問題となった開発者は成人向け格闘アクション『Boobs'em up』などを配信していたCool Girls Games。同作は全裸の女性が戦う基本無料のアクションゲームで、使用キャラクターをDLCとして有料販売する形式でした。Valveが問題視したのはそのDLCの量です。
同作は比較的短期間に、毎回大量のDLCの配信を複数回行っていたため、成人向け作品やDLCをフィルタせずにSteamの新着リストを覗いたことのあるユーザーであれば目にしたことがある方も多いかもしれません。また、同社は同様の戦略により他のゲームでも多数のDLCをリリースしていました。(こちらも共にBAN)
『Boobs'em up』に関しては、最終的にBAN直前では100以上のDLCが登録されていました。開発者はSteamフォーラムにて、Valveから伝えられたBANの理由が「通常1つのAppID(Steamのゲーム登録の単位のようなもの)に対し、DLCは100個までが認められており、連絡無しでその制限を遥かに超えるDLCを作成したこと」であるとコメント。また、そのような制限を見たことがなく、またValveが警告しないまま計100以上のDLCの申請を承認・販売したことや、BAN直前にも更に20個のDLCの申請を承認したことを述べ、このような判断は不服だとしています。
なお、ValveはBAN理由通達内で、同社が許容する「例外」について触れており、記事執筆時点で153個のDLCを持つ『Dead or Alive 6』や530個のDLCを持つ『Train Simulator 2019』などはその「例外」にあたっているものと推測されます。
いずれにしても、一度の大量のDLCリリースはSteamの新着リストでは良くも悪くも目立ちすぎてしまうもの。不当なプロモーションなどに悪用されないためにも何らかの対応が考慮されるべきなのかもしれません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ニュース アクセスランキング
-
【PC版無料配布開始】カルト的人気RPG2本収録の『LISA: Definitive Edition』&異世界FPS『INDUSTRIA』Epic Gamesストアにて
-
完全新作ハイエンド・アクションRPG『Project Awakening』の最新情報を伝えたXアカウントはなりすまし―Cygames
-
『バイオ RE:4』などが最大88%オフの「カプコンGWセール」PS/Xbox/スイッチ/PC向けに開催中
-
GWも“お紳士”に過ごしましょう!『バニーガーデン』のqureateより、“お紳士向け美少女ゲーム”が一挙セール
-
大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円
-
『MOTHER3』あまりにも衝撃的な10シーン
-
『軌跡』シリーズ最新作『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』ティザーサイト開設!キャラクタープロフィールや戦闘の新要素などが一挙公開
-
『幻想水滸伝』の村山吉隆氏急逝―発売間近の新作RPG『百英雄伝』開発が最終段階の中…
-
「あと1ターン…」が止まらない!『Civ6』いつでもどこでも遊べるスイッチ版が330円セール中。5月5日まで
-
ValveがSteam返金ポリシーを更新―先行アクセスでのプレイも返金期間にカウント