【E3 2017】『The Surge』アートディレクターに訊く!リリース後の反応や日本発売について | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【E3 2017】『The Surge』アートディレクターに訊く!リリース後の反応や日本発売について

連載・特集 インタビュー

【E3 2017】『The Surge』アートディレクターに訊く!リリース後の反応や日本発売について
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近未来が舞台の、ハードコアなアクションRPG『The Surge』。開発スタジオDeck13 Interactiveのデビュー作『Lords of the Fallen』から数えて二作品目であり、海外ではPC版が5月16日に発売されました。『ダークソウル』ライクを好むプレイヤーから高い評価を受け、前作の開発やフィードバックで得たレッスンがしっかりと反映された本作。Game*SparkはE3 2017で『The Surge』のアートディレクターTimm Schwank氏(以下、Schwank)にインタビューを実施。発売後のフィードバック、ゲームプレイのデザイン、インスピレーション、そして日本語版の可能性について伺いました。


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

―――自己紹介をお願いします。
Schwank:Timm Schwankです。Deck 13のアート部門のトップを務めています。Deck 13の様々な作品のアート全般を管理していて、『The Surge』では他の二人と一緒にアートディレクションを担当しました。

―――日本ではリリースされていない『The Surge』ですが、作品を知らない人のために、どのような作品なのかを簡単に教えてください。
Schwank:『The Surge』は近未来のディストピアを舞台にしたハードコアアクションRPGです。近接戦闘にフォーカスしていて、それ以上でもそれ以下でもないです。ユニークな要素もあって、クラフティングとルートのサイクルがあり、フィニッシュムーブをキメて、敵のパーツやギア、武器を獲得できます。


―――『The Surge』の発売を迎え、フィードバックを得られるようになったと思います。どのような声が多いですか?
Schwank:『The Surge』がリリースされて1ヶ月以上が経ちましたが、たくさんのフィードバックを集められましたし、今のところとても嬉しいです。我々はプレイヤーのフィードバックにフォーカスし続けていましたし、全体的にはとても良いです。様々な意見があるのは常ですが、『Lords of the Fallen』から改良した部分を見てくれた方が多かったです。変えたところは多く、角度を変えて取り組み、新しいものを持ち込むことができましたが、多くの人がそこに理解を示してくれました。

―――作品がリリースされ、フィードバックも集まりました。今後のアップデートやDLCのリリースなどの計画はありますか?
Schwank:はい。すでにいくつかのパッチを当てるための作業を進めていますし、パッチはすでにいくつかリリースしています。プラットフォームによっては時期が変わる場合もありますが、他も近日配信予定です。フォーラムも注視していて、プレイヤーと対話していますが、プレイヤーからの声は筋が通っているものも多いです。このような声は我々にとって大きな助けとなりますが、ゲームを簡単なものにしたり、ゲームを全て変えてしまうようなことはしたくない。

ただ、我々が簡単にできることはたくさんあります。そのひとつとして、このE3 2017で、年末にDLCをリリースすることを発表しました。新しいエリア、新しい敵、新しいギア、新しい武器がゲームに新たな要素を加え、ゲームそのものをより良いものにすることができます。こういったことは、我々がこのゲームをサポートし続ける上でやっていきたいことです。


―――様々なフィードバックのなかで、開発チームを驚かせたもの、予想できなかった内容はありましたか?
Schwank:驚かせられるものは常にたくさんあります。昨今はプレイヤーがどう体験しているかを見ることができます。驚かされることが多々あり、その中からひとつ選ぶのは大変です。

ただ、ひとつ言えるのは我々のレベルデザインのアプローチが的確であったということ。プレイヤーは、ショートカットなどをアンロックしてボスを撃破する、といった他のゲームと同じ楽しみ方をしてくれていますし、こういったことは、我々にとってとても印象的です。プレイヤーは本作のコアメカニックをよく理解してくれています。本作はボス数が少ないですが、ひとつひとつの敵はミニボスのような存在となることもあります。だからこそショートカットは非常に重要な要素で、常にチャレンジングな作品に仕上がっている。そこがうまくいった点はとても嬉しいです。

―――前作「Lords of the Fallen」と比較して、今作はどのような評判ですか?
Schwank:確実に『The Surge』のほうが良いです。今作は我々の二作目ですが、前作も誇りに思っています。しかしながら処女作であり、賛否様々なフィードバックがありました。多くの人は好んでくれましたが。

『Lords of the Fallen』が初めてのハードコアな近接戦闘ゲームだった人は多かったようです。私たちは他の、謂わばオリジナルと呼ばれている作品も好きでしたが、それらではなく『Lords of the Fallen』を初めてのハードコア近接戦闘ゲームとして楽しんでもらえた点では、少し誇らしかったです。『Lords of the Fallen』では、多くのことを学べたと感じていました。そして、『The Surge』は全てを改良しよう、とトライしました。我々自身で感じたことはたくさんありました。ゲーム進行のペース、リスク/リワードメカニック、四肢をターゲットにする要素、新しいセッティング。これらは全て我々が本当にやりたかったことです。


