エレクトロニック・アーツは、チーム制対戦FPS『バトルフィールド1』にて、AIの深層学習の実験の試みを報告する映像を公開しました。
映像では、AI同士の戦闘の様子と、AIが認識する各種のポイントの図示を通じて、どのようなAIが誕生したのかを解説。EAの研究部門「SEED」所属のテクニカルディレクターMagnus Nordin氏の説明によれば、この深層学習を使用したAIは、弾薬数やライフがゼロに近づくなど特定の状況に基づいて、自ら行動パターンを変えることも覚えているとのことです。
また、人間vsAIのテストを実施した所、一般的な戦闘スキルについては人間に近い領域に到達したことを確認できた模様。しかしながら、視界内の情報によっては、簡単におかしな行動を見せてしまうということです。今後は、チームワークやマップの知識、個々の兵科や装備の理解など多くの戦略的要素などに対応できるよう、AIの能力をさらに拡張していくとしました。
Nordin氏は、テスト後に、数名の参加者がAIプレイヤーを見分けられるように明確にマークして欲しいとの要望を伝えてきたと明かし、AIプレイヤーがいかに“人間らしく”行動できているかを示唆しています。将来のタイトルでは、自己学習型AIがゲームそのものの一部となり、人間プレイヤーとの関りを通じて、経験を積み、適応・進化していく、本当の意味でインテリジェントなNPCが登場するのではないか、とコメントしました。
現時点では、(映像を見てもわかる通り)まだまだ深層学習を利用した高度なAIがゲームへと導入される日は遠いようです。しかし、いつの日か、人間とまるで変わらない精度のAI達と共に、より大規模な戦場で戦う『バトルフィールド』が登場する時が来るのかも知れません。
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