Gearbox Softwareは、Relic Entertainmentの名作宇宙RTS『Homeworld』シリーズの外伝作『Homeworld: Cataclysm』を『Homeworld: Emergence』へと名称変更してGOG.comにて配信開始しています。
同作は、シリーズ初代『Homeworld』の拡張として2000年に発売された作品。Barking Dog Studiosによって開発された同作は、初代『Homeworld』と同じエンジンを用いながらも、様々なゲームシステムの刷新が行われており、初代『Homeworld』の15年後の物語が描かれていました。当時、日本でもツクダシナジーより日本語マニュアル付き版が販売されています。
その後、『Homeworld』の版権を巡る紆余曲折の末、2015年に『Homeworld』『Homeworld 2』はGearbox Softwareの手により、HDリマスターされ『Homeworld Remastered Collection』としてリリースされましたが、『Homeworld: Cataclysm』はその内容に含まれていません。これは海外メディアThe Escapistが当時報じたところによれば、年月によるソースコードの紛失が原因で、以降も『Homeworld: Cataclysm』の再リリースは危ぶまれていました。
海外メディアKotakuによれば、GearboxとGOG.comの手により、内部ビルドを元にゲームをオリジナルに留めたまま、「ソースコードを用いない」方法にて現代のPCへと同作を対応させることに成功、今回のリリースに至ったとしています。なお、この再販にあたって名称が変更となった背景は、Blizzard Entertainmentによって「Cataclysm」の商標が取られていたため、混乱を避ける目的とのことです。
『Homeworld: Emergence』はGOG.comにてWindows向けに9.99ドルにて配信中。なお、2017年6月29日までは10%引きの8.99ドルにて購入可能となっています。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
PC アクセスランキング
-
PvPvEタクティカルFPS『Gray Zone Warfare』4月29日早期アクセス開始日発表へ!どのエディションでもPvEで遊べると強調
-
美少女パイロットが戦う『ヴァンサバ』系ACT『ヘビーストームシャドウ』日本語対応でリリース!襲い来るモンスターの大群に武装巨大ロボで立ち向かう
-
街づくり、資源管理、戦闘で村を成長させていく中世シム『Manor Lords』同接13万人突破!早期アクセス開始からわずか2時間
-
PvEが可能な『Escape From Tarkov』新エディション販売が闇落ちユーザーの暗黒面を目覚めさせる―開発「PvEは新モードでありDLCではない」
-
『マブラヴ』シリーズロボACT『Project MIKHAIL: A Muv-Luv War Story』正式リリース―サバイバルモード実装や「特別任務」追加の大型アップデート実施
-
デスクトップ画面端に置いてながら作業可能な農業シム『Rusty's Retirement』発売―日本語にも対応
-
新エディションへの不満吹き荒れる『Escape from Tarkov』―開発がEoD版に関する新情報公開も余波は続く
-
新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター版リリース―ハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活
-
『百英雄伝』アップデートパッチが配信―「特定条件下でキャラクターが仲間にならない」不具合などを修正
-
怪異判定ADV『奇天烈相談ダイヤル』大型アプデ版Steamにて無料リリース―資料と会話から矛盾を見つけ相談者の悩みを解決