―――このハードコアアクションRPGというジャンルは今やとても人気なものになりました。DLCや今後作られるであろう次回作などで、このジャンルを成長させるために、どのような目標を持って開発に取り組んでいますか。
Schwank:基本的に、我々はチャレンジングなゲームが大好きです。チームメンバーの多くは年輪を重ねています。昔のゲームを知っていて、ゲームというものが、簡単とは言い難い時代を知っています。やさしいゲームも良いと思いますし、我々も好きです。ですが、本当にクールだと思っているのは、常に気を張る、チャレンジングな作品です。

我々はこのジャンルの作品に慣れ親しんでいます。そして、まだまだ良くなる部分が多数あるジャンルだと思っています。相手の四肢がターゲットとなっているシステム、クラフティング要素、独自のスキルシステムなど、まだまだ始まったばかりのジャンルだと思っています。

―――10年前と比べて、プレイヤーはよりチャレンジングなものを求めていると感じています。
Schwank:たしかに、トレンドのようにも思えます。他のゲームは、よりシネマティックな体験を与えようとしていますし、それは問題ないとは思います。ただ我々は、もう少しチャレンジングなもので、自分の実力を試されるようなものが本当に好きなんです。


―――『The Surge』では、敵を倒してパーツを装備できる要素があります。このアイデアは、どのようにして思い付きましたか?
Schwank:『Lords of the Fallen』のあとに思い付いたものになります。開発チーム内で話してる中で、割と早い段階で出てきた話でした。「より多くの選択肢、より多くの困難な判断を求めるもののほうがクールだ」と言っていました。守られているパーツはプレイヤーにとって重要なものであり、獲得するのも困難。一方で守られていないパーツを攻撃すると、より早く敵を倒すことができますが、さほど得られるものはありません。これこそが、我々が求めていた(前述の)リスク/リワードメカニックです。ここはかなり明快なものでした。あとは、よりペースが早く、軽快で直線的なものも求めていました。この部分はどこから考え始めていたかは忘れましたが、かなり初期段階から考えていました。

―――一部の意見として、敵のバリエーションが少ないという意見がありました。今後アップデートで変更を加えることなどはありますか?
Schwank:まさに我々が集中しなくてはいけないと思っている点です。フィードバックは把握しています。今回発表したDLCでは、そこに対する改善を見られると思います。ただ、それらの意見は我々の未来のためにあります。それらの批評に向き合っていて、取り組んでいるということは『Lords of the Fallen』と『The Surge』の違いを見てもらえればわかると思います。

―――『The Surge』を開発した際、どのようなことを学びましたか?今後の作品に反映させるような点があれば教えてください。
Schwank:『Lords of the Fallen』と『The Surge』を開発したことで、我々の方向性が認められたと思っています。これは、今後のこのような作品を作るにあたり、焦点を合わせておきたい点です。そして新しいメカニック、大胆なアイデアを盛り込んで、全く新しい作品を産むことは、我々が本当につき進めたい部分です。ただ、現在うまくいっているものを維持したい気持ちもあります。このジャンルに改良を加え続け、新しいアイデア取り入れ続けたいと思っています。


―――日本では『The Surge』の日本国内リリースを待ち望む声もあります。『Lords of the Fallen』のように、日本語サポートは考えていますか?
Schwank:自分から言えることは何もないのですが、色々な話が進んでいることは把握しています。日本のコミュニティからの注目は大変ありがたいです!私からは今は何も約束ができないのですが、私たちは常にコミュニティを大事にしています。『The Surge』は日本の文化、アニメなどから大いに影響を受けた作品なので、日本のオーディエンスが興味を持ってくれているという情報はとても素晴らしい。西洋のゲームに注目してくれていることは興味深いです。

―――日本のどのような作品が影響を与えましたか?
Schwank:アニメや漫画が主ですが、たくさんのクールなゲームも影響を受けましたよ。『DARKSOULS』はもちろんそうですが、『メタルギアソリッド』なんかもそのひとつですね。歴史的、文化的な背景を持つ作品も影響されました。西洋的な要素をミックスしたゲームも大好きです。ニール・ブロムカンプ監督の映画やWETAスタジオがやっていることも、とても現代的でクールで、同じく大好きです。個人的には「攻殻機動隊」はクラシック作品のなかでも一番好きで、「アップルシード」、「星銃士ビスマルク」も。他にもたくさんありますよ。

―――そういった作品を好んでいる人も『The Surge』を楽しめますか?
Schwank:きっと楽しんでもらえると思います!もしかしたら、それらの要素を見れるかもしれないですね。

―――わかりました。ありがとうございました!

《Cameron Gilbert》

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