Wargaming.netのオンライン海戦ストラテジー『World of Warships』より、10月31日から11月22日まで開催されるハロウィンイベント「海中に潜む恐怖」。同イベントにて期間限定で実装されている、潜水艦のミニインプレッションをお届けします。
国内向けに、2018年9月に実施された新デザイン空母+潜水艦を説明するカンファレンスでは、今後実装するかを検証するための試験的なものと説明されていました。ゲームシステムは、カンファレンス時と同じでとくに変更はありません。操作は他の艦艇とほぼ同じですが特徴として5段階の潜航深度があります。1度プレイすると30分のクールタイムがありますが、75,000クレジット使用することで即再プレイ可能です。
■新艦種の潜水艦をじっくりとプレイー正式に実装されるとしたら各要素はどうなる?
このPvE戦「海中に潜む恐怖」で使用できる艦艇はTier VIIの「BARRACUDA」と「ZIPPER SUB」、そして「SEELOWE」の3隻です。この3隻はそれぞれ武装と性能が異なっており「BARRACUDA」はフリーズ魚雷と魚雷+艦砲が、「ZIPPER SUB」にはフリーズ魚雷+艦砲が、そして「SEELOWE」には艦砲がない代わりに魚雷発射管が3本艦首にあります。
内容的には、プレスカンファレンスで実施された内容と同じですが、プレイし続けてみるとより細かな内容がわかります。まず潜水艦の魚雷発射散布域ですが、浮上時には広くバラバラになりやすいですが、潜望鏡深度に潜ると狭くより正確になります。
現時点では、潜航しても航行速度に変化がないため潜望鏡深度のまま敵艦に接近することで直接的に魚雷を当たられます。また深度についても現状では、海中での航行速度と潜航時間のペナルティが特にないことから、正式実装時にどのような形で他の要素に影響を与えるのかが想像に難しいです。
前述の通り潜航したまま敵艦に接近するのは、テストの意味を含めたこのPvEではとても強力で、潜望鏡深度に潜るだけで敵の攻撃がほぼ止んでしまいます。潜水艦の隠密性などはあると思いますが仮に自艦艇が駆逐艦などであった場合に、敵潜水艦の潜航状態で発見できたら、対抗手段が各艦種にどれほど用意されているかが気になります(潜望鏡を上げた状態で発見された場合には、爆雷はともかく砲弾や航空爆弾での攻撃にダメージが入るのかも気になるところ)。
ただ新艦種の潜水艦は、潜望鏡深度で潜りつつ接近して攻撃を加えるという、駆逐艦や戦艦とは一味違うプレイが出来るのが面白く、正式実装された時の駆け引きに期待したいところです。他にも「敵艦の爆雷から命からがら逃げる」といったゲームプレイで起こりうる一場面も、今回のイベントであまり表にでてこなかったことから、より開発が進んだらどのように調整されるかに注目しておきたいです。
『World of Warships』のプレイスタイルの切り口を広げる艦種として潜水艦の実装は待望とも言えますが、現時点では不明瞭な部分が多く、正式実装された時の性能や仕様を推し量るのは難しいです。『Wold of Warships』ハロウィンイベント「海中に潜む恐怖」は11月22日まで開催予定。潜水艦の実装は現時点で検証段階です。