やパイロットの「高き場所の友」編、イタリアの歩兵となる「サヴォイアに栄光あれ!」編、オーストラリア軍の「ランナー」編、そしてトーマス・エドワード・ロレンス中尉の「記されぬ言葉」編から第一次世界大戦を描きます。



プレイヤーが初回ゲーム起動時にプレイすることになるのが、様々なシチュエーションにおける戦場体験の「鋼鉄の嵐」編です。ここでプレイヤーは1兵士となり、初めに防御戦を行う歩兵として、次に教会で防御陣地を固める兵士として、菱形戦車を操る戦車兵として、最後に相手陣地を攻める兵士として戦います。

この時プレイヤーは相手に倒されても即ゲームオーバーにならず、他の兵士へと次々移り変わります。最後は中央同盟軍側の防御砲撃によって全てが消し飛んでしまいます。このシーンの背景に目をやると、大量の兵士による血みどろな接近戦から始まると共に、機関銃や戦車、塹壕、火炎放射器、毒ガス、飛行機/飛行船、そして砲撃というWW1を象徴する機械/化学兵器が出て来るところが注目ポイントです。ここを超えると第一次大戦において西部戦線の塹壕戦だけでない、イタリアの山岳戦や航空戦、中東の砂漠での戦いが紹介され次へと進みます。

■西部戦線から中東までの戦地を語る5つのエピソード


5つのエピソードは、それぞれ短いものの情熱に溢れたストーリーがそれぞれ展開されます。その中で一際完成された物語として目立つのが、Mark.V戦車を操る「血と泥濘の先に」編です。このエピソードは、元々自動車運転手であった補充兵のエドワーズがMark.V戦車に乗り込み、WW1終盤戦となる連合軍総反撃が展開された1918年秋フランスのリベクールから戦線を突破します。


高く積み上げられた大砲の薬莢や砲撃で穴だらけになった無人地帯、阻塞気球、伝書鳩などの当時を示すアイテムの他にも、戦車と歩兵、そして飛行機による諸兵科連合などWW1の時点で戦術が完成された事に気付くのが面白く、印象に残りやすい部分です。


また進撃していく上で展開されるステルスアクションや大規模戦車戦、陣地の占領、歩兵と対戦車砲とのやりとりなどが、BF1のゲームシステムを説明すると共に無理なく収まっている部分がとても良く出来ています。このエピソードで一番印象的なポイントは、やはり終盤のエンジンを修理してからのシーンでしょうか。エドワーズが感情を表に出しながら、Mark.V戦車ブラック・ベスのエンジンを奮い立たせるシーンは感動を覚えます。



他にも“アラビアのロレンス”ことトーマス・エドワード・ロレンス中尉とアラブ民族による、オスマン帝国への反逆を描く「記されぬ言葉」編では、短いながらも彼が後に与えた影響が今も続いていることを紹介するシーンや、“機械の進化は止められない”というセリフが後の時代を表していることも印象的。直接関係はありませんが映画「アラビアのロレンス」を観ることで、より味わい深い物語になっていると言えるでしょう。


英軍のパイロットが奮闘する「高き場所の友」は、まさしく冒険活劇と言える内容で、他のエピソードより明るく派手な物語が展開されます。飛行機の操縦を覚えられることが魅力で、ドイツ軍によるロンドン爆撃を防衛するミッションがフライトシューティング風で特に面白いと言えます。また“塹壕”という環境を説明しているのが爆撃機防衛と無人地帯に不時着した仲間を救出するパートで、上空からは砲撃で穴だらけになった土地と、地上からはネズミしか徘徊していない破壊にまみれた環境となっている部分です。



「サヴォイアに栄光あれ!」編と「ランナー」編は、歩兵にフォーカスを当てたものとなっています。サヴォイア編は、普段触れることの少ない山岳戦とイタリア軍にスポットを当てたものとなっており、味方の死と共に高低差の大きい戦いを描写しています。またガリポリ上陸作戦のランナー編では、オーストラリア軍における彼らの戦いを伝えるものとなっており、一人の老兵と新人隊員の成長が描かれます。

■シングルだけでも楽しめるWW1を描いたFPSの決定版



初発表時に第一次世界大戦が舞台となることが話題となった『Battlefield 1』。本作のシングルプレイヤーは、馴染みの薄い時代を説明するのには多少の物足りなさがあるものの、その魅力を知りうるには十分な内容と言えるでしょう。『BF1』のシングルキャンペーンで語られた歴史背景は、その時代を知ることでより魅力を増していきます。シングルプレイヤーの追加コンテンツは現時点で発表されていませんが、マルチプレイヤーに関してはWW1という時代をより楽しむことが出来るフランス軍と帝政ロシア軍が追加されるため、今後の展開にも期待が持てます。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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