こんにちは、赤ちゃんです。突然の質問ですが、読者の皆さんは「ママになりたいなあ」と思ったことはあるでしょうか。ありますよね。あるはずなんですが、そのママ願望を満たしてくれるゲームがついに、ついにSteamで発売されました!その名も『Mother Simulator』です!嬉しいですね!赤ちゃんの側としても、みなさんがママのスキルを身につけてくれるのは非常に喜ばしいことです!
積極的にママになりたいみなさんはもうすでにご購入されているでしょうが、今回は「ママになるべきか、自分に人の親になる資格はあるのか」という問いにとりつかれてしまい本作を買う踏ん切りがつかない皆さんのために『Mother Simulator』のプレイレポートをしていこうと思います!
まずはチャレンジモードをプレイしていきましょう。チャレンジモードではロボ赤ちゃん(robot-kid)を用いて実践的に赤ちゃんの育て方が学べます。ちょっとぐらい失敗しても大丈夫、なんたってロボ赤ちゃんですから。残念ながら日本語訳はついていませんが、それほど英語力がなくとも、雰囲気を察しながらプレイしていくことは充分にできます。というのも、赤ちゃんの育成はとってもシンプルだからです。
プレイを開始すると、赤ちゃんの上にフキダシで彼の願望が表示されます。この場合だと「おしゃぶりを咥えたいバブ」ということです。ぼくも赤ちゃんなのでそういう気持ちになることはあるし、共感できます。
そのままだと汚いのでおしゃぶりを洗います。赤ちゃんは脆弱な存在なので汚い菌には気をつけなければいけません。
洗ったおしゃぶりを赤ちゃんに咥えさせると1面はクリアです。クリアタイムに応じて金銀銅の赤ちゃんトロフィーがもらえます。金のトロフィーをゲットするのはなかなかシビアです。また、各ステージごとにクリアタイムの世界ランキングも搭載されているので、ベテランママでもやりがいを持ってプレイすることができます。世界中ママと争い自らの優れたママ性をガンガン示していきましょう。がんばれママー!
他にも哺乳瓶にミルクを用意したり、おむつを交換したりするのもママの重要な仕事です。ロボ赤ちゃんはちょっとどうかしているスピードで次から次へと要求を繰り出してくるのでゲームプレイはめちゃくちゃ忙しいです。プレイ感覚としては『俺の料理』(アージェント、1999年)をちょっと思い出しました。普通の赤ちゃんは知らないであろう古いゲームですが……。
ちなみに、哺乳瓶には見覚えのある日本のアニメキャラのイラストが描いてありました。Game*Sparkが開発元のSteppe Hare Studioに問い合わせたところ、アセット制作に参加したフリーのアーティストが、権利保有者の許諾を得ないままこれらのイラストを用いていたとのこと。スタジオとしても問い合わせ時まで認識しておらず、無許可で利用する意図はなかったため、今後のアップデートで「イラストを別のものに置き換える」とのコメントを受け取っています。
さて、後半の面に行くにつれゲームプレイはどんどん複雑に、忙しく、そしてなんか品のない感じになっていきます。オモチャの山から赤ちゃんの所望するオモチャを探さなくてはならなかったり、洗濯物を片付けながら子育てをしなくてはならなかったり、突然氷河期が到来して床がツルツルになったりもします。ママも超人ではないのでものすごいスピードでお腹が減り、ものすごいスピードで便意をもよおすので、適宜食事をとりトイレに行く必要があります。深夜のステージではどんどん眠くなるのでコーヒーをがぶ飲みしなければなりません。聞くだけでうんざりしてくるでしょう?全国のママはこんな思いをして子育てをしてるんですよ!
時には大地震に見舞われながらも子育てをしなければならないことだってあります。地震だからといって赤ちゃんの願望がなくなるわけではないのです。ママの仕事はあまりに過酷……。非常にすばやい操作が必要になるので、真面目な話エイム力がかなり重要になってくるゲームだと感じました。チュートリアル的なものとはいえチャレンジモードだけでも充分すぎるほどの難しさがあります。正直言ってかなりイライラしてきますが……
かわいいロボ赤ちゃんの顔を見れば、イライラも吹っ飛びますよね。
チャレンジモードをクリアしたあとも、そのノウハウを生かして、できる限り長い時間赤ちゃんの世話をする「サバイバルモード」が待ち受けています。そんなボリュームたっぷりの本作『Mother Simulator』ですが、Steamでの通常価格は205円。5月30日までならなんと30%オフの143円で買えるので、全国のママ候補生たちは、コーラを一本我慢して遊んでみてはいかがでしょう!
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