【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に… | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…

群集心理を描く『KIDS』で吉田おじさんも流される……。

PC Windows
【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
  • 【吉田輝和の絵日記】群集心理を描く謎ゲー『KIDS』僕は右に…え?みんな左?じゃあ僕も左に…
!注意!本記事にはネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。


今回プレイするのはDouble Fine Presentsから発売されたPC向け『KIDS』。本作は群衆を操作するゲームです。


とはいっても僕もイマイチよくわかっていません……

Steamのゲーム紹介文を読むと「インタラクティブな短編アニメーション」と書いてあったので、ゲーム内に登場するキャラに何かしらの干渉をし、その反応を楽しむゲームなのだろうと思われます。

紹介文には他にも「群衆と一緒に(もしくは群衆とは別に)に動くことができます。最後の一人がいなくなるまで」と書いてあったのですが……僕が苦手なホラーゲームじゃないですよね?(ホラーゲームではありません)

穴にダイブ!



ゲームを開始すると、真っ白な空間に真っ黒な穴が開いていた。しばらく待っていると四方から人が集まって来る。ふむふむ、きっと彼らを操るのだな。

操作はマウスだけで行う。カーソル移動とクリックだけでゲームが進められるようだ。


そうこうしている内に、数十人の集団が穴を取り囲み始めた。どうやらここからクリック出来るようなのだが……


嫌な予感しかしない。意を決してクリックしてみると……


倒れ込むように穴の中にダイブし始める集団たち!


どうにかして助けようとマウスをクリックしまくったのだが、どうやら「穴に飛び込ませる」以外の干渉方法は無いらしい。

助けるつもりのクリックが、彼らの背中を押してしまったのだ……

やっぱりダイブ!



場面が切り替わり、今度は真っ暗な闇の中。先程穴に飛び込んだ彼らは真っ逆さまに落ちていく……

人間をクリックすると落下スピードを遅く出来るのだが、結局は落ちてしまう。無情……


その後何度か場面が切り替わり、再び穴の前に集まりだした。彼らをまた穴に突き落とさねばならないのか……いくらデフォルメされたキャラとは言え、人間の形をしたキャラを穴に突き落とすのは心が痛む。


あれ、キャラを吉田輝和に差し替えたら、なんか穴に突き落としても罪悪感なさそうだ。むしろ積極的に突き落としたくなる……

結局ダイブ!



穴の中は様々な場所に通じており、腸のような細い通路や、宇宙空間みたいな場所があった。

「どうせどこを通っても結局は穴の所に着いちゃうんだろ」と思っていたのだが、今度は穴ではない場所に辿り着いた。


数人が、左へ行くか右へ行くか議論している。

左腕を上げている人間をクリックすると右腕を上げる。逆も同じで、クリックすると意見が変わるようだ。とりあえず全員の意思を統一させて左へ行ってみよう。


こんな気持ちで最後の一人をクリックし、左へ進む。


左へ進むとやっぱり穴が登場した。

「またクリックして穴に突き落とさないといけないのか……」という僕の薄暗い気持ちを察したのか……


走ってきた勢いそのまま、穴にダイブする人間たち。おぉぉぉい!何してるの!?


その後も何度と無く穴にダイブするのだが、ダイブする度に登場する人間が増えていき……最終的には画面を埋め尽くすほどの人間が登場する。


実際のうじゃうじゃゲーム画面は君の目で確かめてくれ!



一周は20分ほどで終わるので何周かプレイしてみたのですが……本当によくわからないゲームでした!

大勢の人間に何か行動を取らせると、指示をしていない少数の人間も同じ行動を取ってしまう、群集心理的なものを描いた作品なのかなあと思うのですが……やっぱりよくわかりません!

本作をプレイした人の感想が知りたくて、Steam内のレビューを覗いてみたのですが、他の人はゲームのテーマやメッセージ性を理解している感じでした。あれ、もしかしてわからないの僕だけ?


わかったふりをするおじさん。これが群集心理か……!

僕のように感受性のステータスが0の人でも、大量の人間をクリックして穴に落とすのはちょっと気持ち良いので楽しめると思います。

PC版『KIDS』は配信中です。

吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. 「いもうと以外、ぜんいん死ね」『NEEDY GIRL OVERDOSE』にゃるら氏ら新作『妹・他者・パラノイア』Steam向けに発表!

    「いもうと以外、ぜんいん死ね」『NEEDY GIRL OVERDOSE』にゃるら氏ら新作『妹・他者・パラノイア』Steam向けに発表!

  2. 【今なら297円】くにおくんファン、買い忘れに注意!『ダウンタウン熱血物語』海外独自続編『River City Ransom: Underground』もうすぐ販売終了…

    【今なら297円】くにおくんファン、買い忘れに注意!『ダウンタウン熱血物語』海外独自続編『River City Ransom: Underground』もうすぐ販売終了…

  3. SafeDisc採用タイトルがWin11で普通に動く!?大みそか、掃除で出てきたあのゲームまだ遊べるかも…

    SafeDisc採用タイトルがWin11で普通に動く!?大みそか、掃除で出てきたあのゲームまだ遊べるかも…

  4. 早くも『Clair Obscur』ライクなRPG登場!?中国・台湾で人気のターン制RPG、リメイクでガラリと変化

  5. 『ウマ娘』新ウマ娘「キセキ」発表!実装の際には“凱旋門賞シナリオ”の対象になるとも事前予告

  6. 有名成人向けRPG『ランス』シリーズ、日本語対応で一挙Steamへ。“一般向け”仕様のストアページが公開―果たして全作品そろい踏みなるか

  7. 『勝利の女神:NIKKE』生放送「忘年会へようこそ!」プレゼントコードまとめー高級募集チケットも!

  8. 車を弄って酒を飲み、そして生きる。フィンランド無軌道日常ライフサバイバル続編『My Winter Car』早期アクセス開始

  9. 「『タルコフ』は“楽しさ”ではなく“満足感”のためのゲーム」とニキータ氏語る。コンソール版もコントローラーを破壊したくなるような“真のハードコア体験”を目指す

  10. 【3,900円→390円】Steamウィンターセールで90%オフ!最大8人協力プレイ可能な惑星サバイバル『ICARUS』同時接続人数が大幅増加

アクセスランキングをもっと見る

page top