【特集】オープンワールドRPG『シャドウ・オブ・ウォー』レビュー、攻城戦のクライマックス感が熱い! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【特集】オープンワールドRPG『シャドウ・オブ・ウォー』レビュー、攻城戦のクライマックス感が熱い!

オープンワールドRPG『シャドウ・オブ・ウォー』のPS4版をレビューします。

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ワーナー・ブラザーズが販売し、Monolith Productionsが手がけるPS4/Xbox One/Windows PC向けオープンワールドアクションRPG『シャドウ・オブ・ウォー(Middle-earth:Shadow of War)』。本作は、『シャドウ・オブ・モルドール』の正統な続編であり、「攻城戦」をはじめとした新要素が搭載されています。そんな本作のPS4版を体験したので本稿でレビューします。

■ストーリー

前作同様、本作でも主人公のタリオンと幽鬼のケレブリンボールを中心に物語が進行。ネタバレを避けるため物語の内容については言及しませんが、『シャドウ・オブ・ウォー』というタイトル通り、物語のテーマに「戦争」が深く関わってきます。本作では、宿敵「サウロン」を打倒するという正当な理由があるとはいえ、戦争には対立や考え方のズレ、裏切りなどが生じており、一筋縄ではいかない物語が巧みに描かれています。また、前作で活躍したキャラクターも意外な場面で登場。ファンにとってはたまらないサプライズでした。

ただ、一部シナリオに若干の物足りなさを感じました。今後配信されるDLCの追加シナリオによって物語が補完され、物足りなさが払拭されるのだろうとは思いますが、本編は本編、DLCはDLCで独自のストーリー展開をしてほしいと考える人にとっては不満に感じるかもしれません。

なお前作は、英語音声・日本語字幕でしたが、本作では日本語音声・日本語字幕になり、ストーリーや世界観を理解しやすくなりました。

■戦闘システム

ゲームの戦闘システムは前作と基本変わりませんが、攻撃アビリティが追加された事でプレイスタイルの幅が広がったように感じました。さらに、フィールド上には、攻撃を加えると爆発する「グロッグの樽」のほか、弓矢で撃つと巨大な蜘蛛が現れる「蜘蛛の巣」などのオブジェクトも存在。攻撃アビリティを駆使しつつ、フィールドの環境を利用して敵を倒していくのは爽快感があります。

■クエスト

ストーリークエストには、メインクエストのほかサイドクエストがあり、プレイヤーは好きな順番でプレイ可能です。クエストの内容は、ステルスミッションや戦闘ミッション、ボスミッションをはじめとしたバラエティに富んだものが用意されており、それらにはストーリー性もあるので単調さは感じませんでした。

■フィールド

本作には、フィールドの種類が前作以上に用意されています。各フィールドには、火山地帯や極寒地帯など、それぞれに独自の気候や地形があり、さらに地図には載っていないエリアや多数のアーティファクトが存在するため探索しがいがありました。加えて、本作では、乗り物として「ドレイク」という空飛ぶドラゴンが登場。どのフィールドも広大ですが、ドレイクという移動手段のおかげで探索しやすくなりました。(ただし、ドレイクが乗れないフィールドも存在します)

■ネメシスシステム

前作のファンから高い評価を受けていた「ネメシスシステム」も本作で搭載されており、オークの小隊長などを支配・排除して敵の勢力図を塗り替える事が可能です。本作では、支配したはずのオークが裏切る事があり、ネメシスシステムの難易度が若干高くなったのも特徴です。


また本作では、トレジャーハント要素が搭載されています。エピック級・レジェンド級と呼ばれる敵の小隊長などを倒すと、特殊な能力が付与された強力な武器や装備が入手できるように。このトレジャーハント要素と、前述した裏切り要素を搭載した事で、ネメシスシステムに深みが増したように感じました。

ただ、ゲームの都合上、このネメシスシステムを100%堪能するには、ストーリーをある程度進める必要があります。

■攻城戦

本作から搭載された「攻城戦」は、支配したオークを率いて敵の砦に攻めていくシステム。攻撃側は砦内の各拠点を制圧するのが目的で、防衛側はそれを防ぐのが目的です。各拠点を制圧した後は、玉座の間にて首領との戦いが行われ、それに勝利すると砦を奪えます。なお、プレイヤーが砦を手に入れた後は、防衛側にまわる事になります。


攻城戦を有利に進めるには、まず下準備を行わなければなりません。強いオークを支配し、さらに敵の砦を守る軍団長を無力化する必要があります。その下準備を終えて攻城戦に挑む際は、「いよいよクライマックスだな!」という気持ちになり、気分が高揚しました。


加えて本作には、非同期のオンラインモードが搭載されており、他のプレイヤーの砦に攻城戦を仕掛けられます。このオンラインモードを利用すれば何度でも攻城戦が楽しめるうえ、戦いに勝利すれば、オークや装備などが収納されたアイテムボックスが入手可能です。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

本作は、『シャドウ・オブ・ウォー』のタイトル通り、ストーリーやシステムに「戦争」という要素が深く関わっており、前作『シャドウ・オブ・モルドール』と雰囲気がガラリと変わった印象がありますが、ゲームの基本システムや世界観は変わっていません。前作を楽しめた人は、安心して本作をプレイできると思いますし、本作からシリーズをはじめた人は、プレイを通して前作のストーリーを知りたくなる内容になっています。

モルドールを舞台に壮大な戦争が体験できる『シャドウ・オブ・ウォー』は発売中です。
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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