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「現実的に、勝てる可能性がある」―『LoL』世界大会「Worlds 2018」初日を終えた日本代表DFMにインタビュー

『LoL』世界大会初日の試合を終えた直後、Detonation FocusMeに生の声を訊かせていただきました。

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「現実的に、勝てる可能性がある」―『LoL』世界大会「Worlds 2018」初日を終えた日本代表DFMにインタビュー
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10月1日より、韓国はソウルにて『リーグ・オブ・レジェンド』世界大会「2018 League of Legends World Championship(Worlds)」の火蓋が切られました。日本代表Detonation FocusMeはそのプレイインステージ(総当たり戦)初日、ブラジルのKabuM! e-sportsに1勝、北米のCloud 9に1敗という結果を残しました。本記事では、そんな彼らに訊いた試合直後の生の声をお届けします。



――Evi選手以外は初めての世界大会となりましたが、その舞台に立った感想をお聞かせください。

Yutapon: 正直、自分たちでやれることをやったら勝てると思っていて。最初は緊張もあったんですけど、自分たちの力を出せているんじゃないかと思えて、そこが嬉しいです。


Evi:結局、LJLのファイナルに勝つまでは「LJLのファイナルに勝つこと」が目標だったんですけど、そこが終わってからは「Worldsで勝つこと」が目標だったので、まずは来ることができてよかったという気持ちと、プレイインステージを突破したいという気持ちがあります。

viviD:出場できてうれしいのですが、2戦目には悔しい思いもあります。10月4日の試合もがんばりたいと思ってます。

――第1試合目、中盤の不利を抱えた状況でのチームの雰囲気はいかがでしたか。

Yutapon:集団戦では負けてたんですけど、やりたいチャンピオンは取れてましたし、「正直集団戦はやれば勝てるから大丈夫」というのをVCで話してました。

Evi:マズいなっていう気持ちはあって、「俺のUltでチャンスを作らないと」と思ってました。そう意識していった結果、相手を捕まえることができたので良かったです。

Steal:10分、15分延びても勝ってる自信があったので、割と雰囲気は良かったと思います。

――KaBuM! e-Sports戦ではバロンで勝負が決まったという印象ですが、やはり仕掛けていく気で向かっていたのでしょうか。

Evi:相手がバロンを始めたときは、みんな「ここでゲームが決まる」と思ってたんじゃないでしょうか。

Yutapon:バロンスティールは結局、カルマの装備が揃ってたし集団戦始まっても勝てると思ってたんですよね。トリスターナにUltが当たった時点で勝ちを確信したんですが、Qを撃ったらバロン取れちゃって。なんかめっちゃうれしかったです(笑)。トリスターナはまあいけるだろうと思ってたら、なんか取れたんで。

――2戦目の逆転劇についてですが、自分たちの戦略が甘かったとは感じましたか。

Evi:相手にしてみたら、ここで仕掛けないと負けるはずなので、分かってはいたのですが警戒が甘かったんじゃないかなと。相手の求めている形になってしまいましたし、どう仕掛けてくるか気をつけるべきだったと思っています。

Yutapon:リサンドラが裏から入るしかなかったとは思ってたんですが、正面から確認できてはいたんですよね。5人いるなって。そうやって姿を見せたあとから後ろに入ってきたので、やはり意識が甘かったなと。

――「LoL Park」でのプレイはどうでしたか。もちろん初めての体験だったと思いますが、やりやすいと感じたり、違和感を覚えたりはしましたか。

Evi:やっぱり、『LoL』をするために作られた場所ということもあって環境はすごくやりやすかったです。試合の環境に関しては以前から整えられていたので、いつもと同じようにプレイしやすく感じました。

viviD:ヘッドセットは良かったですね。全然周りの音が聞こえないし耳も痛くないし。

Evi:LJLさんもお願いします。同じものをこれからもぜひ使ってくださいね(笑)。

Ceros:小さめのホワイトノイズが乗せられているんですけど、それでも全然(ゲームと通話以外の)音は聞こえなかったですよ。

――1戦目が終わったあとの笑顔とハイタッチがとても印象に残りました。選手の皆さんが試合を終えられて控室に戻った際、まずどのようなお話をしたのかお聞かせください。2戦目は敗北してしまいましたが、その後に感じた「次の試合への意気込み」などを教えてください。

Ceros:1戦目も2戦目も、基本的には同じです。まずは部屋に帰ったら反省会というか、「ここはこうだったんじゃない?」という話し合いが始まります。勝っても負けても。反省会というか、悪かった点を教え合ったり。正直、C9戦は「DFMが勝つ」なんて奇跡的なことに思われてたかもしれません。僕らは現実的に、勝てる可能性があると思っているので、グループステージ目指して勝ちにいきたいです。

Evi:二試合目が終わったあとって、次の試合はすぐにはやらないわけじゃないですか。だから話し合いはあんまりしてなくて。僕の場合は自分の中で「こうするべきだった」というのを考えました。今日のC9戦に勝ってればグループステージ突破は確定だったんですよね。日本チームが達成したことのない「プレイインステージ突破」というのは目標だと思っているので、気持ちをリフレッシュしてしっかり準備を整えて試合をしようと思います。

――韓国人選手のお二人は、母国で試合をすることについて特別な感情はありましたか。

Steal:母国だからということより「Worlds」に対しての特別な感覚はあります。

viviD:韓国だから、ってことは全然ありません。「Worlds」は初挑戦だったので楽しみでしたし、心配でしたが一勝もできました。次の試合は勝ちにいきます。

――ありがとうございました。




「2018 League of Legends World Championship」プレイインステージは10月1日から10月4日まで開催。10月6日から7日には、プレイインステージのグループ上位チームが争うプレイインノックアウトが開かれます。大会の詳細なレポートは追ってお伝えする予定です。

(取材協力:ライアットゲームズ)
《キーボード打海》

「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『絢爛舞踏祭』。

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