気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、10tons開発、PC/Mac/Linux/海外PS4/Xbox One/スイッチ向けに5月15日リリースされたネクロマンサーハック&スラッシュ『Undead Horde』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ネクロマンサーとなりアンデッドの軍勢を従えるハック&スラッシュ。倒した敵を蘇らせ、自分の軍団を強化。敵を倒しながら様々なアイテムを入手していく他、ショップの成長要素などもあります。日本語にも対応しており、Game*Sparkでは吉田おじさんの絵日記も掲載中。
『Undead Horde』は1,730円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Sampo Toyssy氏(以下Toyssy氏)10tonsのSampo Toyssyです。本作におけるチームリーダーを担当し、プログラミング、デザイン、アートも一部私がやっています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Toyssy氏私たちはいくつか俯瞰視点シューターを作った後(最新のものだと『Tesla vs Lovecraft』)、何か違うものを作ってみたいと思いました。私たちは昔からRPG、ファンタジー、そしてネクロマンサーといった、本作のベースとなるコンセプトが大好きです。本作の開発は2017年の後半に開始しました。ベースとなるアイデアを形とするのにいくつかプロトタイプを製作する必要がありましたが、開発は順調に進み、たくさんのファンを獲得することもできました。実際、本作は私たちがこれまで作ってきたゲームの中で、Steamにおいて最速のセールスを記録しています。
――本作の特徴を教えてください。
Toyssy氏本作はファンタジーアクションRPGであり、ネクロマンサーシミュレータです。プレイヤーはアイテムを手に入れ、クエストを攻略し、戦い、呪文を唱えたりしますが、大きな部分はネクロマンサー要素が占めます。本作の売りは、倒した敵を蘇らせるネクロマンサーの力であり、プレイヤーは戦場においてアンデッドの軍勢を作り上げることができるのです。このシステムを採用しているゲームは他にほとんどありませんので、新鮮な気分でプレイできるのではないでしょうか!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Toyssy氏本作は、『Overlord』『Diablo』『Right Click to Necromance』といったゲームから影響を受けています。プレイしてみれば、これらの影響は明らかでしょう。私たちはミニオンゲームとライトアクションRPGを融合させたのです。ユニークな点は、そのミニオンたちが死んだ敵だということですね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Toyssy氏本作と『Tesla vs Lovecraft』においては、ローンチから日本語に対応させ、日本の皆さんとの交流に力を入れてきました。今後もますます多くの新しいファンと繋がりを作っていけたらと思っています。
――ありがとうございました。
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